さらば、ブルース・ウィリス / オペレーション・ゴールド〈あらすじ・ネタバレあり〉
評価:35点 / 100点
"椅子に縛られてるのに人を殺す"とかいう、チャック・ノリスかジェイソン・ステイサムにしかできない凄技をやってのけるスティーヴン・ドーフだが、こんな凄いやつがなぜ簡単に捕まったのかは理解できない。
本作より後に公開されたブルース・ウィリス出演作はあるが、撮影時期に関しては一番最後。
キャリアラストの作品いうことで、ウィリスの演技はかなり終わっている。ジョン・トラヴォルタに関しても三文芝居。
童貞にも効かない色仕掛けの演出は陳腐で、諸々のカット割りも壊滅的。
全員がやりたくない仕事をやっているのかと思うレベル。
唯一褒められる箇所は、"腐ってもチャック・ラッセルの監督作"なので、撮影資金はまあまああること。中途半端に綺麗なハワイの景色も堪能できる。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
ブルース・ウィリス演じる賞金稼ぎ・スワンがハワイで殺害され、顔を潰された死体で発見される。
スワンの息子・ライアン(演. ブレイク・ジェンナー)は、父の元相棒・ロビー(演. スティーヴン・ドーフ)や地元の刑事・サバンナと手を組み、スワン殺しの手がかりを探す。
そんな中、スワンが死を偽装して生き延びていたことが明らかに。
アメリカ本土で暮らすスワンが、はるばるハワイに来た目的は、麻薬組織の大物・ビルフォードを捕まえるためだった。
実はビルフォードは、美容整形をしてハワイの有力者・バックリー(演. ジョン・トラヴォルタ)に生まれ変わっていた。ここでも"フェイス・オフ"するのがトラヴォルタ流。
バックリーの狙いは、ハワイで麻薬シンジケートを築くこと。そのために政界の権力者を買収したり邪魔な相手を消したりと悪事を重ねていた。
バックリーとの銃撃戦によってスワンは命を落とすが、ライアンは復讐をするのではなくバックリーを逮捕することを選ぶ。