バラモン式のカレーって何よ?
東京浅草でSPICEMAMAというアーユルヴェーダと量子力学とスパイス大好きの店主がバラモンのインド人や商業カーストのインド人から習い吸収したバラモン式を基本にしたカレーを提供している店主です。
店主である私が最初にカレーについて教えを乞うた家がバラモンの出身であり、そのカレーが驚くほど体に優しくそ心も満たされていくことに感動して日本にはあまり馴染みのなバラモン式のインドの家庭料理を提供しています。
基本的にバラモンは司祭階級であり、神様のお告げを伝える職。
だからベジがメインで玉ねぎもニンニクも入れない五葷不使用のカレーです。
ネギ類入れないカレーってイメージできないかも知れませんが、それが十分に美味しい。
ネギ類不使用の理由は私なりに解析するに、にんにくやネギ類は一時的に気分が上がる。
上がると下がる。
自分の周りに起きる出来事は全て自分にとって必要なことで
それが上がっているときには大した事として感じない事象も下がったときには同じ事象でも上がっているときと違ってイライラしてしまったり、落ち込んでしまったりしてしまう。
全ては自分にとって必要なことしか起きないのが我々の世界。
イライラさせることも自分の気持ちが常に感謝で満ちていればありがたいこととして受け止められる。
そうするとイライラさせることにも感謝でき、悲しませる出来事にさえ感謝できるようになる。
すべては自分が作り出している現実を感謝でとらえることで、感謝の輪が広がり癌に対しても感謝することで癌を味方につけ自分が幸せに生きる道を広げてくれる。
それはアーユルヴェーダという宇宙の根本原理であり、それに即した生き方をすれば幸せにしかなれないのである。
それを伝えるために、SPICEMAMAの基本的な調理の考え方がアーユルヴェーダであり、哲学としての根本原理のヴェーダを表現した料理を提供したいと思ったからカレーに縁もなかった自分が人に請われるままにスタートしたのである。
ここでアーユルヴェーダやヴェーダ、バラモンって何?という方のために単語の意味の説明を踏まえインドの歴史を振り返ってみたい。
バラモンとは古代インドで信仰されていたバラモン教のカーストのトップ
司祭階級のことである。
バラモン教はインド北西のアーリア人(ギリシャあたりにに端を発する肌の色が白い支配者階級)たちの宗教ですが、仏教の隆盛と共に一時期は衰退しながらも仏教の要素を盛り込んだヒンドゥー教(バラモン教盛り込む)により庶民に一気に広がった。
インド神話はヒンドゥー教を理解しやすいようにした物語である。
インド神話は元々ギリシャの民であったアーリア系の神話も盛り込みながら
独自の発展を遂げた物です。
ガネーシャは象人間。
ケンタウルスはギリシャ神話の馬人間。
どこか似ている。笑
ちなみにインダス文明で繁栄を気づいたトラヴィダ人は南に追いやられ今の南インド4州に暮らしている。
そのような思想背景を持ちながらインドの民はヒンドゥー教でまとまりながらも多神教を許容する多様性を容認する民族である。
ということで、多様なインドを表現しながらインドの思想や歴史を料理し
皆さまには感性でそれらを感じてもらえるように日々調理しているSPICEMAMA。
人は食べ物で構成されています。
食べ物で身体ができていて、心はその上に。
何気なく食べると何気ない人生が待っている。
食べることに感謝して、すべてを自分のものとできるように足るを知り食べ過ぎない。
ということで次回は足るを知るを実感する食事について述べていきたい。