腹が減ったマフィアは吉野家の牛丼を食べる / バリー シーズン2〈あらすじ・ネタバレあり〉
評価:92点/100点
前シーズン、ラスト。
バリーは刑事・ジャニスを殺害し、その死体を隠す。警察は殺害現場となったクジノーの別荘近くでジャニスの血痕を見つけるが、死体がないため失踪者として捜査を開始。
ジャニスが、ライアン殺しの一件でチェチェン・マフィアを捜査していたことから、その報復で襲われたと見解を示していた。
バリーと決別したフュークスは、新しく組んだ新人殺し屋がミスを犯して死亡したせいで、事件の関係者として取り調べを受けることに。
ジャニスの同僚だった刑事・ローチは、フュークスとチェチェン・マフィアが繋がっていた証拠を掴み、バリーがライアン殺しの現場に居たことも突き止める。
追い詰められたフュークスは寝返り、バリーと和解して彼からジャニス殺しを自白させようとする。
最初はフュークスを拒んでいたが、バリーは演技を磨く中で自分の過去を振り返り、"誰も自分の人間らしい部分を知らない"と感じる。数少ない友人であるフュークスとの和解を選ぶが、彼との会話の中でジャニス殺しに触れてしまい、ローチに盗聴される。
ローチは、"妻を寝取ったテコンドー選手・プロキシンを殺害すれば、ジャニス殺しは見逃す"と取引を提示。
プロキシンを家で襲うが殺害には失敗し、痺れを切らしたローチが直接手を下す。
スーパー・マーケットにいたプロキシンをギャング扱いして射殺するが、ローチ自身も銃を持っていたせいで駆けつけた警官に射殺される。
ローチにの死によって、バリーとフュークスは解放される。
一方ロサンゼルスのクルーを仕切るチェチェン・マフィアのハンクは、シフエンテスの仲介により、これまで対立していたビルマ人犯罪組織のボス・エスターと手を組む。
だが、チェチェン本部の幹部・バティールは、ゴラン殺しの犯人を見つけ出すようにハンクへ命令。ハンクは元々ビルマ人のことが嫌いなので、ゴラン殺しの犯人に仕立て上げて、バリーに暗殺させようとする。
しかし、これ以上人を傷つけたくないバリーが拒否し、代わりにチェチェン人たちを優秀な殺し屋にするためのトレーニングを行うことで同意する。
バリーがチェチェン・マフィアをトレーニングしていたと知り、ビジネスのチャンスだと思ったフュークスはバリーにもう一度手を組んで儲けようと誘う。
当然バリーは断り、再びフュークスとの関係は破綻。
フュークスはその報復として、ジャニスの死体を見つけ出し、「バリーが殺した」とクジノーに伝える。
チェチェン・マフィアが、"ビルマ人を殺してヘロインを奪う計画を立てている"と知ったシフエンテス。チェチェン・マフィアたちを皆殺しにしようとするが、フュークスが仲介役になったことで和解し、酒を飲み交わす。
そんな中、ジャニスの死体を見つけた一件でフュークスへの怒りが爆発したバリーは、宴会場を襲撃。フュークスには逃げられてしまう。
サリーは、自分の才能を見出してくれるエージェントと契約することに成功。プライベートではバリーと交際するように。
過去に受けたDVを題材とした劇をバリーと演じ、エージェントからは高評価。
エージェントの提案で、今度は業界関係者を集めて同じ演技をすることになる。
プレッシャーで押しつぶされそうなサリーは本来"DV彼氏に依存して許してしまう役"だったのに、"DV彼氏に立ち向かった役"を演じてしまう。
この演技が認められ、サリーは"偽りの自分"が高く評価される。