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初めて観る映画がその後の人生に影響を及ぼすとか及ぼさないとか

人生初めての映画を紹介すると共に自己紹介を。

今更。
散々更新してからの自己紹介。
noteを利用していなかったので最初の投稿に何を書くとかもわからず、「映画館を評価したい」なんていきなりやりたい事を宣言してしまった。

でもどこの馬の骨かわからない得体の知れない奴よりは、なんとなくのプロフィールがわかっていた方が親近感も湧くだろう。

北海道生まれ。妹と2人兄妹で親も妹も映画大好きという環境で育つ。
そんな中で育った影響か幼少期は映画に全く興味がなく、藤田家唯一の映画ルール

子供向けアニメ映画を見てはいけない

藤田家映画ルールより

に苦しまされる事に。
なので私はアンパンマンもドラえもんもドラゴンボールも、映画作品は一度も観た事がない。劇場版ドラゴンボールの話題で盛り上がるクラスメイトの和に入れず孤独な夏休み明けを過ごしたのだ。

だけど最初の劇場映画はアニメ映画の「オネアミスの翼」
知ってる人は知っている、知らない人は知らないだろう(当たり前)


王立宇宙軍 オネアミスの翼』(おうりつうちゅうぐん オネアミスのつばさ、: Royal Space Force: The Wings of Honnêamise)は、ガイナックス制作のSFアニメ映画。1987年(昭和62年)3月14日に劇場公開された。バンダイが初めて映画製作を手掛けた。
架空の惑星にあるオネアミス王国を舞台として、王立宇宙軍の士官シロツグが史上初の宇宙飛行士に志願し、仲間とともにロケット打ち上げを目指すという作品。

wikipediaより

主人公を演じる森本レオが好きだった母親に無理やり連れて行かれて訳も分からず鑑賞。大人になって見返してみるとやや難解な大人アニメである事がわかり、何故母親は私のFirst Movieをこの映画にしたのかいまだに理解出来ない。

この映画にはまだ無名だった庵野秀明が関わっているのだが、この後の人生でアニメにどっぷりハマったとかエヴァンゲリオンが大好きとかになるわけでもなく、アニメは程よく好き。

大人になり家の近所のレンタルビデオでアルバイトをするようになり、バイト仲間におすすめ作品を聞いて毎日鑑賞の日々。そのバイト仲間の中に映画監督を目指す人がいてビデオカメラを貸してもらったのがきっかけで映像を撮影する事にハマる。
その後中古の8mmカメラを購入しフィルムの撮影・編集をチマチマやって一人でニヤニヤしながら観る事にハマる。

そんな中、私の街に初めてのシネコンが出来る。
と言ってもローカルな会社が運営するスクリーンが4つしかない小さなシネコン。

映写スタッフ募集の文字が目に入り、興味本位で門を叩く。
実際に働いてみると今まで感じたことのない感情に包まれたのだ。
とにかく楽しい。毎日フィルムを編集して映写機をメンテナンスして映画を上映してお金が貰えるなんて、なんて幸せなんだ。
「もしかして俺はこの仕事をする為に生まれてきたのかも知れない」
と思ってしまった私はその勢いで当時の支配人を呼び出しこう告げた。

「どうせなら日本一になりたいので上京します」

もう四捨五入したらルフィ。
「映写王に俺はなる」って言ってんのと同じ。
その後支配人にめちゃくちゃ怒られたルフィは無事に上京する事になる。

日本一になるなら日本一の映画館に入らなきゃだろう!
と思ったルフィ少年は当時動員日本一であった神奈川県川崎市にあるシネコンのチネチッタに突然電話連絡。

「今は募集していない」と返答をもらうも近所に大きなシネコンが出来るという噂を聞いてアルバイトを始めたのがきっかけで大手映画興行会社に入社することとなる。

入社して映写責任者となった後は神奈川・東京・静岡と転勤。
ある映画館勤務時にあの手この手を使って年間の人為事故を0件に。
※当時の映画館は大体1,000回の上映に1回の割合で映写事故が発生していて、1日の上映が50回とすると年間18回程度の映写事故が発生していた。

まさに日本一になった瞬間であった。
(あの手この手を使っている事には目を瞑って欲しい。大人なんてそんなもんだ)
「映写王になる!」と宣言してから(してない)、7年程経過していた。
その功績が評価されてか東京有楽町にある旗艦店の映写責任者に任命されたのである。

藤田少年は自分の街を飛び出して、映写の世界で日本一となる。
オネアミス王国からシロツグがロケットで人類初の宇宙飛行士になったように。

無理矢理すぎたか。

とにかくこれが私の映画人生。
他にも映画学校に入って映画の上映会を開いたり、テレビや映画のADをやってしこたま怒られたりもしたがそれは別のお話。

この長い自己紹介を最後まで読んでくれてありがとう。
それではまた。

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藤田 一択
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