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コリン・ファレルは、射精する時にジェイムズ・ジョイスって言う / ミスターメルセデス ファイナル・シーズン〈あらすじ・ネタバレあり〉
評価:57点 / 100点
今シーズンは、メルセデス・キラーに襲われながらも生き延びた人々の"その後"が描かれてかれている。
ホッジスは、度々亡きハーツフィールドの悪夢に襲われるが、生前のハーツフィールドはエルム・ストリートの住人。【エルム街の悪夢】を連想させる。
裁判が不利に傾いても、数分で形成逆転させるほどのメッセージを発したホリーは凄まじい。自分を"異端だ"と言うホリーにかけた「君が一番人間らしい」というホッジスの言葉は、心が救われる。
ジェロームは、探偵業が天職では?と以前から思ってたけど、今シーズンでは調査員として大活躍。
ロススティーンの原稿を巡る騒動はまるで【ファーゴ】だが、この作品には求めていないテイスト。
最も皮肉なのは、ホッジスにとって家族同然の仲間ができたのは、ハーツフィールドが存在したからということ。
事件を解決できないまま刑事を引退し、酒浸りの生活を送っていたホッジス。そんな彼に"メルセデス・キラーを逮捕する"という生きがいを与え、逮捕した後も大切な仲間と新しいスタートを切って、疎遠だった家族ともやり直せた。最も憎いハーツフィールドが、ホッジスを救ったのだ。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
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オハイオ州ブリッジトン。
メルセデス・キラーことハーツフィールド殺害犯として、ルーの罪状認否が開かれる。
次の選挙でも当選したい判事は、市民がルーに同情的なので出来るだけ軽い刑で済ませたいと思っている。
過失致死での起訴や司法取引をするように圧力をかけるが、検事補・ペイスもルーも応じないため、判事はルーを精神病院送りにする。
一度精神病院に入れられたら、ほぼ出られないは暗黙の了解だからだ。
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左が検事補・ペイス、右が弁護士・フィンケルスティーン
落ちぶれた小説家・ロススティーンは、深夜自宅に忍び込んだ強盗・カールを射殺するが、もう1人の強盗犯・モリスに殺害される。
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貸金庫からロススティーンの金と未発表作品の原稿を盗み出したモリスは、カールの遺体を乗せて車を走らせるが、運転中に山道で事故る。
金と原稿、車を隠したモリスは、山道で倒れていたところを通りがかった男・スタンに救われて病院に搬送される。
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足が不自由で定職につけない
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母と失業中の父と3人で暮らす高校生・ピーターは、犬の散歩中にモリスの車を見つける。
ピーターは、金と未発表原稿を持ってその場から去り、匿名で通報したことによって警察は"カールがロススティーンを襲った強盗犯の1人"だと断定する。
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誤って殺害してしまう
出版社が、未発表原稿に70万ドルの懸賞金がかける。
金と原稿を奪い返すためモリスは、ロススティーンの元恋人・アルマと手を組む。
モリスが強盗したのは、ロススティーンの未発表作品の存在をアルマから聞かされ、強盗したのだ。
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アルマは、モリスが13歳の頃から肉体関係がある
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モリスは、アイダが教師だった頃の教え子
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ロススティーンに憧れてアイルランドから渡米してきたホッジスは、検事補・モラレスの依頼という体で捜査に参加。
ホリーと大学休学中のジェロームも当然協力するが、ルーの裁判と両立しないといけないため、かなりハード。
ロススティーンとアルマがかつて恋人だったことを調べ上げ、さらには匿名の通報者が事故現場付近の住人・ピーターではないかと仮説を立てる。
ホッジスは、ピーターの父・トムに会いに行く。メルセデス・キラーの被害者であるトムは、ホッジスを信用して「息子が、金と未発表原稿を持ってるかもしれない」と相談する。
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ジェロームは自分の嫌いな"ハーバード大学生"を名乗る
精神病院に収容中のルーは、ハーツフィールドの幻聴に悩まされながらも、奇跡的に精神鑑定をパスして裁判を受けられることに。
「過失致死での起訴を求めず、あえて第一級殺人で裁判を受ける。そうすれば陪審員は"第一級殺人で有罪にするのは重い"と判断して無罪にする」
ルーにそう言われた弁護士・フィンケルスティーンは納得するが、このアイデアもハーツフィールドが与えたもの。
ルーを介して"ホリーを情状証人として召喚し、ハーツフィールド殺しの正当性を語れ"と指示する。
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