2022年3月1日(火) How編 Sports for Better - AFRICA SPORTS FUND -
課題に対して、どのようにやっていくのか?
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Why?という部分を突き詰めると、平和な世界を創り出してゆくためになります。と昨日は書かせてもらいました。今日は、具体的にどのようにしてゆくかです。
昨日までの記事です。
1.世界のスポーツはアフリカ全体を既にマーケットにしている。『課題』
2.課題の為に、Sports for Betterは何をやろうとしているのか?『What?』
3.なぜ、やろうとしているのか?やる必要があるのか?『Why?』
4.なぜをどのようにやってゆくのか?『How?』
5.何を目標とするのか?ビジョンなのか?
★リスクを減らして、日本のスポーツに活用してもらう
どのようにというところで、結論から言わせてもらうと
『アフリカのスポーツクラブ、アカデミーなどと私たちがパートナーとなり、日本の存在感を示しながら、日本のスポーツに活用してもらう』
ということです。
アフリカの中でのパートナーの内容などは、クラブ毎に決める必要がありますが、まずは何よりも、パートナーとしてどのような動きができるのか、どのようなことに活用できるのかというところをSports for Betterが身を持って知っていかなければいけないと思っています。
日本のクラブがアフリカに興味があっても、急に現地とパートナーになるにはリスクが高いのと、距離の問題、文化の違いなどでイメージの違いに間違いなく繋がってゆきます。
それであれば、Sports for Betterとして、先に現地の有力なアカデミーやスポーツクラブ、プロジェクトとパートナーになり、何ができるのかというところをやりながら進めて、もし活用できそうな部分があったら日本のクラブさんに、選手、クラブ単位含めて、活用してもらったら良いんじゃないという感じです。
日本のクラブさんからはできる限りリスクを減らしながら、それ良さそう!という部分があれば、活用して頂ければ。
Sports for Betterとしては、クラブを持っているわけでも、大きな箱を持っているわけではありません。日本にはプロフェッショナルがいて、素晴らしい環境があります。
アフリカの選手が一人でも多く、日本でプレーしたり、トレーニングできたり、イベントなどを通じて日本を経験できたり、それができれば良いと思っています。
ですので、もしSports for Betterとしてパートナーを組む現地のアカデミーの経過やテストを見守ってもらいながら、クラブ間同士でやりたいとなった時にはクラブ間同士でやってもらえれば良いと思っていますし、こんなことできるの?という部分も現地と調整しながら進めたいと思っています。
10年後にいざ、アフリカ現地に行って、パートナーは要らないんだよね。と言われたらその時は、時すでに遅し。せっかくの日本のスポーツの環境が宝の持ち腐れになりかねない。今からJAPANの名前を彼らの中にもイメージできるようになってほしい。そう思っています。
★アフリカはどのようなイメージでしょうか?
ルワンダに行った際にオーストラリア人と一緒になり、彼は初めてのアフリカ大陸。そんな彼が到着するなり一言『何か事件でもあったのか?』
何のこっちゃかと思ったんですが、アフリカでは至る所に銃を持った警備員や、警察が歩いています。
アフリカにいるとそれが日常となってしまうんですが、それがアフリカです。
私自身、日本人として初めてのアフリカトップリーグのプロサッカークラブのGMをしました。7カ国を訪問し、クラブ選定から買収交渉も行い、現地に駐在しました。その経験もそうですが、この間に、いろんなことが起こりました。
・パスポートを取り上げられ、銃を持った警察に囲まれました。
・賄賂を要求されたこともありました。
・金塊を持った男が現れ、これは投資としては素晴らしいよ。と言われました。(買っておいても良かったのかな?)
