動物病院で重要な優先順位
動物病院での診察には優先順位があります。
私の病院では基本的には以下の通りです。
1.急患、緊急症例
2.手術や検査のお預かり
3.一般の診察
動物病院それぞれで違うとは思うのですが、こういった優先順位になっています。
一般の診察をしている時に、急患や緊急性の高い症例が来院する事はよくあります。
その場合、待たせてしまうと動物の命に関わることがあるのですぐに診ます。
一般の診察で待っている飼い主さんと動物の順番を飛ばして診ることになります。
しかし、私の病院では心穏やかな方が多いので、皆さん『早く診てあげて下さい』と仰って下さいます。
その飼い主さん達も長い時間待っているのに、本当にありがたいことです。
私は本当に飼い主さん達に恵まれているなと思います。
お預かりについては、予約ですし、手術や検査などのことが多いので、時間通りにお預かりしないと予定通りに進めることが出来ないからです。
また、預かりだけの場合は飼い主さんも、いろいろと急いでいる方が多いです。
これらの他に、診察中に優先されるものがあります。
それは『私のお腹』です。
私もたまにお腹を壊すことがあります。
人間なので(笑)
外来が混みあっている時は、『申し訳ない!』と思いながらトイレに籠っていることもあります。
でもしょうがないですよね。腹痛の時は冷静な診察も出来ないですし。
あれは獣医師に限らず全人類の緊急事態だと思います。
幸いにも今までに急患と腹痛が重なったことはないのですが、同時に来たらどうしよう?といつも考えています。
でもその場合は、腹痛に耐えながら急患を診るしかないですね(笑)
命が最優先ですから!
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