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妊活がこんなにメンタルに来るなんて想像してなかった

今年、妊娠に対する認識が私の中でひっくり返りました。そのことについて書こうと思います。
妊活のリアルを知りたい方、妊活についてまさに悩んでいる方、ぜひお読みください。


排卵日に合わせてタイミングを取っているのに全く妊娠しない…

結婚6年目、いま33歳です。子供は「いつかその気になればいつでも妊娠できるでしょ」という大変甘い考えで今まで生きてきました。

35歳になったら妊娠率がガクッと下がる、ということを恥ずかしながら今年になって知り、もうあまり時間がないと焦ってまずは排卵日に合わせて夫婦生活をするところから始めました。(タイミング法といいます。)
しかし半年経っても妊娠しない…。全くの予想外でした。

タイミングさえ合えばすぐ妊娠できる、と信じ込んでいた私は、それとはまったく違う現実に直面し、生理が来そうな時期、生理が来た直後、毎月のタイミングを取る時期でメンタルの振れ幅がどんどん広がっていきました。

  • 生理が来そうな時期…今月こそは妊娠できているだろう、お願いだからしていてくれ、という願いが強く、想像妊娠という状態になりがち

  • 生理が来た直後…今月もまただめだった…という深い絶望とともに、何も考えずお酒が飲める!という一時的な解放感が訪れる

  • タイミングを取る時期…今度こそは妊娠するぞ、という強い意志と、また食事に気を遣う日々が始まるのだという緊張感が始まる

上記のようなことは、妊活を始める前まではまったく経験してなかったことで、しかも月を追うごとに落ち込んだ時の落ち込み具合がどんどん深くなっていきました。

不妊検査開始

なかなか自然妊娠しないので、原因究明のためにも不妊の検査をしてもらうことにしました。

検査も、ほぼ毎週病院に行かねばならないのが2か月ほど続きました。不妊治療を始めたわけでもないのに、検査だけでこんな高頻度で病院に行かなくてはいけないのが予想以上に負担でした。

検査のたびに検診台に座ります。何回やっても慣れず、それだけでストレスです。

また検査の予約は、生理や排卵に合わせて取らなくてはなりません。生理予定日に検査予約を入れていたのですが、当日の朝まで生理が来ず、とても気をもんだことがあります。生理が来なければその日に検査しても意味がないので、検査予約の日時をずらす必要があります。すると仕事の調整をしなくてはなりません。職場の人に何て説明しよう、ミーティングの調整はどうしよう、次はいつ病院に行くための仕事の調整が入るんだろう、など予定がとても不安定であり、職場の人に迷惑をかけるかもしれない、というのが、メンタルを蝕む一因になりました。

検査だけでこんなにメンタルがぶれぶれになるのに、体外受精などの治療が始まったら、自分はどうなってしまうんだろう。毎月の結果にどうしても一喜一憂してしまい、それに振り回されていることに加えて、通院の度に仕事の調整をしなければならず、いつ妊娠できるかもわからない、終わりのない戦い。

本格的にうつになってしまうのでは、という不安が生まれました。
実際に、妊活のストレスが日常的にあると、以前なら耐えられた仕事上のストレスも耐えられず抑うつ状態のようになってしまい、仕事を休んでしまいまいた。仕事だけなら耐えられるストレスも、妊活のストレスが重なると耐えがたいものになってしまうことを経験しました。

職場に打ち明けるべきか?

不妊治療で頻繁に仕事を休むことを、職場の人にどう伝えるのか悩んでいます。今はまだ検査の段階なので、「私用があり途中抜けします」「通院があります」で切り抜けてきましたが、いよいよ本格的に治療に入るとすると、おそらく何か月も突発的な休みが入り、最低でも上司には説明すべきなのかなあと思います・・・

しかし、もしも分かってもらえなかったら、とか、無意識に「また休みなのか~」などと言われたりすると、ギリギリで保っている私のメンタルが崩壊しそうで、怖くて言えない!という気持ちになってしまいます。

身近な人に妊活と仕事の両立のストレスについて理解してもらえない

終わりのない妊活と仕事の両立は、経験した人にしか分からないストレスがあります。長引く不妊治療と仕事の両立が厳しく退職する人も一定数いるようです。

夫に妊活と仕事のストレスを打ち明けても、「全部完璧にやろうとするからそう感じるんだよ」と正論を言われて終わり。落ち込んでいるときに言われると、寄り添ってもらえないと感じてしまいます。
実母に打ち明けても、近所の○○ちゃんもなかなか妊娠できなかったんだよ、と私だけではないことを言ってくれましたが、仕事との両立のストレスについては「私はすぐ妊娠したからわからない」と言われ、壁を感じました。

【結論】自分の価値観や行動を変える

身近に分かってくれる人がおらず、抑うつ状態手前までメンタルが落ちてしまいました。しかし妊娠をあきらめたくはありません。後回しにするほど妊娠の確立は低下していってしまいます。

しかしその焦りやストレスが妊娠の確立を下げているとも思います。まずは自分のエネルギーを満タンにしてからでないと、お腹の子供にエネルギーを与えられないですよね。心身ともに健康でいることが妊娠の前提条件だと思います。

だからまず完璧主義を捨てて精神的なストレスを軽減しようと思います。

  • 妊活にかけた時間・労力・お金に見合った成果(=妊娠)を求めすぎない。毎月の結果に一喜一憂せず、「子供はほしいけど、たとえ妊娠できなくても幸せな人生になる!」とどんと構える。

  • 妊活優先した結果職場の人に迷惑かけてもOK!とする。可能な範囲で貢献できれば自分にOKを出す。

  • 心理カウンセラー訪問は敷居が高いと思っていたが、アメリカでは心理カウンセラーに相談しない人のほうが圧倒的に少ないらしい。心理カウンセラーに相談し、妊活と仕事の両立の悩みを話して捉え方のヒントを教えてもらう。

など自分の価値観や行動を変えていきたいと思います。

生きてるだけで奇跡だし尊いと本当に思う

簡単に妊娠できる、と思っていたのが、妊娠って本当に難しい、という認識に変わり、この時点で良かったことがあります。

すべての人の命は奇跡が重なって生まれてきたし、生きてるだけで尊いんだな~と心から思えるようになりました。自分の命も含めていままでよりもっと尊重できます。

みんなの生きづらさが解消されて、願うビジョンへまっすぐに進んでいけますように。

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