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【Doctor Tのスポーツ医学】  安全なジムで運動しよう!

 こんにちは、スポーツドクターTです。緊急事態宣言が開け、少し日常の制限が減ってきましたね。コロナ以前はジムで定期的に運動していた人も、今は利用を控えているのではないでしょうか?自宅での運動ももちろん効果があります。でも、ジムに行きたい人はそろそろ家を出てジムで汗を流してもいいのではないかと思います(2021年10月7日時点)。

 コロナは収束しているものの油断はできません。おそらく多くの人は、施設が安全かどうかが心配で行くのを躊躇しているのではないでしょうか。

 残念ながらコロナ感染リスクゼロというのは不可能です。『ジムでの運動のメリット』>『コロナ感染リスク』となれば、ジムを利用するという選択ができるでしょう。感染のリスクをできる限り下げることが安全なジム利用の鍵になります。

 利用者として注意すべきことは、ご存知の方が多いと思います。そこで、今回は「『施設側』のガイドライン」をまとめたチェックリストをご紹介します。

 施設側の工夫を知ることで、その施設が安全かどうかを考える参考になればと思います。施設が安全でないと思った場合は、その施設の利用をやめるという決断が身を守るかもしれません。

  ジムでしかできないことはジムで、自宅や屋外でもできることはジム以外で行う…というのも、ジムでの感染のリスクを減らす方法でしょう。

 ガイドラインを紹介する前に、感染のパターンとその対策について確認しておきましょう。

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 これはジムで想定される感染経路を表したものです。感染対策の目的は、この経路を断つことです。自分が手を消毒する時、なぜ消毒するかの理由がわかれば、どんなことに気をつけたらいいか自然にわかってくると思います。

 どの感染が割合として多いかは、まだ専門家の間でも意見が一致していません。そのため、全てを最低限網羅できるようなバランスの良い対策が必要です。


ガイドライン以外にできること
 感染対策の観点からいえば、多くの人がワクチン接種をしていることは非常に重要です。利用者も自分の身を守るためには接種したほうがいいですし、施設側も利用者がワクチンを打っていることで施設の環境をより安全にすることが可能です。

 *この先は少し踏み込んだ話になります。スポーツジム運営におけるコロナ感染対策ガイドラインのチェックリストを先に見たい方は、こちらのリンクへどうぞ!(スマホ画面では見にくい可能性があります。その際はPCでご覧下さい!)

曖昧な表現の日本のガイドライン
 スポーツジムの運営に関する日本のガイドラインに、アメリカでのガイドラインを追加してまとめました。その理由は、日本のガイドラインを見ても、表現が曖昧で基準がよくわからない、具体的にどうしたらいいのかがわかりにくいという問題があったからです。

簡潔で現実的、かつ実用的なアメリカのガイドライン
 一方、アメリカのガイドラインは、行動の指示に数字が示してあるため、それを読んですぐに行動に移しやすい。例えば、ジムの収容人数を何%まで減らすべきか、消毒用アルコールの濃度は60%以上のものを使う…などです。

 もちろんアメリカのガイドラインを日本で守る義務はありませんが、よいより施設環境にするには様々なガイドラインを見てみるのは有効だと思います。

利用者として
 施設側の感染症対策レベルの指標として、スタッフが適切に行動できているか、換気が適切に行われているか等を見る。二酸化炭素モニターの数字を見る…ことまでは不要かと思いますが、設置してあるかどうかで、その施設の安全対策の姿勢を測れると思います。

施設管理者やジムスタッフとして
 実際にどのように施設を運営し、行動したらいいのかの参考に。日本のガイドラインには載っていない内容もあります。特に「スタッフ側の安全」を守る内容は参考になると思います。利用者への自粛を求めるだけではなく、ルールを守っていない人への注意の声がけや入場を断ることも安全を確保する上では必要でしょう。

*スポーツジム運営におけるコロナ感染対策ガイドラインチェックリストはこちら(スマホ画面では見にくい可能性があります。その際はPCでご覧下さい!)

 私はこのチェックリストを作成した後、ジムに行きました。チェックリストに記載されていることが実施されているのを見ると、安心感が増しました。今後もジムを継続的に利用できるよう、利用者の一人として感染対策に協力しなければと気が引き締まりました。

 お互いに感染対策をして、ジムでの運動が皆さんの生活に戻ってきますように。

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