坐骨神経痛を手術しないで治すには。
こんにちは(^-^)
奈良県香芝市の下間整骨院です。
前回の記事の続きです。
まず前提として、
坐骨神経痛は病名ではなく、
症状を現す言葉です。
ですから、
手術対象となりうる病気が起源の
坐骨神経痛(症状)の話になります。
坐骨神経痛起源の疾患と言えば、
例えば、
椎間板ヘルニアであったり、
すべり症や脊柱管狭窄症など
が挙げられます。
これらの疾患名がつけられると
状況(症状と患者さん環境)
によっては、
手術という可能性が出てきます。
中には、
症状的に手術を余儀なくされる
例もあります。
そこは残念ですが、
医師の診察内容を手術への
判断材料として頂くことを
強くおすすめします。
変なインチキ療法や
金儲け主義で知識が
希薄な施術者に騙されない注意が必要です。
(この話は次回します)
少なくとも
日常の運動機能に支障が現れたら、
手術を選ぶ方が良いと
医学会では認識されています。
私達のような療術師が
お役に立てるとすれば、
痛みに対しての緩和策
としての対処療法です。
では、
なぜ手技療法等の療術で
坐骨神経痛の痛みが
緩和されるのでしょうか?
以後は、
私的意見です。
まず、
前回の記事でもお話しましたが、
坐骨神経痛は、
ある日突然、
パートナーや近親者の顔が
別人になったようなものです。
そんな時、
多くの方は、
「えっ?!」って声を上げたり、
「ギャー!!」
って叫んだりされますよね?
黙り込んで思案される方も
いらっしゃると思います。
何の話か解りにくいですか?
(^_^;)
では説明していきます。
顔が変わったというのは、
坐骨神経痛で言うところの
感覚信号(感覚神経からの情報)が
いつもと違ってるという事象
についての比喩表現として
使いました。
驚いて声を出すとは、
感覚信号の変異に対する
脳の反応への比喩表現です。
この場合の声とは、
痛みや不快感の比喩だと
思ってください。
驚いた時の声の出し方には、
色々な表現があるように、
坐骨神経痛の痛みにも
強弱やズキズキ、重怠い、
などの種類があります。
違うとすれば、
驚きの発声は一瞬ですが、
感覚信号変異を受けた
脳のパニック表現(痛み)は、
長期間に及ぶ、または、
取れないことがあるということです。
「あ~ぁ~ぁ~ぁ~」って
叫び続けている感じです。
もし皆さんが、
パニックから抜けきれずに
叫び続けている人を
なだめる場合には、
どのような手段をとられますか?
鎮静剤を射つ?、または、投与?
(薬物療法)
声かけをする?
(心理療法)
パニックの原因を探り、対処する
(私の得意とする運動療法)
揺さぶったり殴ったりする
(衝撃による対応)
色々な対処手段があります。
坐骨神経痛への手術以外の対応も
それとよく似ています。
坐骨神経痛は、
感覚信号変異に驚いた
脳のパニック状態が
表現されたものです。
ですから、
感覚信号変異が
そのままであったとしても
パニック状態を
おさめることが出来れば、
神経痛は緩和されます。
私のパニック状態への
対応策は、
人にとって、
最も理想的な動き方をしている
と感じ取れる運動情報を
感覚信号として脳に伝えることです。
そこに多少の感覚信号変異が
混ざっていても
運動という行為が問題なく可能だと
脳が認識してくれれば、
痛みは消えていくと考えています。
先の例え話で説明するならば、
パートナーや近親者の顔
(感覚信号)が
ある日突然、
別人(感覚信号変異)になって
驚いた(痛みを感じる)が、
性格は変わらず
(運動機能は許容範囲)、
以後の生活に何ら問題がなく、
顔は変わっているが
間違いなくその本人だと
感じ取れれば
(適正な運動を繰り返せば)、
パニック(痛み)はおさまることが
多いのではないか?と思われます。
私は上記の考え方で
他動的運動療法を用いて
多くの成果を得てきました。
ただ、
変わった顔(感覚信号変異)が
自分の好みでなければ
(運動感覚の受け入れ困難)、
以後の生活は
成り立たないかも知れませんね。
そんな場合、
距離(手術)をとる必要が
あるかも知れません。
これが坐骨神経痛でいうところの
手術対象となる例ですね。
どうでしょう?
解りやすかったですか?
逆に例を上げたことが
解りにくさに繋がりましたか?
(^_^;)