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【TOKYO真夜中散歩 2025新春特別編】レインボーブリッジを歩いて渡ってみた


2025年最初の真夜中散歩。

けれど今回の散歩は真夜中では無く昼間から夕方にかけてのお散歩だった。

何故なら

レインボーブリッジを徒歩で通行可能な時間帯は限られており

夜中は封鎖されている

深夜帯のレインボーブリッジは青島刑事もニッコリな状況の為、昼間に行く必要があった。

今回はその他のスポットにも立ち寄ったのでその様子も合わせてご覧下さい。



11時59分 門前仲町駅

本日最初にやってきたのは都営大江戸線の門前仲町駅。

新越谷からは東武スカイツリーラインで清澄白河駅まで行き、そこから大江戸線に乗り換えて1駅。

実は2024年の年明けも私達は門前仲町に来ていた。

その時は富岡八幡宮で初詣を済ませ、その後隣の深川不動堂にも行こうとしたのだけれど、富岡八幡宮以上に不動堂は混んでおり参道の商店が立ち並ぶ辺りまで長蛇の参拝列が出来ており拝観を断念した。

去年の経験を踏まえ「さすがに1月下旬の平日だったら幾分か空いているだろう」と、正月から時期をずらして再び訪れた。


猫を飼いたい方向けの施設。

そう言えばYoutubeでたまに傷ついた野良猫を保護して育てるみたいなYoutubeチャンネルを見かける事があるけれど、その手のチャンネルはヤラセなんじゃないかと言われていたりもする。

昔私も雨の日に泥だらけで目が炎症を起こして塞がったボロボロの子猫を拾った事がある、私は結構酷い猫アレルギー持ちなのでうちで飼う事は出来ないのだが、見捨てておけず拾った日に病院に連れて行き飼い主を探すチラシを作って動物病院に貼って貰ったりした。

その後1か月弱程うちで保護し元気になった子猫は無事飼い主が見つかり、旅立って行ったのだけれどもケージ等飼育設備も人通り購入したので動物病院代と合わせて10万くらいかかってしまった。

折角だから保護猫でYoutubeでもあの時やっておけば、もしかしたら病院代位にはなったのかもとたまに勿体ない気持ちになる。

当時思いつきもしなかった自分が悪いのは勿論分かってるんだけども、ちょっとボヤキたくなるのも仕方ないじゃん人間だもの。


まずは富岡八幡宮にお参り。


境内では蚤の市も開催されていて骨董品等が並んでいた。

おかめのお面とかもあって、なんかの念とかが込められてそうな雰囲気の物品もチラホラあった。


お参り後におみくじを引く。

私も同行していた友人も、2人とも大吉だった為すこし気分がアガる。



厄年の早見表があった。

去年来た時はじっくりと七福神の方も回ったのだけれど、今回は本殿にのみお参りして深川不動堂へと移動。



こちらが深川不動堂。

参道には和菓子屋さん等もあったりで西新井大師や川崎大師と似たような雰囲気。


私がここに来たかった理由はグーグルマップに写真が掲載されていた祈りの回廊を実際に見てみたかったからである。


こちらの不動堂、堂内は4階まであるのだけれども中は自由にお参りしつつ拝観する事が出来る。


ただし撮影禁止のスポットが多い為、堂内の写真は殆ど無いのだがあらかじめご了承下さい。


2階には四国八十八か所の霊場巡りが可能な部屋もあった。

当然部屋内は撮影禁止である為そちらの画像は無いが、ブラックライトで光る毘沙門天や千手観音等が描かれておりとても印象に残る空間だった。

高校生の頃部屋中にブラックライトで光るポスターを貼っていた私としては若干の親近感を覚えた。

・・・と、言うか恥ずかしながら今も寝室の壁にはSHEINで購入したブラックライトで光るタペストリーを飾っている。


同じ階には写経道場もあった、こちらを利用するには1階のお守り授与所で申し込みが必要らしい。

4階の大広間にもご神体が鎮座されており、そちらにも多数の方が参拝されていた。中には地面に突っ伏すような形で拝まれている信心深い方もいらっしゃった。


この後本日の一番の目的である祈りの回廊を拝観したのだけれども、なんと言うか陳腐な表現になって申し訳ないのだけれども、RPGだったら奥にストーリー上かなり重要なボスが居るであろうダンジョンを歩いているような異空間で素晴らしかった。


