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蘇った もやもや

お金って なんですか

こんな質問を
最終面接の前に 担当してくれていた方に
投げたことを ふと思い出した

言葉は発しなかったけれど
戸惑った表情をした

当然だ

最終面接の前に
何か力になれることはないかという意図で
質問をもとめていたからだ

なんでこんなこと聞くんだろう?と
思いながらも

「自由のために必要なもの」ような
回答を返してくれた

もやもやは 残ったままだった

ブルシットジョブ(bullshit job)

この単語を知ったのは
ヤフーか何かの記事

その時は 意味の片方しか
理解していなかった

必要かどうか わからないような
そんな仕事のこと


僕は ずっと この
必要なことがわからないこと』が
痛みなのだと 思っていた

電車に 揺れながら
動画の内容を 思い返す
降りる駅は もう少し先だ



ブルシットジョブの痛みは
ふたつあった

仕事の価値が感じられないこと 
だけではなく

あたかもそれが
まるで価値があることのように
振る舞わなければならないこと

にもあるというのだ

それは 食事をしていて 
料理が 口にあわなかったのに
美味しいと 振る舞い続けること

それは 映画をみて 
中身が まったく面白くなかったのに
感動したことを 語り続けること



就活の時 会社に入っただけで
手に入るお金が 急に増えることに
気持ち悪さを 感じていた

働いて 給与が振り込まれた時は
未来に投資をしてくれているのだと
そう 理解をすることにした
もやもやを それで解消させた

いまは どうなんだろう
何に お金は支払われているのだろう
僕は 何にお金を払ってほしいのだろう

忘れていたもやもやが 蘇る
一日がまた 始まる

いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。