見出し画像

「受け入れられるって嬉しいな 肩の力も抜けていく」

「受け入れられるって嬉しいな 肩の力も抜けていく」

大好きなアーティストの一人、斉藤和義さんの「ベリーベリーストロング〜アイネクライネナハトムジーク〜」という曲の歌詞だ。基本的に斉藤さんはソングライターなので自分で曲を書かれるが、この曲は作詞が作家の伊坂幸太郎さん。共作で、小説、漫画や映画になったりしている。

このフレーズは、気がつけば口ずさんでいた。特に強い感銘を受けたとかではなく、なんとなくすんなり心に落ちてきた感覚。

「正面から歩いてくる 髪を束ねた女の人は 
 連敗続きのこのオレに 良いですよと言ってくれた」

が、この上記のフレーズの前の部分。「あー、受け入れられるってこういうことか。そりゃ嬉しいよな」と主人公に共感したり羨ましがったり。


受け入れられる = いまの自分で問題もない証拠 → 怒られない

怒られないってだけで、なんだかホッとする。褒められたり認めてくれたりすると安心する。たまに叱られると嬉しくなる・・・かな?

自分の居場所があるというだけで、やはり心が安らぐのではないだろうか。気のせいでも身の危険を感じるだけで疲れるし、心がこわばっているのが自分でもよくわかる。それが続くと気の抜き方がわからない。とにかくしんどい。

そんな人に言葉でいろいろ言ったって理解はされない気がする。頭ではわかってても身体が・・・ってやつ。そこは時間をかけて、それこそ氷が溶けていくのをゆっくり待つしかない。ゆっくりだけどでも確実に溶けているわけで。



支援級に在籍している生徒って多かれ少なかれそんな部分は持っている気がする。彼らの個性と言ってしまうとそれまでだけど、産まれたときからそんな赤ちゃんはいない。中学生に辿り着くまでになんらかの影響があったんだろう。

新入生は、まずはそれを解きほぐすことから始めて良いような気がしている。一年くらいかけてゆっくりと。「初めて」ということに人並み以上に敏感に反応する彼ら。小学生→中学生ってとんでもないくらい変化が多い。江戸時代から明治時代に変わるくらいの変化!刀差してた武士が髷を切って洋服着るみたいな!・・・わかりにくい?



異性界に感じる中学校だけど、一教室くらい受け入れてくれる場所はあるよ。


いいなと思ったら応援しよう!