どんな雰囲気か知りたい方はGoogleMAPに画像があるのでそちらを見て頂ければ雰囲気は伝わると思う。

ただこればかりは実際に見て頂くのを強くお薦めする、本当に圧倒されるような凄みがあった。


人通り拝観したので不動堂を後にする、それにしてもこちらの建物のデザインもなかなかにサイケデリックで素敵


不動堂を後にした私達は昼食を取る事にした。



12時58分 昼食

本日の昼食は「元祖ニュータンタンメン本舗門前仲町店」

実は1年前に訪れた時も昼食はココだった、川崎に住んでいた頃は割と良く行っていたニュータンタンメンだが、埼玉に来てからはなかなか食べる機会が無い為一年振りである。


店内に入ると外国人の店員さんが出迎えて下さった。


セットメニュー、やはりタンタンメンを食べるならばご飯は付けたいところ。

気になるメニューは色々あるのだけれど、頻繁には来れないお店だと思うとどうしてもタンタンメンを頼んでしまう。


海外旅行客も訪れるからかメニューに英語で辛さについての表記がされていた。

私は辛い物は好きだけれども、最近では年齢のせいか舌は大丈夫でもその後胃腸が大ダメージを受けてしまうケースが増えてきた為、無難に中辛を選択。


今回私が頼んだのは

タンタンメン(中辛)ライスセット、ニンニクダブル

後は単品でタンタン餃子を注文した。

こちらのタンタン餃子、何も考えず単にタンタンメンで出してる餃子だからそういう商品名なのだろうと思って注文したのだが、実際届いてみるとそうでは無かった。

中の餡もタンタンメン同様の味付けがされており、恐らくは皮にも何か辛い物を練り込んでいるような雰囲気の色合い、さらには上から仕上げにラー油が掛けられており本当にタンタンメン風味の餃子に仕上がっていた。


タンタンメンが届くまでにお手洗いを借りたのだけれども、トイレがなかなかパンチが効いてたので合わせて紹介させて頂く。


意識高めな大将がやってる個人の居酒屋感があった。

そんなこんなで昼食を済ませ、いざ本日のメインイベントであるレインボーブリッジへと向かう。


ちなみに門前仲町からお台場への行き方だが


門前仲町駅前にあるバス停から1本で行けてしまう。

所要時間は40分程掛かってしまうが、乗換等無くさらには高確率で座れるのも有難い。

しかも10分に1本位のペースで運行しており運賃も210円とヘタすると電車よりも安く済む。


13時31分 門前仲町バス停

食事を終えバス停へと向かうと既にバスが到着しており乗客が乗っている所だった。

私達も小走りでバスに近づきそそくさと乗り込んだ。


門前仲町からバスに乗り約45分、いよいよお台場が近づくとバスの車窓から見える景色にも変化が。

当初の予定では台場二丁目のバス停で降りる予定だったが、折角なので渦中の場所にも寄っていく事にした。


14時14分 フジテレビ前バス停

そんな訳でフジテレビ前のバス停で下車。

たくさんマスコミが居るかと思ったのだけれども、あの10時間記者会見の後だったからかマスコミの姿はチラホラ程度だった。

この球体部分の中には何があるのか、私は未だに知らない。


フジテレビの1Fはサザエさんショップ等、グッズショップが何店舗か入っていた。

そしてフジテレビのマスコットキャラの像も何か所かに設置されていた。


中の像はツヤ消しブルーだったが、外の像は光沢のあるブルーだった。


このエスカレーターのデザインに平成を感じた。

そう言えば現在改装中の江戸東京博物館のエスカレーターも改装前はこんな感じのデザインだった、平成の流行なのだろうか?



フジテレビ前に陣取っている少数のマスコミの方々を横目でチラ見しつつレインボーブリッジへと向かう、途中デックスを通り抜けて行く事に。



デックスの2階は昭和な雰囲気のデザインになっている。


ただしデザインは昭和でも店舗内の商品は最新の物が殆ど。


通路の所々にはこんな感じのショーウィンドウがあって昭和感を演出してくれている。


あのレトロゲームセンターは2025年1月13日で閉店してしまっておりちょっとばかり残念な気持ちになった。

そう言えばお台場観覧車の麓にあったでっかいゲーセンも観覧車と共に消えてなくなってしまった、あそこのゲーセンもどこかレトロな雰囲気で好きだったんだけど。



昔の質屋を模したショーウィンドウ、中に入る事は出来ないが外国人観光客へのウケも良さそう。


デックス3階、お台場たこ焼きミュージアムの奥にあるUFOキャッチャー、以前来た時にちっちゃいタコのぬいぐるみを取ったので今回はパートナーを取ってあげようとリボン付きのタコを狙う。


300円程で無事捕獲。


現在私のPCデスクでは、二匹が仲睦まじく寄り添っている。

このちっちゃいタコぬいぐるみを数十匹をずらっと並べてかざりたいんだけど、普通に買えたりしないだろうか?

