卓球〜なぜネットインで謝るのか〜
現在、アジア大会が開催中です。
卓球女子シングルスでは早田ひな選手が決勝に進出しました。
惜しくも、世界ランク1位の孫穎莎選手(そん・えいさ、中国代表)に敗れてしまいました。
この試合を見て、ふと気になったことがありました。
なぜ、ネットインで得点した際に卓球では謝罪するのだろうかという点です。
さくっとGoogle検索で理由を探してみましたが、それが卓球のマナーということで明確な理由は見つけられませんでした…
Yahoo知恵袋の回答になりますが、発祥国の考え方に基づくものではないかとの仮説がありましたので、気になる方は読んでみてください!
ここからは私なりの仮説を記載していきます。
まず、謝るというのは悪いことをした時にする行為です。
つまり、卓球においてはネットインで得点することは悪いこととなります。
どちらが先に11点取るかという勝負の世界で
ラッキーとは言え、たまたまネットに打球が当たりイレギュラーな動きをしたことで相手が打ち返せず謝る…
サーブやラリーでは強烈な回転をかけ、相手の打ちにくいところに打っているのに、
たまたまネットにかかって捕りにくい打球になると謝罪…
なんだか違和感を覚えてしまうのです。
しかしながら、下記のように考えればすっきりしました。
当初はラリーを続けることを目的とした運動だったから。
卓球というのはそもそも得点を争うものではなく、何回ラリーを続けられるのかという遊びから始まったのではないでしょうか。
例えば、公園でキャッチボールをした時のことを思い出してみてください。
(やったことない人はごめんなさい)
相手が捕りにくい球を投げてしまった時は謝りますよね?
よっしゃー、捕りにくい球投げてやったぜー!
絶対に捕れないところに投げてやったぜー!
て喜ぶ人はいないはずです。
はたまた、日本の正月の風物詩・羽子板もまた、
相手が打ち返せない球を打って、相手の顔に落書きしてやろうとは思わないはずです。
(こっちもやったことないよーて人、ごめんなさい)
基本的にはラリーを繰り返して、ミスした方に罰として、顔に落書きするのが大前提のはず。
このキャッチボールや羽子板と同じだったのではないかと。
思い返してみると、温泉旅館で卓球をする際、いきなり試合形式ではやらないなーと思いました。
(お互い素人前提です。)
まずはラリーを楽しみます。
お互いラリーが続くようになってきたぐらいから変な回転をかけようとしてみたり、突然のスマッシュとかかますのではないでしょうか?
(あるあるですよね?笑)
そして、そこから試合形式に移っていくのが定番の流れかと思ってます。
自分の経験からも最初の肩慣らし時のラリーではネットインした場合、相手に謝ります。
しかし、勝負が始まれば謝りません。
それどころか大喜びです。
なんなら、わざとネットに当てて点を取ったと言い張ります。
こんな自身の些細な経験から
卓球は競技となる前の文化が今も残っており、
ネットインの際には謝罪するという暗黙のルールがあると結論づけました。
異論は認めます。
なにか公式な理由などご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください。
P.S.
1点ごとに喜びを表現している印象の強い卓球ですが、ネットインの際には謝罪できるてすごいですよね。
オリンピックやアジア大会など大きな大会であればあるほど喜んでしまいそう…