藤田 一択

ふじたいったく | 元映写技師 | 映画館を評価するZINEを作る過程を公開する人 | 広島こわい映画祭2023上映作品選出

藤田 一択

ふじたいったく | 元映写技師 | 映画館を評価するZINEを作る過程を公開する人 | 広島こわい映画祭2023上映作品選出

最近の記事

ここで繋がる

だいぶ間が空いてしまった。 諸事情により忙しかった為というのが言い訳である。 このnoteはワタクシ藤田一択が、映画館を評価するZINEを作るまでを公開するのが目的で作られたもので、noteのタイトル画像の展覧会をしたり、 私の過去に書いた短編映画のシナリオを公開したり、 好きな映画監督を紹介したり、 色々脱線はしたものの、やはり目的はZINEを作る事に変わりはない。 飽き性の私がどうやったら本当にZINEを完成させるかを考えた末、noteで過程を公開すればそのプレ

    • +2

      NEW PARADISE CINEMA Vol.1

      • アンデッド

        1 哲人の家・風呂場  ユニットバス。手首から血を流して湯船でぐったりする男、安藤哲人。落ちる血。水滴。灰皿代わりにされた便器。湿った本。突然目を開けて湯船から立ち上がる哲人。 2 同・部屋  タオルで髪を拭き、パンツ一丁のまま部屋に哲人が入ってくる。部屋の中からいったん窓の外を見つめる。走り出す。開いた窓から飛び出し、その勢いでベランダから飛び降りる。 タイトル(アンデッド) 3 哲人の家・部屋  部屋には薬瓶が転がっている。棚の上に女性(中野舞)の写真が数枚飾られて

        • 続・私に影響を与えた映画監督

          前回の記事はこちら レンタルビデオショップで出来た映画好きの友人達の影響で映画を見続け、恐らく毎日映画の話ばかりをしていた私を見て友人がある機材を貸してくれた。 それはビデオカメラ。 当時はもちろんiPhoneも存在しないし携帯電話にやっとカメラがついたぐらいの時期で、動画を撮影する事は一般的ではなかった時代。 今思うと何故そこまでしてくれたのかわからないが、その友人は「旅行先とかで撮影してみたら楽しいよ」と1ヶ月程ビデオカメラを貸してくれたのだ。 ちょうどその頃公開され

          私に影響を与えた映画監督

          ありきたりなタイトル。 私の映画人生は以前投稿した通りなのだが、私の人生で衝撃を与えた作品が何点か存在する。私の分岐点になった時に鑑賞した映画作品。 母親と妹が映画好きで休日になると家では一日中映画(当時はVHS)を鑑賞しているのを横目に「何が楽しいんだ」と思っていた私だが、高校生の時に最初の衝撃を受ける事になる。 それは深夜のテレビ放送で見た「タクシードライバー」 それまで映画といえば、家族で観に行った「バックトゥザフューチャー」や「ターミネーター」「ジュラシックパ

          私に影響を与えた映画監督

          ZINEを試し刷りしてみた その2

          前回からだいぶ期間が空いてしまった。 全然関係ないnotを更新していたけど本来の目的を忘れていた訳ではない。 外見のデザインに関しては割と固まってきたし、 内容もある程度は揃ってきたので再度試し刷りしてみようと思う。 次はVol 0.1。 やっと0.1進んだ。完成は近いと言ってしまったが道のりは長い。 目次。 コラムは誰かに書いてもらいたい。 でも今は頼める人もいないので自分で。 占いコーナーはどうやって占うのかは未定。普通は星占いだろうか。 占いと言えば、実は私は趣

          ZINEを試し刷りしてみた その2

          表紙画像展覧会

          noteの表紙画像をCanvaで作れるとの事で挑戦してみたところ、思いの外楽しくて、でも作ったところで書く事もないのでとりあえず画像だけ作ってみた。 作った分だけこちらに展示しておくので使いたい人は使って欲しい。 その際は一声かけていただけると読みに行きやすいので嬉しい。 これはもうそうゆう事だ。 寝ている時に見る夢を自分でコントロールしている事を明晰夢というらしい。 どうやら努力で出来るようになるようで、まずは毎日の夢日記をつける事だとどこかで聞いた事がある。是非この画像

          表紙画像展覧会

          雑誌中毒者 -余談編-

          余談編。 そもそも全部余談だろってツッコミはあると思う。 その通り。 前回の記事はこちら。 私が過去に一番愛していた雑誌「Relax(リラックス)」 事実上廃刊になった今、その隙間を埋めるのは同じマガジンハウスから刊行されている「POPEYE(ポパイ)」である。 そのPOPEYEの台湾特集の時に2ページに渡って特集されていたのが、台湾のカルチャー雑誌「秋刀魚(さんま)」 どうやら秋刀魚は台湾人の目線で日本の文化を紹介する雑誌で、年4回刊行されている季刊誌のようだった。