一度調べてみたのだけれども残念ながら販売している所は見つからなかった。


もう一月も下旬だと言うのにクリスマスツリーが飾ってあった。

この後サーティーワンでアイスを食べてからビーチの方へ向かう、ちなみにアイスの写真は店内で色々とハプニングがあった為撮れていない。



お台場海浜公園中央デッキを抜けビーチへ。



階段を降りる前にデッキ上からレインボーブリッジを撮影、今からあそこを歩いて渡るんだと思うとワクワクするのと同時に、大分距離ありそうだけど体力大丈夫かなと心配にもなる。


折角なのでビーチにもやってきた、このままビーチを歩いてレインボーブリッジへと向かおうかと思ったのだけれど、少し歩いたらスニーカーの中に砂が入ってきた為即座に思い直して歩道へと戻った。


そういえば昔お台場の某アパレル店で働いてた時、アルバイト募集のチラシを近隣のアパートやマンションにポスティングして回ったのを思い出した。

ただここら辺に住めるような富裕層が大して高給でも無いアパレルのアルバイトに募集してくる訳もなく、案の定1件も応募は無かった。

今考えてもアレは無駄な仕事だった。


時刻はまだ3時台なのだけれど冬で陽が落ちるのが早いのもあり、夕刻の雰囲気になってきた。


太陽もこの位置、対岸に見えるビル群は品川辺りだろうか?


15時55分 レインボープロムナード 台場口

ここが台場側のレインボープロムナード入り口。


冬季(11月~3月)は17時30分で閉鎖されてしまう、夏期(4月~10月)であれば20時30分まで入場可能なのでレインボーブリッジを夜景を眺めつつ歩きたいのであれば夏期に訪れるのが良いだろう。


