アスリートにサウナをお勧めするには理由(わけ)がある
「お勧めする」とタイトルに書きながら、絶対行った方がいいよと直接勧めることはないことに気づいてしまい、一瞬どうしよいかなと思ったけど時間が勿体ないのでこのまま書き進めます。
僕が初めてサウナを経験したのは大学生の時。
年齢ははっきりとは覚えてないんだけどおそらく20歳頃かな。サッカーの本気サークル(マジで強くなるために練習しているガチサークル)に所属していて、試合後には温泉に行ってから食べ放題の焼肉に行くのが楽しかったですね!
焼肉屋の食べ放題で、カルビ、ハラミを注文してもなぜかロースばかり出てきたのも今となっては良い思い出です(笑)
大学が愛媛の松山市だったので、道後温泉の他にも周りは温泉だらけ。そのうちいくつかの温泉にはサウナがついていたので、温泉のついでにサウナに入ったというのが人生初サウナでした。
初サウナの感想はというと、「何これ?試合より息苦しいやん!しかも水風呂なんて心臓に悪いし二度と入らへんわ!」というまさかの感想でしたね。
今よりバリバリ運動していた大学生の当時は、熱さでフラフラする限界までサウナに入り、水風呂も冷たすぎるので一瞬浸かってすぐに出る。以上でお終いの入り方をしていたので、そもそも入り方がもうめちゃくちゃ。
もちろん『ととのう』なんて感覚はゼロでした。
それから20年以上、学生時代に誓ったようにサウナに入らない生活を送っていました。それでも全く不自由することもなく、正直サウナの存在すら忘れて過ごしていましたね。
その間に社会人になり、コーチングを学び、転職しスポーツメンタルコーチとしての活動を始めたのですが、アスリートに関わり始めてからですかね。感覚(五感)の大切さに気づいたのは。
メンタルコーチというとメンタル(感情)を扱う人と思われがちなんですけど、メンタルそのものはコントロールできないので「メンタルをコントロールするもの」を扱うんですよね。その1つが感覚(五感)への意識なんです。
でここが本題なんですけど、サウナにきちんとした手順で入ると感覚(五感)の感度がめっちゃ上がります。
つまり、サウナはアスリートのパフォーマンスを上げる可能性を秘めてるんですね!
しかもサウナの凄いところは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚のどれかではなく全てを敏感にしてしまうところ。どの感覚がパフォーマンスアップに繋がるかわからないので、一気に五感全てを解放できるサウナはかなり特別な存在なわけなんです。
そんなわけで、アスリートにとって勿論フィジカルや競技スキルのトレーニングも大切なわけなんですけど、さらに上を目指すときにはサウナをうまく活用すると良いのではと思います!
スポーツ内科で大切にされている「自律神経」もととのいますからね。
冒頭の写真は、マイホームサウナの湯けむりの庄・宮前平。
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