1つ上のお姉さんの苦労
僕は霊感犬ポチ。
僕のご主人様は、何しろ、鉄壁のまもり&戦いの人だ。
まぁ、過去世、結界師で、しかも、ヤアズだったから、強い、強い!
見えない世界のものが、ちょっかいを出そうものなら、バシッ!
一撃で叩き落す!
いやはや、これは見事!
だから、ご主人様の場合は、何かに憑りつかれたりすることは、めったにない。
ご主人様に憑りつくのであれば、それはそれなりの覚悟が必要なのだ。
一方で、1つ上のお姉さん。
これが…
本当に可哀そうなぐらい、いろんなものを憑けてくる。
ご主人様に、毎回、注意されているのだけれど、1つ上のお姉さん的には、全く認識がない。
お姉さんは、どうも、どちらの世界においても、人に声を掛けられると、つい、話を聞いてしまうたちなのだ。
僕的に、1つ上のお姉さんの気持ちがわかるだけに、ご主人様の言うことは、ごもっともなのだが、う~むと思ってしまう。
いずれにしろ、1つ上のお姉さん、やられ過ぎないようにだけはしてね。