浅尾・岩瀬、山口鉄・西村。彼らは野球を6回までのスポーツにした。
リリーフ投手がプロ野球の「主役」になることはそれほど多くはない。今でも先発投手がブルペンに回ると、「中継ぎ降格」なんて言われたりする。読売ジャイアンツの上原投手がこのような報道に苦言を呈したことがあったが、これが今の野球の現実だろう。
それでも、2010年~2013年の時期は6人の中継ぎ投手が主役に躍り出た期間だと思う。そして彼らを中心に戦った2つのチームは、「強いチーム」を作る上での一つの答えを示していたように思う。この6人のうち4人が今季限りで現役生活を終える。中日