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ティーン・ホラー映画【スクリーム】のヒットにより1度はボツにされた脚本が映像化/ラストサマー, ラストサマー2

ラストサマー(1997年製作)

43点。
【ラストサマー】は【スクリーム】、【ルール】と並ぶ、90年代のティーンものホラーの御三家の1つ。
実は脚本家のケヴィン・ウィリアムソンは【スクリーム】の脚本も手掛けているので、ホラー界にとんでもない貢献をしている。【ヴァンパイア・ダイアリーズ】、【パラサイト】、【ドーソンズ・クリーク】を生み出した人物でもあり、ティーンものを描かせればスペシャリスト中のスペシャリスト。
製作時期は【スクリーム】の方が先だが、脚本そのものは本作の方が先に作られている。当初【ラストサマー】は映像化する価値もない作品としてボツにされたが、【スクリーム】のメガヒットによりフランチャイズ化した。

メインキャストにとって代表作となった本作

リース・ウィザースプーンが出演予定だったが辞退して、当時の彼氏だったライアン・フィリップを起用するように製作に求めたり、サラ・ミシェル・ゲラーとフレディ・プリンゼ・ジュニアが後に結婚するなど出演者のプライベートも話題に。

3作目でクソみたいな設定を敷いたせいで自滅した本フランチャイズだが、噂ではオリジナルキャストを集めて2作目の"その後"を描くとか。

殺人鬼フィッシャーマンことベンジャミン・ウィリス

アメリカの都市伝説【鉤爪男】をベースに、殺人鬼・フィッシャーマンと彼に追われる4人の若者たちを描いた作品。
飲酒運転により1人の漁師を轢き殺したティーンエイジャー4人は死体を海に流すが、その1年後"去年の夏、お前たちが何をしたか知っている"という手紙が届く。4人はフィッシャーマンに命を狙われ、ジェニファー・ラブ・ヒューイットとフレディ・プリンゼ・Jrだけが生き残る。

心に傷を負ったヘレン(演. サラ・ミシェル・ゲラー)は、ミスコンで優勝した栄光にすがっている

【スクリーム】と大きく違うのは、犯人に意外性がないということ。もっといえば、犯人の正体なんかどうでも良い。
なぜなら、犯人が4人を狙う理由は序盤で明かされているから。
話をこねくり回して意外性を出そうとしているだけになってる。

殺人鬼・フィッシャーマンの過去を紐解く上で、
キーパーソンとなる孤独な女・メリッサを
演じるのはアン・ヘッシュ

一応大事なことなのでちゃんと伝えておく。
轢き逃げしたことは事実だ。
轢いた相手がクズだったから自分たちのことを許してるけど。
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ラストサマー2(1998年製作)

43点。
酷評されすぎてフレディ・プリンゼ・Jrは公開から20年以上本作を見るのをは避けていたらしいが、実際見てみたら面白かったというのが彼の感想。
ジェニファー・ラブ・ヒューイットは、この作品を最後にホラー映画への出演を断り続けているが、本フランチャイズが復活すれば復帰したいと言っている。
大駄作となった続編の3作目には、ヒューイットとプリンゼ・Jrがキャスティングされていたのだが、2人とも気が変わって出演をやめたので全キャスト一新されて、ストーリーも続編的な立ち位置ではなくなった。

前作で右手を切断されて海に落ちたものの生き延びていたフィッシャーマン

バハマのリゾートを舞台に、前作で生き残ったジェニファー・ラブ・ヒューイットとフレディ・プリンゼ・Jrが再び命を狙われる。
しかも今回は、殺人鬼フィッシャーマンが息子と共に襲ってくる🐟

一見、ジュリー(演. ジェニファー・ラブ・ヒューイット)に片想いしているようだが
実際は父・ベンジャミンと復讐の機会を伺うウィル・ベンソン

フィッシャーマンことベンジャミン・ウィリスの過去が描かれ、彼が轢き逃げされてブチ切れだだけでなく、その前からかなりサイコな人物であることも判明する。

メキ・ファイファーにブランディ、ジャック・ブラック、
ジェフリー・コムズ、ジェニファー・エスポジートとキャストもパワーアップ

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