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名声よ さようなら

オクトパス・トラベラーという ゲームがある
スクウェア・エニックスの 作品だ

舞台は 中世風
大陸の中を 旅する人たちの群像劇

RPGなのだけれど 特徴的なのは
主人公たちの旅人のパラメーターの 他に
旅団としてのパラメーターが 設定されている

それが 富 権力 名声 だ

街の中では これらのパラメーターで
イベントが進んだり アイテムが手に入ったりする

この3つ 
つまり 富 権力 名声

ゲームを始めると プレイヤーは 聞かれる
あなたが欲しいのは 何か と

迷わず僕は 名声 と答えた

名声が 欲しかった

この人といえば ○○
わかりやすいタグが 欲しかった

ネットで見かける 登壇者たちには
わかりやすいコピーが ついており
すぐに その人が何者なのか わかった

それが とにかく 羨ましかった
何者かに なりたかった

名声を 得るためには 
どうしたらいいのか

たくさんの人に 受けるものを
作っていかなくては いけない
そう 思った

ターゲット は 誰か
どんな ペルソナなのか
他との 違いを出して 差別化を図る

そうすれば 多くの人に刺さるような
自分のコンテンツが できるのはずだ

そんなことを意図して
話す内容を 考えてみたりした

けれども 何か違う
過程を 楽しめない

なぜ なのだろうか

名声の先に 僕は 
何を 見ているのか

なぜ 名声なのか

それは たくさんの人に
耳を 傾けて欲しいからだ

では なぜ 耳を傾けて欲しいのか

考えたこと 感じたこと 学んだこと
それらを伝え 心を動かしたいからだ

確かに 多くの人に 届くことは
それは それで 素晴らしいことだ

でも それよりも

手が届く 限られたごく僅かな 
たいせつな人達に 対して

人生や 生き方を 変えてしまうような
そんな 時間を産み出したいんだ

僕が望むのは きっと そっちだ

名声を 追いかけることは
もう やめにしよう

それよりも 目の前の
一つ一つの 可能性に
情熱を 注ごう

きっと そっちだ

そっちの方が 自分に向いているような
自分が行きたい道な気が するんだ

名声よ さようなら
君のおかげで 僕は上を目指すことができた

でも 僕の道は そこには無い
今まで 追いかけさせてくれて ありがとう

いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。