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空き家に住んでいたじいじ

僕は霊感犬ポチ。

今回、ご主人様と1つ上のお姉さんがリフォームしていたのは、築70年の家。
1階の中心部分は、持ち主さんのお母様が最後まで住みやすいようにと、いろいろリフォームがされていたが、物置のようになっていた1階の離れと、2階は、そのままのたたずまいを残していた。

1階の離れは砂壁、2階は昔ながらの日本家屋…

まぁ、ご主人様の神の声で、この1階の離れは、今や物置ではなく、この家で一番居心地のいい空間に変身したわけだが、2階は、博物館にでもできそうなしつらえ。

滋賀県の瀬戸野大橋をモデルにした欄間、違い棚、飾り格子…
そして、立派な着物に身を包んだ質実剛健なおじいさん…
えっ、おじいさん…???

あれ~、この家に住んでいた持ち主のお父さんが、まだしっかりいらっしゃった~。

って、僕が驚いていたら、ちゃ~んと、ご主人様と1つ上のお姉さんは気が付いていて、「2階に、じいじが住んでるね」って、目くばせをして話をしていた。

もちろん、このじいじも、ご主事様と1つ上のお姉さんが自分の家を大切にしてくるのを見て安心したのか、あちらの世界に上がっていった。

「じいじ、安心して大丈夫だよ」
そんな言葉を掛けたくなった僕だった。

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