見出し画像

なぜ、独創的なメニューで売上をあげようとするのか?3つのパターンを解説

個人経営の飲食店を経営している方に質問します。

いまのメニュー内容はベストだと思ってますか?

・新規客が欲しい
・売上をもっとあげたい
・売れるメニューがほしい

飲食店はメニューを、どのように作り上げるかで繁盛度が変わります。

長く繁盛してるお店には必ずと言っていいほど、売れるメニュー看板メニューがあり、新規客の多くはソレ目当てで来店しています。

あなたのお店だってヤリ方を間違えなければ、独創的な売れるメニューだけで新規客を集客することができますよ。

こんにちは!スパイスハンド小林(@spice_hand)です。

飲食業界に長くいた経験をもとに経営者向けにコンサルティングをしてます。

実績に関しては、別の記事を読んだ方がいいと思うので割愛しますが、あなたと同じ飲食業界に精通していて、個人経営の飲食店サポートをしております。

実績をみたい方はコチラからどうぞ (タップするとリンク先をみれます)

個人飲食店の経営の現実は。ライバル店に負けないような独創的なメニュー開発をして、それを元に売上をあげるヤリ方をしなければ簡単に潰されてしまいます。

とくに、大手チェーン店や大企業が、新規客をバンバン集めようと新商品をドンドンリリースしているので、その商品と同じにならないよう、埋もれないような商品戦略を考えることがメチャクチャ大事です。

この記事では、限られたリソースのなかでライバル店との差別化をしながら、新規客の獲得につながる創造的なメニューを開発する3つの方法をご紹介します。

季節感を満載にした期間限定メニュー

大手チェーン店が簡単に真似できないうな、季節感を詰め込んだ期間限定のメニューを必ず考えましょう。

大手企業は小回りが利きませんが、あなたのお店の利点はとにかく小回りがきくことです。そのリソースをフル活用しない手はありませんよね。

なぜ季節感のあるメニューが大事なのかというと、新しいお店を探しているお客さんにとって、季節の食材を使用したメニューは目につきやすく、期間が決まっているので「食べてみたい!」って思ってもらえやすいからです。

アラカルトとコース料理などお店での提供スタイルがありますが、あなたのエリアでは、「どちらの方が新規客が注文しやすいか?」を分析してから、季節の食材を使ったメニューを組み立てましょう。

その際には単発(季節メニューだけ)でなく、複数(期間限定など)組み合わせてください。

でないと、たとえお客さんが食べたいメニューだとしても、注文する理由がないため売れませんのでお気をつけください。

飲食店の悪しき慣習として『メニューの載せておけば売れる』と思い込んでいる店主は多いですが、売りたいメニューがあるなら、できるだけ目立たせてお客さんの注文が入るような施策をしないと売れませんよ。

頑張って考えたメニュー、売れないからといって諦めるんじゃなく、どうやれば売れるか?をもう少し真剣に考えてください。

ほんと、売り方でガラッと変わるんですから。

地域に根ざしたローカルメニューの現代風にアレンジ


地域密着型のメニューは、地元の人しかしらない郷土料理や食材をつかいます。とくに旅行者やインバウンドで訪れるお客さんに対して、またとないアピールチャンスです。

世界各地を旅行していると、そのエリアでしか食べれない、体験できないことを全面に打ちだして“町おこし”に成功しているエリアってメッチャあるんですよ。

「それは外国だからできるんだ」って思っているようでは、商売のセンスは磨かれないし一生売れることはありませんよ。

日本だって可能性は同じなんです。地元の食材や料理を上手にアピールしていけば、安定して観光客が訪れるようになり売上も上がっていくものです。

ですが、観光客相手に商売をしているにも関わらず、東京や大阪などの大都市でも食べれる料理や、体験をウリにしようと考えるお店があります。

でもね、よーーく考えてみてください。地元のお客さんを相手にするなら、東京、大阪で食べれる料理をメニューにいれてもいいかもしれません。

しかし、対象がインバウンド、東京、大阪などの大都市から訪れる観光客なのに、どこにでもあるようなメニューをおいてるお店に魅力ってありますか?

そんな飲食店に限りこう言います。

・売上が上がらない
・地元の良さが分かってない
・潰れそうだ

そりゃそうでしょ。ターゲットが地元の方じゃないのに、レベルの高い東京、大阪にあるお店と同じことをしても、そのお店の価値なんて1ミリも感じないですよ。

もし、ターゲットをそのまま。メニューだけをかえるならどうします?

大きくわけて2つの選択肢があります。

1つめは地元食材を使用したメニューを出すことです。地元の農家さんや漁師さんから直接仕入れをした食材をつかい料理にすることで、お店の「地域愛」や「こだわり」を伝えることができます。

2つ目は伝統料理を現代風にアレンジしたメニューにすることです。地域の伝統料理、地元で愛されている食文化をいれて、いまのトレンドや来訪客のニーズに合わせアレンジすると、新しい価値を創造することができます。

新しい価値を創造できれば、街のブランドとして知ってもらうことにつながり、お店への集客動線として強固な価値へとなるでしょう。

ただ、個人店の力で2つ目を実現するのは難しく、途中で資金がショートしてしまう可能性があります。そのため、現実的に考えるなら、1つ目から始め、お店に力と信用をつけてから、周りの方々を巻き込んで2つ目に取り組むのが良いと思いますよ。

ストーリー性を持たせたメニューでお客さんを魅了

人はストーリーが好きです。例えば、映画やアメドラなどのストーリー(物語)に引き込まれてファンになることってありませんか?

じつは飲食店ほどストーリーに満ちた場所はありません。

料理の由来や背景をストーリー(物語)として伝えることができれば、売上にすることができるんですよ。

料理メニューにストーリーを持たせるのは、簡単な方法だし作りやすいのでやってみましょう。

例えば、「このパスタは、シェフが幼少期に母親から教わったレシピをもとに日本風にアレンジしてます。」

こんなストーリー性のある言葉を付け加えるだけで、その料理にたいして興味がフツフツと湧き上がりませんか?

こんな感じで、特定の食材を選んだワケやそのメニューが誕生したエピソードなどを紹介することで、お客さんは料理に対して興味を持ち『食べてみたい!』と思ってもらうことができます。

もちろん、ストーリーにシェフの素材へのこだわりや、調理テクニックなどに変えてもオッケーです。

ただ、気をつけていただきたいのは、シェフが全面に出過ぎてしまい、集客に影響が出たり、シェフの話がネタ切れになることですね。

この辺りは、お店によって違うと思いますので、上手に組み合わせてください。

まとめ: 独自のメニューを開発して新規客の獲得をしよう!

ここまでお読みなって気付いたと思いますが、新規客とリピート客では好むメニューが違います。

雑な言い方かもしれませんが、新規客を呼び込むメニューは料理の味わいよりも、斬新性、見た目、ストーリー性の方がヒキになります。

対して、リピート客が好むメニューは料理の味わい、特別感、安心感を全面にださないと増えていきません。

メニュー数も同じで新規客をメインにするのか、リピート客に何度も来店してもらうのか?で構成が変わります。

そのあたりは、お客さんに対面してから決めた方がいいでしょうね。

個人店の良さがでるメニューにして人気店にしてください。

それではまたね!

イタリアンをヤっているならコレも見ておくといいかも!