見出し画像

同じ星の人[INFJ男が見る『ちひろさん』]



劇場公開&Netflix配信
映画『ちひろさん』を観ました。




ぼくの大好きな有村架純さんが主演の本作。



まず、有村架純さんについて。


めっっっちゃ大好きです。


見た目も もちろん大好きなんですが、
ぼくは「人間性」にとても魅力を感じています。



ちょっと失礼な言い方かもしれないけど、
「おばあちゃんみたい」なんです。


これは"自分の祖母"という意味ではなく(笑)、

"世間的な意味で「おばあちゃんみたい」"という意味で、

話し方・仕草・表情の変化などが、とてもゆったりしているんです。

それでいて、同年代の女性感もあるんです。


不思議ですよね。

そんな、お味噌汁みたいな

あたたかくてほっこりする

綾波風に言うと「ぽかぽかする」感じがめちゃくちゃ大好きです。


アバウトですね。もっと言語化がんばれ。自分。


今作『ちひろさん』では、

そんな有村さんの魅力がもうずっっっと溢れていて、

「こういう有村架純が観たかったのよ!」



と心の中で叫びました。約2時間、ずっと癒し映像でした。


有村さんの魅力ばかり語ってしまったけど、

作品としても素晴らしくて、演出・音楽・街の景色はもちろん、

役者さんもみんな素敵でした。

お弁当も美味しそうだったなぁ。

中でも、脚本がとても良いと思いました。

やさしくて素敵な言葉で溢れていて、

言葉に惹かれる傾向にあるぼくは満たされまくったんだけど、

中でも印象的だったのがこのシーン。




僕たちはみんな人間っていう箱に入った宇宙人なんだ

"同じ人間だ"なんてよく言うけどさ

一人ひとりやってきた星がバラバラなんだから

わかりあえないのが当然なんだよ

映画『ちひろさん』より



ぼくは他人に「わかってもらえないだろうな」と諦めてしまうことが多い。


これは自分のパーソナリティが珍しい部類(INFJ、HSP)であるからで、

生きていて常に感じている 違和感の正体は
"自分が他の人と違うから"だとこのnoteで書いてきた。


だから、他人に距離を置かれるし(自分から置いてる時もあるけど)


明確な理由もないのに嫌われているような感覚があった。


正直、今もある。なんでだろう。悲しい。



先ほどのシーンの後、
女子高生の「オカジ」のセリフ。



でも 世界のどこかにはいますよね?

同じ星の人 いつか会えますよね?

映画『ちひろさん』より




周りの人たちには申し訳ないけど、
家族にも、友人にも、今まで付き合ってきた恋人にも
"同じ星の人"はいない(いなかった)。と思う。


それでも、こんな宇宙人のぼくを
認めて 理解しようとしてくれる人がいる。


海外の言葉や文化を学ぶように、
同じ星の人じゃなくたって、歩み寄ることができる。

そう思うと、こんな難解な宇宙人に歩み寄ってくれる
家族や友人たちに改めて感謝しようと思えた。

察しの良い自分の気質に甘えて理解した気になってるけど、
他の星の人たちについて 自分も歩み寄っていこうと思えた。



この世界にいるかもしれない"同じ星の人"。


それは、

風俗で働くお姉さんかもしれない。

お弁当屋さんのお母さんかもしれない。

まだ赤ちゃんかもしれない。


こんなぼくにもいるんだろうか。


いるとしたらきっと、その人に会うために
ぼくは生きているのかもしれない。


会いたいなあ。同じ星の人。



_

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?