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依存症の会に依存している / アウトサイダー 

評価:53点 / 100点

【ミスター・メルセデス】の探偵 ホリー・ギブニーが本作に登場。放送局が違うので俳優が変わっているは仕方ないけど、ジャスティン・ルーペがあまりにもハマり役だったので違和感ある。非白人のシンシア・エリヴォが起用されたのは、ジェイソン・ベイトマンが彼女との共演を希望したから。
ホリーは変わり者だけど、自分も家族を殺されてるのでこの作品みたいに相手の心にズカズカ入り込むようなことはしない。もっと気を遣って調査する。視聴中に何度ビル・ホッジスがいてくれたら・・・と思ったことか。
時系列的には【ミスター・メルセデス】の後。
【ミスター・メルセデス】の舞台であるオハイオ州が少し映り、そこでホリーに新たな出会いが!

本作の敵 エル・クーコは、人に憑依する場合とコピーする場合がある。
人をコピーして子どもを殺せば、子どもをエネルギーとして取り込めるのだが、単に憑依して殺人をやってもエネルギーとして取り込むことはできない。憑依の対象は精神的に不安定な人間のみで、ホスキンスが操られたのは、彼が離婚で心に傷を負っていたから。
正直、憑依の設定はない方が作品として魅力的になっていたはず。

シーズン2が製作されなかったので、2つの謎は解決されないまま。
1つ目は、白いバンがの持つ意味。エル・クーコによる殺人事件が起きた町ではバンが目撃されているが、そのバンじゃないとエル・クーコは移動できないのだろうか?
2つ目は、エル・クーコは1体じゃないということ。マーリンはオハイオ州で、顔に灰のついた男と店員、少女を見たと話している。その後エル・クーコの絵を描いているので、もっとたくさん存在する可能性はかなり高い。

エル・クーコに憑依されると水ぶくれができる

〈あらすじ・ネタバレあり〉

舞台はジョージア州、チェロキー。
11歳の少年・フランキーの他殺体が森の中で発見される。

左が本作の主人公・アンダーソン
右が州警察のサブロ

市警察の刑事・アンダーソンと州警察の警部補・サブロは複数の目撃証言から、事件当日にフランキーと野球チームの監督・メイトランドが一緒にいたことを突き止める。

メイトランドを演じるのは、ジェイソン ベイトマン
製作総指揮も務めている

決定的な物的証拠がないにも関わらず、メイトランドは逮捕される。
メイトランドは、「国語の教師としてキャップ・シティで行われた会議に参加していた」とアリバイを主張し、約100km離れたキャップ・シティでは彼の映った監視カメラの映像が見つかる。
しかし、犯行現場やフランキーの体からもメイトランドの指紋が検出され、ストリップ・クラブでの目撃情報や駅の監視カメラに映るメイトランドの映像も手に入る。

フランキーの父・フレッドと兄・オリー
フランキーの母親は息子の死で発狂して自殺する

追い込まれた地方検事・ヘイズは、ヤケクソでメイトランドの起訴を決める。しかしフランキーの兄・オリーが裁判所に現れてメイトランドを射殺し、アンダーソンはオリーを射殺。警察のルールに則り、アンダーソンは精神安定のため休職になる。
2人の息子を失ったことで、フランキーとオリーの父・フレッドは自殺を図り、病院へ搬送される。

メイトランドの遺族は嫌がらせを受ける

メイトランドが犯人だと確信が持てないアンダーソンは休職中の身でありながら独自に捜査を進め、奇妙なことに気付く。
事件当日にメイトランドがフランキーを乗せたとされるバンは、ニューヨーク州の家出少年・マーリンがオハイオ州内で乗り捨てたもの。そうなると今度は、メイトランドがそのバンを盗んでフランキーを乗せたことになる・・・。

そんな中、メイトランドがストリップクラブから駅に向かう時に着替えた服が見つかる。
服からはメイトランドの指紋が見つかるが、推定80歳のもの。謎の液体が服についており、ラボで調べてもまだ特定できない。

メイトランドの弁護士・サロモンは、亡き依頼人の無実を証明するため、風変わりな探偵・ホリーに調査を依頼。真実を知りたいアンダーソンも手を貸す。

オハイオ州の刑務所で囚人・ホフスタッターが自殺する。
2人の娘を殺害したホフスタッターはDNAが決め手で有罪になり、逮捕前には医療センターに入居するメイトランドの父・ピーターの担当看護師だった。

ホリーとアンディは初めて会った時から意気投合

オハイオ州に着いたホリーは、元刑事・アンディの協力を得る。
調べてみると、ホフスタッターの娘が殺された日、見舞いに来たメイトランドとホフスタッターは医療センターで会っていた。
ホフスタッターが医療センターで目撃されていたのに、姉妹殺しの犯人で逮捕されたという事情は、メイトランドと似ている。

そのホフスタッターは事件の直前にニューヨーク州へ旅行しており、彼が滞在していたホテルのバーテンダー・カネレスが、娘を殺害してライカーズ刑務所に服役中だと分かる。

メイトランドだけでなく、ホフスタッターやカネレスも事件後に家族を自殺、病死あるいは被害者遺族の報復で失っており、被害者遺族も刑務所にいるか亡くなっていた。

左はオハイオ州の殺人で逮捕されたホフスタッター
右はニューヨーク州の殺人で逮捕されたカネレス

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