見出し画像

「父さんの結婚相手の条件は、お箸を正しく使えることやってんで」

箸の使い方はきちんとできていますか?

夕食後、家族で箸の持ち方の話になった。長女、二女ともにまだうまく使いこなせていない。と言っている私も完璧ではない。正しく使えているのは嫁さんだけ。

「父さんの結婚相手の条件は、お箸を正しく使えることやってんで」

嫁さんがまだ付き合って間もない頃の、まだとんがっていた若かりし日の私の戯言を娘たちに言うと「えー!」という反応。

私の母親がテーブルマナーには厳しい人で、かなり叩き込まれた。おかげで食事は楽しくなかった苦笑

長女は「好きな男の子が、食べているときにくちゃくちゃ言わせてたらどう思う?」の質問に、「引くー」と答えたので、それと同じ様な感覚やねと説明。

人によってこだわりや気にするポイントが違うということ。いまでもそこは変わっていないかもしれない。誰かと食事をするときは何となく見ていたりするかも。



箸の持ち方で印象的だったのが、西田敏行さん。

大河ドラマ「八代将軍 吉宗」の主演で徳川吉宗役をされていたときのこと。食事のシーンがあり、やはり意識は箸の持ち方に向かった。時代劇だし、NHKだし、テレビだし。きっときちんと持って食べるんだろうなというある意味思い込みがあったが、まるで子どもみたいな持ち方をされていた。

えー!!と思ったのと、なんかこれもアリなんかなと思ったのと、ごちゃまぜな気持ちになったのを覚えている。確か脚本担当のジェームス三木さんが、「『暴れん坊将軍』の吉宗とは違うキャラで、愛嬌のある吉宗を描きたかった」とか言われていた様な気がする。

西田さんがされると愛嬌に見えてしまうのはさすがのいったところだろうか。



子どもらには箸を正しく持ってほしい。そのためにも私が正しく持たないといけない。以前注意すると「父さんに言われたくない!」と言われてしまった。その通りです。

ただ、今の持ち方になった理由があるんですよ。正しい持ち方ができる様チャレンジもしているけど、これがなかなか・・・。

一緒にゆっくり習得していくしかないかな。
食事は楽しい時間であることは忘れずに。

いいなと思ったら応援しよう!