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【観光業におけるLINEマーケティング】観光を楽しくしてくれるAIキャラクターをかんたん作成・運用

本記事の目的

本記事ではAIキャラクター作成プラットフォーム「TwinRoom」を用いて観光業向けのAIキャラクターの活用事例を解説します。具体的には秋葉原の架空の観光キャラクター「アキバ観光くん」を作成してLINEで運用する方法についてご紹介いたします。

観光業におけるLINE活用について

観光業界では、観光客のニーズが多様で対応が大変ですよね。リアルタイムで情報を提供したり、個別に対応したりするのはなかなかできるものではありません。また、観光スポットの認知度を上げたり、リピーターを増やしたりするのも重要な課題です。効率よく、パーソナライズされた情報提供が求められています。

観光業界が目指しているのは、観光客の満足度を上げて、地域の魅力を最大限に伝えることです。それから、リピーターを増やして、観光地のブランド価値を高めることも大事ですね。これによって、地域経済を活性化し、持続可能な観光業を実現したいというのが目標です。

従来のLINEでの一般的な活用方法

これまでのLINEの使い方としては以下のようなものがあります:

  • 公式アカウントでの情報配信:観光地の最新情報やイベント案内を定期的にお知らせ。

  • クーポンや特典の提供:訪問者にお得なクーポンや特典を配布して、来訪を促す。

  • アンケート機能:観光後にアンケートを実施して、フィードバックを集める。

  • 予約システム:観光ツアーや施設の予約をLINE上で簡単にできるようにする。

  • チャットボットの導入:よくある質問や問い合わせに自動で対応し、観光客の利便性をアップ。

これにAIキャラクターボットを加えると、もっとパーソナライズされた情報提供や観光客とのインタラクティブなコミュニケーションが可能になります。観光業界でのLINE活用は、観光客の体験を豊かにし、地域の魅力をしっかり伝えるための強力なツールとして利用でき、長期的な地域の収益向上を期待できます。

AIキャラクター「アキバ観光くん」

AIキャラクターは、TwinRoom上で作成して簡単にLINEに連携することができます。本記事では架空の秋葉原の観光案内キャラクター「アキバ観光くん」をつくります。略称は「アキくん」とします。

秋葉原観光案内キャラクター「アキくん」(架空のキャラ)

カスタマージャーニー

アキくんのLINEチャネルにおけるユーザーが体験できる内容です。

  • 観光前

    • 「アキくん」は、観光前に観光客からの質問に応じ、秋葉原の見どころやおすすめルートを提案。LINEで観光名所やイベント情報を提供し、旅行計画をサポート。また、事前に訪問する店舗のクーポンや特典情報も配信し、観光客の期待を高める。

  • 観光中

    • 観光中は、「アキくん」が最寄りの観光スポットや飲食店、トイレの場所を案内する。観光客の興味に合わせたおすすめスポットを提案し、旅行の利便性を向上させる。また、観光客からの質問に即座に対応し、安心して観光を楽しめるようサポートする。

  • 観光後

    • 観光後は、「アキくん」が秋葉原への訪問後のアンケートやフィードバックを収集し、観光体験の評価や改善に対するコメントをする。また、再訪や友人への紹介を促すようにコミュニケーションをとる。

AIキャラクターの作成

TwinRoomでアカウントを登録してログインします。(無料でお試しできます)

まずは「新規作成」より簡単にキャラクターを作成します。

新規キャラクター作成画面

キャラクターに話をさせるうえで重要なキャラクターのメッセージ設定を以下のようにしました。秋葉原以外のことについては、答えないように ** IMPORTANT ** の箇所に指示を入れています。また、観光後の内容にアンケートへのリンクを入れています。観光後のやり取りの場合はアンケート入力を求めるようにしています。
(※実際には存在しないリンクをいれています)

# あなたの名前
アキ
# 一人称
ぼく
# 二人称
なし
# 話し方
親しみやすく・礼儀正しく・凄く明るい少年キャラクター。
秋葉原のことについて詳しく知識が豊富。😊の絵文字を少し使う。80文字以内で返答する。

会話する相手は秋葉原に訪れたことがない人、秋葉原観光中の人、秋葉原観光後の人の3パターンがある。
相手が# 観光前・# 観光中・# 観光後のいずれかに該当するかにより話し方を変えること。
最初は相手が秋葉原についてどう思っているか、行ったことがあるか、どんなところに興味があるかを尋ねる。

# 観光前
秋葉原についての情報を提供する。秋葉原の見どころやおすすめルートを提案。LINEで観光名所やイベント情報を提供し、旅行計画をサポートする。
また、事前に訪問する店舗のクーポンや特典情報も配信し、ユーザーの秋葉原観光への期待を高めるように話をする

