忍耐が必要で 地味で 面倒なもの
はじめて 受講をしたのは
遥か遠い 昔のこと
10年近く前 2014年の06月
それが システムコーチング®(*1)との出会いだった
MBAを卒業し 以前から気になっていた
CTIジャパン(*2)のコースを 受講し
次に 何を学ぶのかを考えていた時に
この CRR Global Japan ORSC©️プログラム を 選んだ
当時は 明確な意識があったわけではない
パーソナルなコーチを 突き詰めるのではなく
組織に関わる方に 僕は興味が湧いたのだ
*
2日間の基礎コース
正直 当時の印象は
それほど良くない ものだった
インパクトフルな パーソナルの講座に比べて
どことなく 変化が感じられにくく
手応えが 身体の中に残らない印象だった
その印象が 自分の中で変わったのは
MBAでの学びを 実務で使おうと奮闘し始めた頃
学んだことを 自分なり活かそうとしても
これが正解だと 思うことをやろうとしても
一向に 話が進まないことに陥った
どうしたら 変わっていけるのだろう
次の一手を 思案する中で
その時 なぜか
システムコーチングが 思い出された
いつの日か これを試したい
そういう気持ちが 根付いた
*
そこから 10年近くの時間が過ぎ
今ようやく 応用コースを学んでいる
何度も何度も トライをし
ようやく得た 機会だった
1日目 初日
10年ぶりに受講でき 歓びに震えながら
会場に 向かう
基礎コースでは わからなかったことが
経験を経て わかったような気持ちになった
2日目
デモの機会に 挙手してフィードバックをもらったり
宿題のサンプルセッションを 実施
手応えが感じられず 打ちのめされ
なんと 自分はできないのかと 迷宮に入りかけた
3日目 最終日
できない ということではなく
自分の認識が ずれていることに気がついた
変化とは ビビッドで
ドラスティックに起きるような 印象だった
ヒーローが 悪役を倒すように
でもそうではない
変化とは わかりにくく 見えにくいものだった
そこを 繰り返すと
いつの間にか 遠いところに行く
というのが システムコーチングだった
*
MBAのケースで学んだ 変革は
もっと もっと 派手だった
危機に際し 専任の変革チームができる
リーダーシップを発揮して 改革のプロジェクトが始動
抵抗勢力との軋轢 変わる痛みを乗り越え
経営状況も V字回復
組織は あるべき姿へと生まれ変わる
変化とは そういうイメージだった
それに比べて
システムコーチングは
なんて 忍耐が必要なんだろう
なんて 地味なんだろう
なんて 面倒なんだろう
それなのにも 関わらず
なぜ 自分は身につけようとするのだろう
【あなたはなぜシステムコーチを目指すのですか?】
コースの途中で リーダーに投げかけられた問いが
頭の中に まだ どかっと居座っている
けれど 完了の儀式を終え 外に目を向けた時
そこには 青空が広がっていた
この旅を 待っていたのだ 僕は
彩ある豊かな旅が 今 はじまったのだ
*
*1 システムコーチング®は、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です
*2 CTIジャパンのHP
いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。