こちらがレインボープロムナードの全景。

どうやらレインボーブリッジの両端にノースルートとサウスルートで歩道があるらしい。

今回私達はサウスルートを歩くことにした、次回は夏期に訪れてノースルートを夜景を楽しみつつ歩いてみようと思う。


レインボーブリッジが間近に見えてきてテンションが上がる。



レインボーブリッジの入り口が見えて来た。



入り口手前でルート分岐があった、クラピカ理論を知っている方であればまずはノースルートを選択するのだろうが、この時それを失念していた私達はサウスルートを選択。




さっき訪れたフジテレビがもうあんなに遠くに見える。

ただし現在の中居正広さんにとってTV業界はこの比じゃなく遠く感じている事だろう。

週刊誌の報道が全て事実ならば自業自得なので仕方ないんだけどね。


いよいよレインボーブリッジ横に到着、遠くに見える夕日がとても綺麗だった。



サウスルートだとお台場エリアをこのように左手に眺めながら進む事になる、むしろ夜に歩くならばノースルートよりもサウスルートの方が見ごたえがあるかもしれない。

ただしまだお台場に観覧車があった頃に比べると今のお台場には若干景色としての物足りなさはあるかもしれない。


レインボープロムナードはこんな感じのタイルの道で、右手には一般道が並走するような形。

車道はひっきりなしに車が通っていた。



車道と歩道はこんな感じでガードレールが隔てているのみ、金網の奥はゆりかもめの線路で、その上が首都高。

一般道だと言うのに割とみんな飛ばしており、何台かは「絶対100km以上出てるよな?」ってスピードで私達の横を凄い勢いで通過していった。

その手の方が運転をミスってうっかり歩道に突っ込んできたら・・・。

そんな事を考えたら少し背筋が寒くなった。


私は高所恐怖症なので、低い欄干のみの場所を歩いている時はかなり怖かった。

金網が貼られているエリアに差し掛かかると恐怖心は大分薄らいだ。



きっと何かの点検の時にのみ使用されるのであろう錆びた階段。

Youtubeにレインボーブリッジのライブカメラがあるのだけれど、そちらでも確認出来る。


折角の機会なのだから、誰か友人に連絡してライブカメラ放送を視聴して貰い、大きく手でも振ってみれば良かったと家に帰って来てから少し後悔している。



階段の少し先には何やら建物があった。


自動ドアがあり中に入ってみる。

休憩スペースやら自販機やらがあるかもと期待したのだけれど、中には特に何も無かった。

恐らくこちらも主に点検等の際に使う建物なのだろう。


入って数歩歩くとすぐに出口だった。


自動ドアを出た先はこんな感じだったが、道なりに歩くとすぐにまた先ほどと同じような道に戻った。



夕日がレインボーブリッジ内にも差し込んで綺麗だった。



先ほどの建物には休憩スペース等無かったが、さらに少し先へと進んだ所にちょっとした展望スペースがあった。


展望スペースには鉄パイプの簡素なベンチも用意されている、正直余り座り心地は宜しくないが小休止には丁度良い。


そんな訳でベンチに座りしばし夕日とお台場を眺めて休む。

海を眺めていたら脳内でくるりの「In Your Life」が流れ始めた。


あの痺れるような出会いを思い出せるかな

お台場に初めてデートでやってきたのはもう20年以上も前だったか、初サイゼリヤも初ヴィレッジヴァンガードもお台場だったっけかなそういえば。


ここはP24主塔部と言うらしい。

そうそう、今レインボーブリッジについて色々調べながらここの文章を書いているんだけれどもこの遊歩道って2000年3月までは有料だったのだと知った(大人300円子供100円)

絶妙な値段設定だけど別にそれ自体で儲けようとかそういう目的では無く、当時は歩道内に休憩施設なんかもあったそうなのでそれらの運営費に回されていたのだろう。

その為、観光目的での歩道利用者が少なくなったのを見計らって通行を無料化し、代わりにそれらの施設を廃止したって流れのようだ。



5分程休憩し再び歩き出す。


少し歩いていたらこんな標識があった、下り坂になると言う事はつまり、橋の中央部を過ぎたという事だろう。


あのカーブを案内する標識もあり、いよいよレインボーブリッジの歩道も終盤に差し掛かって来たなと言う感じがした。

とは言え徒歩だとドラゴンボールで言う所の「もうちっとだけ続くんじゃ」位の距離はまだありそうだけれど。



少し先には再びベンチと展望スペースがあった。


P23主塔部。

ああ分かった、主塔部と言うのはレインボーブリッジのあの上に掛かっている2つのアーチ的な奴の事なのだ。

最初から知ってる方にとっては当たり前の知識なのだろうけれども、何も事前に下調べをしないでやってきた私にとっては新鮮な気づきである。


重大事故多発の標識。

こんな時間ですら先ほど100km以上出して私達の横を通過してった車が居たわけだし、きっと深夜はその手の車だらけなのだろう。

それを考えたら重大事故多発にも頷ける。


非常電話があった、子供の頃父親の運転する車で高速道路を通る度、この電話にちょっとした憧れがあった。

一度位使ってみたいものだとすら思っていたが、大人になった今ならむしろこの電話に関しては人生で一度も使わずに済むのが理想なのだと言う風に理解している。


そんな訳でベンチを少し過ぎるとやはり先ほどと同様に何やら施設があった。


こちら側にはエレベーターもあった、そして大声禁止なんて貼り紙もされている。

今回は平日と言う事もあり、歩道を利用している方は少なく、私達が歩いている時にすれ違ったり追い抜いたりしたのはせいぜい3、4人程度で橋の上で耳にしたのは車やゆりかもめ関連の機械音のみだったけれど、休日だともっと通行する方も多くワイワイした感じなのかもしれない。

だとしたら平日に来たのは大正解だったと思う。


どうやらここが遊歩道の終点らしいので、エレベーターで下へと降りる。

エレベーターはガラス張りになっており外の景色を眺める事が出来た。

遠くに見えるのは品川ふ頭辺りだろうか?

