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忍耐が必要で 地味で 面倒なもの

はじめて 受講をしたのは
遥か遠い 昔のこと

10年近く前 2014年の06月
それが システムコーチング®(*1)との出会いだった

MBAを卒業し 以前から気になっていた
CTIジャパン(*2)のコースを 受講し

次に 何を学ぶのかを考えていた時に
この CRR Global Japan ORSC©️プログラム を 選んだ

当時は 明確な意識があったわけではない
パーソナルなコーチを 突き詰めるのではなく
組織に関わる方に 僕は興味が湧いたのだ

2日間の基礎コース

正直 当時の印象は 
それほど良くない ものだった

インパクトフルな パーソナルの講座に比べて
どことなく 変化が感じられにくく
手応えが 身体の中に残らない印象だった

その印象が 自分の中で変わったのは
MBAでの学びを 実務で使おうと奮闘し始めた頃

学んだことを 自分なり活かそうとしても
これが正解だと 思うことをやろうとしても
一向に 話が進まないことに陥った

どうしたら 変わっていけるのだろう

次の一手を 思案する中で
その時 なぜか
システムコーチングが 思い出された

いつの日か これを試したい
そういう気持ちが 根付いた

そこから 10年近くの時間が過ぎ
今ようやく 応用コースを学んでいる

何度も何度も トライをし
ようやく得た 機会だった

1日目 初日
10年ぶりに受講でき 歓びに震えながら
会場に 向かう

基礎コースでは わからなかったことが
経験を経て わかったような気持ちになった

2日目
デモの機会に 挙手してフィードバックをもらったり
宿題のサンプルセッションを 実施

手応えが感じられず 打ちのめされ
なんと 自分はできないのかと 迷宮に入りかけた

3日目 最終日
できない ということではなく
自分の認識が ずれていることに気がついた

変化とは ビビッドで 
ドラスティックに起きるような 印象だった
ヒーローが 悪役を倒すように

でもそうではない
変化とは わかりにくく 見えにくいものだった

そこを 繰り返すと 
いつの間にか 遠いところに行く 
というのが システムコーチングだった

MBAのケースで学んだ 変革は 
もっと もっと 派手だった

危機に際し 専任の変革チームができる
リーダーシップを発揮して 改革のプロジェクトが始動

抵抗勢力との軋轢 変わる痛みを乗り越え
経営状況も V字回復
組織は あるべき姿へと生まれ変わる

変化とは そういうイメージだった

それに比べて
システムコーチングは

なんて 忍耐が必要なんだろう

なんて 地味なんだろう

なんて 面倒なんだろう

それなのにも 関わらず
なぜ 自分は身につけようとするのだろう

【あなたはなぜシステムコーチを目指すのですか?】

コースの途中で リーダーに投げかけられた問いが
頭の中に まだ どかっと居座っている

けれど 完了の儀式を終え 外に目を向けた時
そこには 青空が広がっていた

この旅を 待っていたのだ 僕は 
彩ある豊かな旅が 今 はじまったのだ

*1 システムコーチング®は、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です

*2 CTIジャパンのHP

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