今週のリフレクション【このプリン、いま食べるか?ガマンするか?(柿内尚文氏)】
今週は柿内尚文さん著「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・
1.時間を考えることはどう生きるかを考えること。全ての時間は①幸福の時間(幸せに感じる)、②投資の時間(目的のために努力)、③役割の時間(やらなければいけない)、④浪費の時間(ムダと感じる)、に分けられる。意識的に幸福の時間は作れる。時間への意識を変えること=時間磨き。時間のポートフォリオを書いて見える化し、4つの時間配分を考えながら、理想のポートフォリオに近づけていく。
2.人生で一番大切なことは、幸福の時間を増やすこと。幸福な時間は、満足感/充実感/達成感/快感/安らぎ感が要素となる。①自分ベースの時間化、②プロローグ化(ガマン/ストーリー/リサーチ/時間の蓄積)、③エピローグ化(振り返り)、④強観察力(今に集中)で幸福な時間を増やす。自分での時間の意味変換で、時間を自分で舵取りすることが大切。毎日小さな変化を続ければ、時間複利の法則が働く。
3.①後悔しないか、②体験価値が高いか、③体と心の声に従っているか、④幸福度が高いか、⑤投資価値があるか、⑥人に喜んでもらえるか、⑦心地よいか、7つの基準から自分の優先順位を決める。手帳は人生をデザインするツール。幸福の時間・投資の時間を先に入れ、余白時間をつくる。①捨てる、②諦める、③投げる、④延ばす、⑤断る、で多忙を解消。人生で一番大切な仕事は、思い出づくり。強い感情×印象的な体験で絞り込む。やりたいことを無理に探さず、心が喜ぶ時間を作ってあげる。常に最後の今を生きている。
個人として一番大事な資源は時間です。この時間の使い方を考えることは、生き方と向き合うことだと思います。書籍の内容ですが、①何となく時間を使っている(浪費が多め)、②やるべきことに追われている(役割が多め)、③未来を見て今が疎か(投資が多め)、④マインドフル(幸福が多め)、という4パターンに分類することもできるかもしれません。
一見するとマインドフルな時間を増やすのが良さそうですが、バランスが大切なのかもしれません。役割の時間が増えすぎないように注意しつつ、投資の時間を確保する。浪費の時間を敢えてつくり、幸福の時間への偶然と出会う。役割の時間と幸福の時間を重ねる。投資の時間を増やしすぎず、今を楽しむ幸福の時間を増やす。
いずれにしても、自覚的に時間と向き合い、自分で選択することが大切なのだと思います。