見出し画像

【入社エントリ】 toCにこだわってきたプロダクトエンジニアが2社目にIVRyを選んだ理由

はじめに

こんにちは。9/1 付けで IVRy に join した新井です。インターネット、並びに社内ではすぱこー(SpicyCoffee)と呼ばれています。
前職のクックパッドには 7 年以上在籍し、プロダクトエンジニアに軸足を置きながら、マネジメントや基盤開発などその時々でユーザーに価値を届けるために必要なことにチャレンジしていました。
この記事では、toC のプロダクト開発に浸かってきた自分が初めての転職で IVRy を選んだ理由と、実際に働き始めてどう感じているかを紹介します。


IVRy への入社理由

「普通の人」を幸せにしたい

プロダクト開発者になってから、自分がずっと抱え続けている想いとして、社会に生きる「普通の人」を幸せにしたいというものがあります。「普通の人」というのは言葉の定義が難しいですが、要するにすごくお金持ちなわけでもなく、めちゃめちゃ大きい会社に勤めているわけでもなく、具体をイメージするなら自分の親や地元の友人のような人々です。社会の大部分を占めている人々の生活を豊かにすることで、足元から社会をよくしていきたいという気持ちが自分の中にずっとあります。

率直に言うと、転職活動を始めてすぐの頃は「やっぱり toB は違うかな」と感じていました。エンドユーザーに直接価値を届ける仕事にこだわりたい気持ちがあったからです。ですが、IVRy のメンバーと話すうちに

  • toB といってもエンタープライズ向けの事業と中小企業(SMB)向けの事業は全く異なる

  • SMB 向けの開発で対象にしている人々は、上記の文脈で自分がイメージしている人々とかなり近い

  • B2B2C というモデルは、中間の B にあたるクライアントの業務改善を通してエンドユーザーである C の生活を変えていくもので、見ている方向は同じ

ということを理解し、せっかくなら前職で向き合っていた toC とは違ったモデルで、自分のやりたいことをやってみようと思うようになりました。最後に代表の奥西が「IVRy の哲学としてSMB クライアントとエンドユーザーは大切にし続ける」と話してくれたことで、自分の中にあった迷いが吹っ切れました。

技術で事業を推進したい

IVRy は「最高の技術をすべての企業に届ける」という Mission を掲げている会社です。

IVRy の Mission Statement

Mission のレイヤーで技術にフィーチャーしている以上、事業を前に進めるためには必ず技術を活用することになります。エンジニアとしての自分にとって、この構造がすごく魅力的に映りました。実際に IVRy では LLM を利用した AI による電話応対をコア機能の一つとして提供しています。

ミッションやビジョンという会社の根幹に技術という要素を置かない場合、その時々の「合理的な」意思決定によって技術投資の優先順位が下がってしまうことはあると思います(個人的にはそれが悪いことだとも思いません)。一方で、IVRy の場合は会社の成り立ちの段階から技術が中心に据えられています。事業と技術が一体になっている環境で働くことで、自分の仕事で社会がよくなっていく実感を強く得られるのではないかと思いました。

人が息づくオフィスで働きたい

自分が仕事をする上で大事にしている価値観の一つとして「自分がなぜお金をもらっているかの手触りを感じたい」というものがあります。自分がコードを書くだけではお金を稼ぐことはできないはずで、プロダクトが誰かに届き、価値を生み、その対価としてお金をもらっているという実感を大事にしたいという感覚です。

この "手触り" というのは「ユーザーさんの感謝の声」だったり「リリース直後の機能にアクセスされているログ」だったり「デプロイ直後にとめどなく流れるエラー通知」だったりといった形で表れるのですが、そのうちの一つに「自分ができないことをやってくれている同僚の姿」があると思っています。

リモートワークに多くのメリットがあることは今さら言うまでもないですが、フルリモートだとやはり隣で働いている同僚の姿が見えづらくなってしまうという側面はあると思います。