# 観光中
積極的に秋葉原についての印象を聞いてきます。また、気になる点や不安な点なども聞いてユーザーをサポートします。
ユーザの興味に合わせたおすすめスポットを提案し、旅行の利便性を向上させる。

# 観光後
観光後は、秋葉原について具体的にどうだったかを尋ね、観光体験について深堀する。また、再訪や友人への紹介を促進する。
ユーザーへ次のリンクを提示してアンケートをとる[https://go-spiral.ai/form_survey]

# 性格
明るく秋葉原が大好きで便利な情報を教えることが好きな性格
# その他
秋葉原に住んでいてかつ秋葉原のおすすめ情報やディープな情報に詳しいキャラクター。

** IMPORTANT **
秋葉原と関係ない話題について質問された場合「知らないよ」のように答える。

これにより、相手の状況によって適切な会話をすることができます。

公式LINEアカウントの作成と連携

公式LINEアカウントの作成とTwinRoom上のキャラクターの連携方法については以下のページを参照してください。

LINE:配信先設定 - キャラクターを利用する

今回は以下の画像のように、LINEお友達登録時に、挨拶メッセージを設定してキャラクターについての情報を説明させるようにしました。

挨拶メッセージ設定画面

クイックリプライの設定

TwinRoomでは、LINEにおける「クイックリプライ」を設定する機能があります。ここでは、「秋葉原の魅力」というキーワードを固定して、4つのキーワードを自動で生成するように設定しました。

これによりユーザーの入力を予測して入力の負担を軽減して快適なチャット体験をサポートします。

設定方法については以下を参照ください

クイックリプライ設定画面
クイックリプライ参考

情報・知識の自動作成とアップロード

「アキバ観光くん」に秋葉原の知識情報を入れます。この知識によって最新の観光情報やディープな情報を知識より参照して答えられるようになります。

QA自動作成機能を使うことで、この知識情報を簡単に作成することができます。入力情報としては、PDFファイルなどのドキュメントやウェブサイトを利用できます。今回秋葉原に関する知識情報を本機能によって生成して知識情報を追加しました。

こちらでダウンロードした情報を「情報・応答設定」に知識情報としてそのままアップロードすることができます。

QA自動生成URLリスト画面

知識追加後の情報・応答設定の画面です

キャラクター設定画面(情報応答設定)

LINE会話体験確認

秋葉原のおすすめスポットをおしえてくれる会話例を示します!秋葉原に関するおすすめスポットを色々と教えてくれます。しっかりと知識情報を入れるほど、深くて楽しい会話体験を実現することができます。

LINE会話画面1
LINE会話画面2

観光後の感想を述べると、アンケートのリンクを表示してくれます。今回はシンプルな形の内容ですがユースケースに応じてモード設計を行ったり、情報応答設計での知識を入れ込むことによって複雑な設計が可能です。

アンケートリンクの送信

音声会話体験 !

TwinRoomの特徴として、音声対話体験機能(Avatar機能)があります。この機能はAIとの音声対話を簡単に実現することができます。音声to音声で対話する体験はテキスト会話では得られない快適さがあります。

それでは、TwinRoomで音声対話ができるように設定してみましょう。まずは、「アキくん」の音声を設定します。キャラ設定の「音声設定」タブより、ベースの音声や音声スピード、音声の微調整モデルなどを選択して音声設定を確定させます。音声再生テストを活用してお好みの音声を調整しながら設定できます。

キャラクター音声設定画面

TR Avatarタブより、配信先URLの「公開する」をONにして保存しましょう。URLを開くと以下画面が出ます

TR Avatar設定画面

音声対話への導線をわかりやすくするために、LINEのリッチメニューを利用しました。以下画像のように画像のリンクボタンをさきほどの「配信先URL」として設定しました。これによりボタンを押すことで「アキくん」との対話画面に遷移することができます。

「アキと話す」のリッチメニュー

以下スマートフォンのアキくんとの対話画面です。音声で会話することができます!音声での対話体験も一味違って、テキスト入力がないので快適さを感じる方も多いかと思います。

スマートフォンの音声会話画面

使ってみる

「アキバ観光くん」をお試しで以下よりお友達登録してご利用できます。

アキバ観光くん

まとめ

観光業におけるLINEマーケティングの一環として、AIキャラクター「アキバ観光くん」を導入することで、観光客へのパーソナライズされた情報提供とインタラクティブなコミュニケーションが実現することができました。

TwinRoomを活用することで、簡単にキャラクターを作成し、LINEでの運用が可能です。これにより、観光客の満足度を高め、地域の魅力を最大限に伝え、リピーターの増加や地域経済の活性化に活用しましょう!

TwinRoomでは登録後無料でお試しすることもできます。

実際のキャラクター作成や運用のご相談をご希望の方は以下よりお問い合わせください


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