
願いを 諦めていないか 〜展示会のお知らせ〜
きっかけは
とあるプログラムの 課題だった
自分が 願っていることを
何かしらで 表現してきてください
表現は なんでもよかった
実際 他の人たちは さまざまな表現を持ってきた
けれど僕は 絵だ と直感した
絵を描くことは 以前からやっていたが
しばらく手を つけていなかった
この機に やってみよう
そう 閃いたのだ
画材も テーマも違うけど
何者かに 絵を描けと
言われたような 気がした
そうして 1枚の絵が
書き上がった
それが 始まりだった
*
絵は 書き上がったあとは
希望があれば 本人に渡す
そう決めて 描いた
1枚 また1枚と 描くうちに
何かが 気持ちを遮っているのを知った
それは 絵を見てほしい
という気持ちだった
一人一人 話を聞き
構想を練り 絵の姿へと
変えていった
すんなり書ける 時も
そうでない時も あった
それでも 枚数を重ねることに
意味があると思って 続けてきた
だから 展示会を企画した
*
なぜ 見てほしいのか
それは
願いを 諦めないでほしいからだ
願い と言われてどうだろう
胸を張って これだと言えるだろうか
声に出すことが 恥ずかしいと思っていないか
叶わないから 考えないようにしていないか
願うことを 諦めてないだろうか
描いた絵は どれも
それぞれの 美しさがある
誰の願いで あろうが
それが どんな願いであろうか
美しさと 関係はない
ただただ その人が
願うことである ならば
それだけで 美しいのだ
何を願おうと 関係ない
誰かの目を 気にしなくていい
その大きさも 比較する必要はない
主観でいいんだ
あなたが 願っている
それだけで 十分なのだ
*
今回の展示は
「願い」がテーマだ
この絵を見るということは それを通じて
その願いと 出逢うことだ
似ているところが あるかも知れない
違うところが あるかも知れない
けれども 何かを願うあの人の姿は
見てくれた あなたの願いを
きっと 応援してくれるはずだ
時間と 気持ちが 整い
足を運んでくれた あなたが
少しでも 自分の願いを信じ
前を向いて 歩いていけますように

いいなと思ったら応援しよう!