仕事が一段落したときにオフィスを歩き、目が合った同僚と雑談して、自分が直接関わっていない領域の様子を知るといった営みが自分にとってはエネルギーになります。このことから、メンバーが活き活きと働けるオフィスがあることは重要視していました。

IVRy に入社してみて

事業がおもしろい

IVRy はまさに今急成長中といったフェーズで、おもしろい事業のアイディアがどんどん出てきています。その一つ一つがしっかりとクライアントやエンドユーザーの体験を考えてつくられているため、人々の生活が変わっていくことがちゃんと想像でき、開発者として強くやりがいを感じます。

先日リリースされた「レストランボード連携」は一つの大きな例で、その導入事例インタビューはまさに自分の持っている「足元から社会を良くしていく」を体現しているかのような内容です。

社内ではこのようなチャレンジの案件が何本も並行に走っていて、自分が関わっていないプロジェクトの話を聞くのもとてもおもしろいです。自分の持てる力をしっかり発揮して、新しい価値を世の中にどんどん届けていきたいと強く感じます。

技術がおもしろい

入社前は AI 技術で世の中をよくしていくという点に強く惹かれていました。もちろんそのトライはとても刺激的な上で、その前段階にある音声通話の技術を使ってユーザーとの対話体験をつくっていくこと自体がとても新鮮です。

みなさんは、通話時に音声が読み上げられる速度について考えたことがあるでしょうか?ユーザーとの対話を記録するログの設計について検討したことはありますか?音声通話を対象にした自動テストの方法についてはどうでしょうか?
自分はこれまで一般的な Web 領域を中心に仕事をしてきたため、このような領域のプロダクト開発があることすら想像できていませんでした。

対話型音声はプレイヤーが少ない領域であり、開発の知見が公開されているケースは多くありません。世の中で自分たちが最初に直面した課題について、自分たちで試行錯誤して解いていく必要があり、これこそがエンジニアリングを仕事にすることの醍醐味であると感じます。

また、前述したように事業が急成長を続けるフェーズのため、技術的にも新しくトライする必要のある案件が山ほど発生します。「新しい価値を届けたい!」「これどうやったらつくれるの?」「知見ない!どうにかするぞ!」という状況が結構な頻度で発生しており非常に楽しいです。

環境がおもしろい

IVRy には、新しく入ってきたメンバーを最初から信頼し、しっかりとした仕事を任せる文化があります。もちろん周囲のメンバーはサポートしてくれますしオンボーディングも手厚いですが、いわゆる「お手並み拝見」のような姿勢は一切ありません。先にあげた「おもしろい」仕事にどんどん入っていくことができ、その気になればオーナーシップまで持てる環境です。

自分のケースでも、最初にオンボーディングタスクとしてレスポンスの遅いエンドポイントを高速化した後、次のタスクではチームの目標に直接紐づいたユーザー体験の改善を担当しました。ブルペンで一球投げたら「肩温まりましたね」と言われた気分になったことを覚えています。
最初は少し面食らいましたが、入社 2 週間で自分のつくった機能が AllHands で告知され、メンバーからポジティブなリアクションがもらえたことがとてもうれしかったです。

オフィス環境は入社前の期待通りで、メンバーとコーヒーを飲みながら雑談したり、ホワイトボードの前で突発的に議論をしたり、少し疲れたら壁を登ったりととても楽しく働けています。現状は週に 2~3 日出社しているメンバーが多いようですが、出社頻度をルールで縛っているわけではないため、フルリモートのメンバーもフル出社のメンバーもおり、それぞれに合った働き方が受け入れられているように感じます。Slack も活発に利用されており、リモート時に困ることもありません。

入社直後は戸惑っていたおもしろイベントの数々にもだいぶ慣れてきました。働いていて飽きない会社だと思います。

最後に

書き始めると長くなってしまいましたが、自分が入社前に考えていたことと、働き始めてから感じていることについてまとめてみました。IVRy の魅力が少しでも伝わったならうれしいです。

組織も事業も急成長中の今、IVRy は各種ポジションでメンバーを大募集中です!興味を持たれた方はぜひカジュアル面談にご応募ください!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?