          雑誌中毒者 -余談編-

          映画館と言うよりは映画小屋「八丁座」

          映画館と言うよりは映画小屋。もちろん良い意味で。 八丁座 元々は1916年に開館した松竹系映画館「日本館」が前身。 1950年に「東洋座」に改称。その後「松竹東洋座」に改称後、「広島名画座」が併設。2008年に閉館。 それ以降は空き家となっていたが、広島市内で映画館を運営する株式会社序破急が2010年に八丁座を開館。 まず特色としては、館内のデザインが全て和風で統一されている事。 デザインを担当したのは広島出身の映画美術監督の部谷京子(へやたにきょうこ) ※「シコふんじ

          ¥100

          映画館と言うよりは映画小屋「八丁座」

          ¥100

          雑誌中毒者

          私の事だ。 英語だとMagazineholic。だいぶかっこいい。 最初は小学館の「てれびくん」から始まって、「コロコロコミック」「コミックボンボン」、小学生になったら「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」、中学生になったら「ヤンマガ」「ヤンジャン」と普通の男子が通るコミック雑誌を一通り読んできた。 中学生頃になるとそれにプラスして「HOT DOG PRESS(ホットドッグプレス)」「BOON(ブーン)」「Men’s NONNO(メンズノンノ)」などのティーン向けファッショ

          雑誌中毒者

          続・世界で一番かっこいい映画館

          突然だけど表紙画像を作ってみた。 Canvaというアプリで簡単に作れるとの事でやってみたのだがどうか。 初めてにしては悪くないでしょ多分。 noteを始めて1ヶ月。 最初はZINEを作るモチベーションを維持する為にnoteで公開しながらやったらどうかと思い軽い気持ちで始めたものが、段々と書く楽しさと読んでもらう嬉しさに目覚め始めている。 中でもニューヨークにある「METROGRAPH(メトログラフ)」について書いた記事がnoteの注目記事に選ばれたり、note公式ツイッタ

          続・世界で一番かっこいい映画館

          初めて観る映画がその後の人生に影響を及ぼすとか及ぼさないとか

          人生初めての映画を紹介すると共に自己紹介を。 今更。 散々更新してからの自己紹介。 noteを利用していなかったので最初の投稿に何を書くとかもわからず、「映画館を評価したい」なんていきなりやりたい事を宣言してしまった。 でもどこの馬の骨かわからない得体の知れない奴よりは、なんとなくのプロフィールがわかっていた方が親近感も湧くだろう。 北海道生まれ。妹と2人兄妹で親も妹も映画大好きという環境で育つ。 そんな中で育った影響か幼少期は映画に全く興味がなく、藤田家唯一の映画ルー

          初めて観る映画がその後の人生に影響を及ぼすとか及ぼさないとか

          2021年今年の映画振り返り

          出た。 この時期になると乱立する内容。 毎年12月になると街中はクリスマスの装飾、ネットは今年の映画振り返り。 かく言う私も振り返る。 私の場合は映画館を評価するZINEを作ろうとしてんだから、映画の話しても別に変じゃないでしょ。 2021年、私が映画館で観た映画の数。 なんと。 なんと。 2本 いや、全然観てないんかーい。 映画好きの方達も今年は流石に鑑賞回数が減ったに違いない。 そりゃ映画館ほど人と人が長い時間近づいてしまう娯楽はないでしょう。 まさに密。

          2021年今年の映画振り返り

          実際にZINEを試し刷りしてみた

          色々と条件が揃ってきたのでここらで一度試し刷りをしてみようと思う。 製本なんてやった事ないがまずはやってみなきゃ何もわからない。 とりあえず表紙。 シンプルにロゴと「VOL 0.0」を表記。 出版物を数える単位のVOLと、映写技師が調整する音量のVOLをかけた。 わざわざ説明すると恥ずかしい。 映写音響機器(Dolby社CP650)の音量は0.1刻みなので無音の状態だと0.0になる。ちなみにね。 表紙を印刷して裁断。 そして中身は適当なフリーペーパーを裁断。 今回はリッツ

          実際にZINEを試し刷りしてみた

          世界で一番かっこいい映画館

          気になるでしょ。 世界で一番かっこいい映画館。 もちろん何か基準があるわけではなくて私が勝手に決めた一番。 それはニューヨークのチャイナタウンの近くにある。もうすでにかっこいい。 映画館の名前は「METROGRAPH(メトログラフ)」 50席と175席の2つのスクリーンが併設された小さな映画館で、1階にはBOX(チケットを買うとこ)とポップコーンなどの軽食売場と軽くお酒が飲めるバー、2階にはレストランとちょっとした本屋もある。元は食品倉庫だったようで、レンガ造りの外装を

          世界で一番かっこいい映画館

          SPLICE HEREって何

          前回の記事に書いた通り、 映画館を評価するZINEを作るにあたってまずはZINEのタイトル。 映画館を評価するという事で、 「CINEMACHELIN(シネマシュラン)」 言わずもがなだがシネマ+ミシュラン。 キタナシュランっていう汚くて美味い店を評価していくバラエティ番組のコーナーもあったけど、噂ではミシュラン本家から圧力があって改名したとか。 そもそも超マイナーなZINEに圧力かける程ミシュランも暇じゃないと思うけど、 あんまり良いイメージにはならなそうなので却下。

          SPLICE HEREって何