さらに空には羽田からも割と近いからか、離着陸する飛行機の姿が確認出来る。



エレベーターが開くと、芝浦側の入り口である芝浦アンカレイジのエントランスフロアに到着。


16時25分 芝浦アンカレイジ

こちら側には遊歩道上にトイレ等が無い旨を告げる案内があった。

ちなみにお台場側の入り口にはトイレが無い為、ご覧のようにお台場側でトイレに行きたい場合はお台場海浜公園内のトイレを利用するしか無いようだ。



芝浦アンカレイジ内には自販機やベンチもあり、台場側から歩いて来た際には休憩するのに良さそうである。


外に出るとすっかり夕焼け空だった。

割と長い時間レインボーブリッジの上に居たような気がしたのだけれど、今改めて滞在時間を見てみるとほんの30分程だった。


真下から眺めるレインボーブリッジもなかなかに壮観。


それにしてもここの芝浦アンカレイジ、観光施設としては前世紀の遺物に近いような扱いなのか老朽化が目立った。


入り口の片側階段は封鎖されていたのだが…


好奇心で近づいてみたところ驚きの光景を目にした。


なんとこちら側の階段

完全にコンクリートが朽ちてところどころ穴が開いていた。


恐らくこちら側は通行する人も殆どおらず、さらには修繕費用も無いからか、この状態のまま長年放置されているような印象である。

この階段の現状が観光施設と言う側面で見たレインボーブリッジの現状を表しているような気がした。


ちなみに、私達がレインボーブリッジを歩いていたこの日、八潮では例の道路陥没事故が起こっていた。

同日だと言うのもありこんな写真を見ているとどうしても事故の事も頭に浮かんでしまう。



こちらが芝浦アンカレイジの入り口。

なんと言うか…うん、すっごくチープ。


スロープを下って施設を後にする、降りたところには警備員さんが立っていた。

ちなみに台場側の入り口にも警備員さんは立っていた。


施設目の前にはすぐ首都高速の台場線、右手に見えるのは富士倉庫運輸㈱ 芝浦営業所。


レインボーブリッジに別れを告げるとここからは散歩の後半戦、ゴールの新橋駅までゆりかもめに沿って歩いていく。


レインボーブリッジは当たり前だけれども自転車に乗っての通行は出来ない。

なんでも専用の台車を取り付けての手押しでのみ通行が可能だそうであるが、それがどんなものかは分からなかった。


入り口の案内板も年期が入っている。

フォントや色使いが90年代と言った感じで時代を感じさせてくれる。


駐輪場にはバイクが1台だけポツンと止まっていた。

わざわざここに自転車を止めてレインボーブリッジを歩く日とは殆ど居ないだろう。


施設から少し歩いて首都高沿いの道に入ると、そこは完全に港湾地区で企業の倉庫や営業所等しか無い殺風景な雰囲気だった。


先ほどまで歩いていたレインボーブリッジも今は少し遠くに見える。


16時47分 芝浦ふ頭駅

少し歩くとゆりかもめの芝浦ふ頭駅、普通だったらここで電車に乗って帰るのがスムーズだろう。


こちらは秋元運輸と言う会社の芝浦倉庫、手前の封鎖されたゲートの前にはクレーン車等の重機が数台置いてあった。


少し先に見えるビルはバーク芝浦と言うテナントビル、企業のオフィスが入っているらしい。


夕暮れ時の東京湾、奥に見えるのは位置的に晴海とか豊洲辺りのエリアだろう。


少し左に目をやると勝どきのタワマンエリアが見える。


先ほど写真で紹介したバーク芝浦を通り過ぎた辺りでこちらの新日の出橋を渡る。


橋を渡り終えた辺りで、なんとも歴史のありそうな倉庫らしき建物。

昭和の頃からこの場所にあったのだろうか?


私たちが歩いている首都高の東側は倉庫や企業ビルばかりだが、西側エリアはここら辺からマンション等の住居等も見るようになってきた。

ゆりかもめだけだったら不便そうだな、なんて一瞬思ったのだけれど調べてみたらこの辺りは田町駅や三田駅等もここからは歩いて1キロちょっと。

普通に通勤で使える圏内だった。


首都高を挟んで建っている建物がガラリと変わる。

まるで武蔵野線の吉川美南駅~新三郷駅あたりのようだ…いやちょっと違うか。

17時0分 日の出駅

日の出駅に到着。

そう言えばゆりかもめの青海駅と、青梅駅を間違えてしまう人がたまに居るらしい。

日の出駅と横浜の日ノ出町駅を間違えた人も過去には1人位いるかもしれない。


駅前にポツンとある何やら平成初期の香り漂うテナント、ローソンが入っているようだが既に閉店していた。

調べてみたら営業時間が朝7時から夕方5時までだったようで、丁度閉店した所だったのだろう。

恐らくは港湾関係者向けの店舗で、夜に開けててもほぼ訪れる人が居ないからこういう変則的な営業時間になっているのだと思われる。


こちらは船上レストラン「シンフォニークルーズ」の受付所。

やっぱりどこか前時代的な雰囲気の建物、ただ個人的には懐かしさも感じられてぐっと来る。

いつかこの手のクルーズレストランを一度位は利用してみたい。


私の中でこの手の施設は貴族のお戯れみたいなイメージだあったのだけれど、気になって調べてみたらケーキセット等だとクルージング代等含めて3800円と、思ってたよりもかなりリーズナブルだった。

