日めくりメンタル14
「空中戦より地上戦」
ミーティングや会議などで誰かと議論をしたときに、話が脱線どころか迷子になったり、どうも今ひとつ噛み合わなかったりしたことはないでしょうか。
あるいは、一人で腕組みをして宙を眺めてはみるものの、何も浮かんでこない、降りてこないということはないでしょうか。
そんな時は、ペンと紙を用意してください。
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人間は普段、言葉を使ってコミュニケーションを取ることが多いと思います。そして、言葉に対する意味づけやイメージは、人によって異なります。
例えば、「山」という単語を聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?
富士山という人もいれば、エベレストという人もいるかもしれませんね。
そもそも、山とは全く違う何かをイメージする人もいるかもしれません。
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話せば分かるとはよく言いますが、人間は、物事をありのままに見て聞いているのではなく、自分の見たいように見て、聞きたいように聞いていると言われています。
仮にあなたと僕が同じ場で同じ体験をしたとしても、その受け取り方はそれぞれ違うわけです。
そんな人間同士が相互に理解し合うとは、実は大変な作業と言えます。
その作業を促進するのが、ペンと紙(またはホワイトボードなど)です。
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誰かとミーティングをする時でも、自分独りで考えごとをする時でも、発言や頭の中にあるものをどんどん書き出して、見える化してみましょう。
それはキーワードや図、絵でもOKです。
見える化することで、話が整理されるだけでなく、新しいアイディアが生まれたり、より具体的な話をすることができるようになります。
また、内容の整理や理解、アイディアの創出といった機能面だけでなく、気持ちや思い、意図などの共有による一体感が生まれるなど、感情面にも効果があります。
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「空中戦より地上戦」
言葉が頭上を行き交う空中戦ではなく、書き出し見える化した地上戦で、
より良いミーティング、自分会議を行いませんか?
(了)
ということで、「日めくりメンタル」の14日目でした。
この記事が、読んで下さった方のお役に立てますように。
ちなみに、前回の記事で少し触れたトレイルランニングの大会ですが、残念ながら目標としていた完走にはまったく届かず、でした。それでもきちんと振り返りを行うことで、次に向けての準備が始まり、本番ではより良い
パフォーマンスを発揮します。
現在、本番で自らのパフォーマンスを100%発揮したい個人の方、およびチームのサポートも募集していますので、気になった方はご連絡ください^^