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たとえ暗闇にいるとしても

『一灯をさげて暗夜を行く。暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め。』これも、西郷隆盛さんの愛読書『言志四録』の一節。佐藤一斎先生の言葉だ。

どんなに真っ暗闇にいるような気持ちでも、信じられることがあれば、それを頼りに進む勇気を奮い起こすことができる。では、何を誰を信じるか。

環境であれ人であれ、制御できない他者を信じるなら、流され翻弄されるしかない。人生の暗闇で、怖くて前に進めなくなってしまう。

自らの意思でコントロールできるのは自分だけ。自分の道を照らす灯となりうる強い思いを持とう。それを頼みに進んでいくために、自分の感覚に耳を澄まそう。



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