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鏡に映るのは宿敵の顔/フェイス・オフ

ニコラス・ケイジ、ジョン・トルヴォルタ、ジョウ・ウーにとって代表作の1つとなった【フェイス/オフ】は元々1990年公開予定で、マイケル・ダグラス vs ハリソン・フォードで製作していたが企画がストップ。マイケル・ダグラスはこの作品をかなり気に入り、出演ではなく製作総指揮として関わることに。
シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーのW主演として再始動したが、監督を務めたウーが、ケイジとトラヴォルタを指名し、主演が確定した。
そのほかの組み合わせとして検討されたのは
・ブルース・ウィリス vs アレック・ボールドウィン
・アル・パチーノ vs ロバート・デ・ニーロ (2年前の1995年に【ヒート】で共演済み)
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム vs スティーブン・セガール

ポラックス役は、マーク・ウォールバーグが演じる予定だった。

撮影期間中、ケイジとトラヴォルタは、互いの話し方やジェスチャーの癖を学ぶため2週間共同生活をしていた。

トラヴォルタは、自分の顎をバカにするセリフが嫌だったそうだ。
脚本家にこのシーンは必要なのか?と問い詰め、「自分以外の顔を見下す演出によって、ナルシストのキャスターというキャラを確立したい」という返事に納得した。

あまり知られてないが、ケイジとトラヴォルタは、【キリングゲーム】と【エクスペンダブルズ2】で再共演予定だった。前者に関しては、ケイジが演じる役をデ・ニーロが演じ、後者は2人とも出演しなかった。

ディートリッヒとサーシャの兄妹キスシーンを提案したのは、サーシャを演じたジーナ・ガーション。

冒頭の空港シーンの方がラストのアクションよりも大規模で派手だと思う。
個人的には、【正体がバレたキャスターがアーチャー一家を人質にして飛行機で逃亡するところを、ショーンが追い、FBIが最後真相に気付いてキャスターを逮捕する】オチにして欲しい。キャスターを生かすのは、もちろん続編をいつでも作れるようにするためだ。

2010年代のニコラス・ケイジは借金返済のために、以前の彼では選ばないような作品に出演を続け、一部からは「落ちぶれた」と揶揄されていた。
それでも世界中のファンが彼から離れず復活を願い続けたのは、90年代のケイジが観客とハリウッドに夢を与え続けたからだ。

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