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シルク・ドゥ・ソレイユ 舞台裏ツアーのおもてなしに価値あり!

シルク・ドゥ・ソレイユ LUZIA を観劇した。チケットは舞台裏ツアー付きなので開場時間18:30からツアー終了が23:30と5時間に及ぶ長時間ツアーだった。


前夜

飛行機で2時間の場所なので航空チケットとシルク・ドゥ・ソレイユの観劇チケットを握りしめて飛行機に搭乗。観劇日は次の日なので、まずはホテルに着こう。
空港からレンタカーを予約しているのでホテルまで難なくたどり着けることを期待していたが、飛行機の遅れでレンタカーオフィスが閉店。
Ubarタクシーを頼むがスムーズにいかないので乗り合いタクシーに乗車してなんとかホテル到着。

当日~開場前

翌日、レンタカーを借りに空港へ戻る。慣れない道を慣れない車で走る不安と予想通り道に迷って行ったり来たりを繰り返してホテルに戻る。シルク・ドゥ・ソレイユまでレンタカーはあきらめてタクシーで行こうかと思ったが、帰りを考えると車での行動が良さそうだ。早めに行動したのでシルクの駐車場は一番乗り。舞台裏ツアーチケットはVIP用の駐車スペースが確保されているので入場口は真横だった。

18:00 開場


VIPのラウンジバー

VIP札をもらって専用ラウンジに誘導。
ウェルカムドリンクをいただきながら15分ほど経つと、アーティストと呼ばれる演者さんが来て写真を取ったりお話をさせてくれる。
パフォーマーと呼ぶのかと思っていたが、アーティストと呼んでいた。
アレクセイさんが来て写真を撮らせてもらった。この時はこの方の芸は知らずにいた。

オードブルと飲みもののおもてなしが始まる。給仕さんたちがトレイに載せて運んできてくれる。メキシコテーマなのでメキシカン料理。
タコス、チリコンカーン、何かの揚げ物、チキンケバブ、どれもこれも美味。オードブルとはいえ、調理していて種類が多くボリュームがある。基本的にアルコールを含む飲み放題で食べ放題。

19:30 ツアー開始

ツアーの案内人がツアー内容を教えてくれる。
1.ショー開始前の舞台裏
2.ショー 第1部
3.休憩
4.ショー 第2部
5.演者さんへの質問と写真撮影
6.ショー終了後のステージ裏
こういう順序だそうだ。

1.ショー開始前

ツアー中の写真撮影はご自由にどうぞと太っ腹である。
ここでは開始前ステージとテントの裏の仕掛けの部分を見学させてくれる。
映画館のようなお土産屋、アイスクリーム、ポップコーンが売っている場所を通りステージへ。見たり聞いたりするのが忙しくて写真を取り損ねてしまった。
ステージ中央の客席の最上階から演技の指令を出すブースがあり、その横には音楽操作盤。演技の心臓部だ。位置的には映画館の映写機の場所になる。
テントの外の裏にはシルクの象徴である水のトリックの設備があり、水は循環させている。
一旦VIPラウンジへ戻りショーへ案内される。

20:00 ショー開始

2.ショー 第1部

ラウンジでもらった飲みものは持ち歩くことができ、ポップコーンが一袋ずつ配られる。席は中央である。
ショー自体は写真撮影禁止である。
先ほど、ラウンジで写真を一緒に撮らせてもらったアレクセイさんが出演している。この時までその他大勢の一人だと思っていた。

3.休憩

ラウンジに戻ると、サーカスの小道具が入ったCirque du Soleil ロゴ付きのトートバッグが配られる。A3サイズの高級感のある分厚いブックレットも持ち帰り自由だ。
シャーベットに生チョコレート、一口サイズケーキなど甘味が提供された。この後3日間は食事が摂れなくなるほどの満腹感と、あふれんばかりのおもてなしの満足感を得る。

4.ショー 第2部

しばらくすると、舞台が暗くなりおごそかな闇に包まれる。キャンドルに囲まれた舞台にアレクセイさんが!

アレクセイさんの芸はソロでした。その他大勢とはとんでもない間違い。

22:00 ショー終了

5.演者さんへの質問と写真撮影

ショー終了後はステージ前に集まりアーティストお二人とのおしゃべりコーナーと写真撮影会。
アーティストの一人はベラルーシ出身のタチアナさん、5才のときに体操を始めて今に至る。お仕事好きですか?の質問には「好きとか、、、そういうんじゃないんです。生活とか、人生なんです。」と答えられていた。
もう一方の方は歌担当。メキシコでは有名な歌手だそうでCDも出している。

6.ステージ裏

さきほど行ったテントの裏ではなくテントの中のステージ裏へ案内され、大道具、小道具が詰まった部屋に案内される。
舞台の道具の移動や、水を使ったあとの後始末もアーティストがするようだ。衣裳が置かれている部屋、トレーニング部屋を見学する。テントを出ると数多の洗濯乾燥機がコンテナに積まれている。アーティストが各自で自分の衣裳を洗濯するそうだ。

アーティストが仕事をしやすいよう、整体師、マッサージ師が常駐している。家族がいる人は家族に裏方仕事を配備するなど一緒にツアーを回れるようにしているようだ。
コンテナの一つにはキッチンがあり、栄養があって脂肪過多にならない食事を提供している。
食堂には過去に重大事故にあったアーティストさんたちの写真がキャンドルと共に飾られていた。

コンテンポラリーサーカス

シルク・ドゥ・ソレイユはコンテンポラリーサーカスと謳い、伝統的なサーカスとは一線を画し、動物は扱わずに人間のみで美術や演劇の要素を盛り込んでいると定義している。今回観劇したのは移動式なので、常設のシルクとは演目が違うのかもしれないが、想像していたサーカスと似て非なるものだった。特にピエロ。ブックレットを見るまであの方がピエロとは気づかなかった。
博物館と美術館どちらがより好きか?と考えると美術館派はシルク・ドゥ・ソレイユを好むのではないかと思った。

23:30 ツアー終了 ほぼ 24:00

終了時刻は中途半端な時間だったので、質問が多ければ時間にこだわらず続けていたのではと思うほど余裕を持って案内してくれた。
「来て、見て、帰る」ではなく、骨の髄まで写真許可して見せてくれたシルク・ドゥ・ソレイユさんの心ゆくまでのもてなしをいただいた。

この日の一番安価なチケット代は日本円で約10,000円。座席の位置がいいと3倍、4倍の値段になる。ならばそれよりは少し色はつくが、プラスアルファもあって席の選び間違いがないだろう舞台裏ツアー付きを選んだ。

外へ出るとテントの真っ暗闇。車は入口の真横にある。車で来ていてよかったと思えた。


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すぴねか
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