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トム・クルーズは、ガイ・リッチーを世界に仕掛けた/ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

トム・クルーズとガイ・リッチーにどんな接点があるか知っているだろうか?
イギリスで製作された本作は、監督やプロデューサーが当時無名だったので、アメリカで配給会社が見つからなかった。そこで、この映画を気に入ったトム・クルーズが自分の影響力をフルに使った。クルーズは、複数の映画会社幹部を呼び出してこの映画を見せ、「買い付けないと後悔する」と言い、見事アメリカでの公開が成功した。
ブラッド・ピットが、この作品を観てガイ・リッチーに仕事をしたいと直談判したのは有名な話だが、仕掛人はクルーズだったといっても過言ではない。
ジェイソン・ステイサムが【コラテラル】に小さな役で出演したのは、こういう所以があるのかもしれない。

ベーコンという役名は、「警察官」のスラングから来ている。
刑務所行きにはならない軽犯罪を繰り返す小悪党は、しょっちゅう警察署を出入りしてる。その姿は、「側から見れば警察官だ」という由来

ショウビズ界に進出する前のステイサムは、昔路上でバッタもんを販売してた。

ヴィニー・ジョーンズがキャスティングされた理由は、脚本家がビッグ・クリスの容姿を「サッカー選手のヴィニー・ジョーンズのような容姿」と書いたため。
有名な話だが、ジョーンズは俳優になる前、サッカー選手だった。
人を殴って逮捕されたジョーンズは、釈放されたその日が本作の撮影初日だった。

ちなみにジェイソン・フレミング以外のメインキャストには、全員逮捕歴がある。
そのフレミングは、撮影中に製作会社の社員とポーカーをして大負けし、ギャラ分以上のお金を失った。

ニック "ザ・グリーク"がテーブルのガラスを割るシーンはガチのハプニング。
監督のガイ・リッチーが、このシーンを面白がってそのまま起用した。

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