・路線バスで真夜中に人通りのない場所に降ろされ、ATMの入り口にいる銃を持った警備員の近くにずっといました。
・経験もしたことのないような腹痛に見舞われたこともありました。
まだまだ一部分ですが、とにかくいろんなことが起こります。でも、怖いというよりは全てネタだと思っていました。
自分自身、長時間のフライトも苦になりません。自分が知らない世界に行くということにワクワクします。テロが起きたら、事件に巻き込まれたらと考える時はありますが、リスクがない限り自分自身の経験値や、成長には繋がってゆかないと思っています。
日本の大手のメーカーさんと話した時に、とある国に日本人で候補者を募集したが行きたい人が一人もいなかったと。海外が好きな人もいれば、そうでない人もいます。であれば、好きな人材が行けば良いと思っています。
そしてそれを活用してもらえればそんなに嬉しいことはありません。
★これだけは大切にしていること
自分自身、身体が動かなくなり、何も前に進まなくなってしまった時がありました。多くの人に迷惑を掛けたと思っています。でもその思いは、アフリカでしか返せない。だからこそアフリカでチャレンジをし続けてゆきたいと思っています。
自分自身の中で大切にしていることがあります。
『自分の目で見たものしか信じない』
内田篤人さんの生き方にもありますが、本当にこの言葉は大切にしています。
初めて降り立ったザンビアも、そしてアフリカの地も、インターネットや本に書かれている世界とは全く違う世界が待っていました。イメージも変わりました。
そして特にアフリカの地から、毎日のように俺のところはどうだ、良い選手がいるよというメッセージが送られてきます。
でも、自分の目で見たものしか信じません。だからこそ現地に行きます。
その最初のパートナーはケニアの難民スポーツ選手団です。
昨年のオリンピックで、難民選手団を見て、これは現地に行かなければいけないということで、20世紀のマラソン世界記録保持者で、ケニアの難民選手団を組織しているTegla Loroupeにコンタクトを取り、ケニアに行きました。
実際に現地に行き、難民選手団の空気を肌で感じ、トレーニングセンターを見て、トレーニングにも参加しました。
実際に自分の目で見て、何ができそうなのか、何ができるのかという部分を改めて考えることもできます。
このケニアの難民スポーツ選手団を例にすると以下のようなことが考えられます。
・ケニア現地の難民トレーニング施設の整備、改修
・コロナ後に日本でのトレーニングの実施
・日本のオープン大会の参加
・企業、団体さんとの難民を知るコラボイベント in Japan
・また施設が整備されることで→日本のランナーが難民選手と交流
この選手団に関してはこの記事により深く書いてあるのはこちら。
現地に行き、実際に良いと思ったところとパートナーを組み、活用してもらう。それを続けてゆきたいと思います。
それはサッカーでもバスケットボールでも、バレーボールでも、ラグビーでも、アメフトなどでもです。
行くだけではなく、化学的なアプローチ、数字的なアプローチも増やしながら、そのデータもしっかり活用してもらうというところも進めてゆきたいと思っています。
★日本とアフリカのための予算
どのようにというところは、開拓して、パートナーを組んでそれを活用してもらうというところを書かせてもらいましたが、そのためにも予算からは逃げてはいけず、必要になってきます。
・マガジンの収益もこの活動に使わせて頂きます。
また以下のことも進めてゆきます。
・銀行での送金ではリスク、時間と共に掛かるため、ブロックチェーンによりアフリカへのパートナー必要費用の支払い。
・トークンの発行。
・選手のデータの活用。
・嗜好品の収益の一部をアフリカのスポーツに。
などなど。
アフリカの選手のため、子供たちのために、日本のスポーツをアフリカにより知ってもらうためにできること、予算作りは何でも進めてゆきたいと思っています。
関わった選手が、
オリンピックで活躍するかもしれない。
日本のリーグで活躍するかもしれない。
ヨーロッパを舞台に活躍するかもしれない。
見た事もない記録を出してくれるかもしれない。
国をより良い方向に導いてくれるかもしれない。
そんな世界や夢をアフリカから創り出して行きたい。そして何より、自分自身もそんな夢を見続けたいと思っています。
アフリカ10カ国、これまでの繋がりからのコンタクトもあります。どんなところにこれまで訪問してきたのか、パートナーを組めそうなのか、どこが候補なのか、どんなところを訪問して行きたいと思っているのかというところは今後、書かせて頂きたいと思います。
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