ランチクルージングでもコース料理がついて8000円位からとたまの贅沢で普通に使える金額だったので近々利用してみようと思う。

コース料理はフレンチ、イタリアン、懐石等あるが、その他にバイキングのプランもあるそうだ。

私はバイキングが良いなあ。



先ほど紹介したクルージングレストランの他に、水上バス・海上バスの乗り場もありここからは浅草やお台場海浜公園、東京ビッグサイトや豊洲等に行けるようである。

そう言えば以前浅草からこの海上バスに乗ってお台場海浜公園まで行った事がある。

ここから水上バスで浅草まで戻るのも考えたのだが、残念ながら最終便は17時5分で時既に遅しだった。


少し先には先ほどまでの90年代感がある施設と打って変わって近代的と言うか今風な商業施設が。


BESIDE SEASIDEと言うレストランや、BERTH ONEと言うレストラン、後は日の出ふ頭小型船ターミナルの発着場もあるらしい。

こちらで利用出来るアニバーサーリークルージングと言うフェリーでは東京湾の各所を眺めつつ食事したりが可能なようで、先ほどのシンフォニークルーズと比べると小型の船だけれども代わりに色んなコースが用意されていた。

横浜等にも発着場があるようなので全てのコースがここの乗り場から乗れるのかは詳しく調べていないので不明だけれども、お台場や浅草近辺のクルージングだけでなく、羽田空港や横浜、八景島辺りのクルージングコースもあるようだ。

ただ公式HPのイメージキャラクターが小泉今日子さんだったのに少し引っ掛かる。



新浜崎橋から見た東京湾、個人的にはこの写真が本日のベストショット。

私は元々写真を撮るのが下手で尚且つ生来の大雑把な性格なので、ウォーキング中にわざわざ写真撮影の為に止まって歩いてを繰り返すのは億劫、その為歩きながら適当に写真撮影する事が殆ど。

なのでまともな写真が撮れている事の方が少ない。

それを考えたらこの写真は上出来じゃないだろうか?


17時9分 竹芝駅

竹芝駅まで来ると大分港湾エリア感は薄れ、オフィス街な雰囲気になってきた。

駅前には数台違法駐輪されている自転車がある、単なる違法駐輪では無くもしかしたら終電後にどこかで盗まれてここら辺に来た所でゆりかもめの始発の時間になったからと乗り捨てられた…

そんな可能性も皆無では無い。


商業施設ニューピア竹芝。

もうすぐゴールなのもあり完全にスルーして通り過ぎてしまったのだけれども、後で調べたら伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「アンテナショップ 東京愛らんど」と言うテナントがこちらに入っており、HPを見たらちょっと気になったので次回もしこの近辺に来る事があれば行ってみたい。



そしてこちらの竹芝客船ターミナルからは、伊豆諸島・小笠原諸島等への客船が運航している。


広場には帆船の帆をモチーフにしたこんなオブジェもあって素敵な空間だった。


渋谷モヤイ像の姉妹みたいな石像もあった。


少し先に進むとメズム東京と言う高そうなホテルが、ここら辺はインバウンド的な海外観光客向けのエリアなのだろう。


やはり割と近年に整備されたエリアのようで、グーグルマップで2009年辺りの写真を見てみたら大分景観が違っていた。

そして写真内に今は亡きampmが営業している様子が映っていて、懐かしさを感じた。


近代的なホテルや商業施設を通り過ぎると唐突にご覧のような厳重な有刺鉄線とコンクリートの壁に囲まれた施設があった。

一瞬「刑務所か!?」と思ったのだけれど、だとしたら逆に塀が低すぎる。

調べてみたらJRの浜松町変電所だった。

電車にとって変電所は心臓部のような物、だからこんな厳重なのだと納得。



首都高を挟んで西側は浜松町エリア、完全なるオフィス街。


右手には浜離宮恩賜庭園、昔一度だけ入った事があるけれど、新宿御苑をさらにパワーアップさせたような素敵な場所だった。


しばらく浜離宮沿いを歩き、渡れそうな場所で横断歩道を渡り首都高を潜る。


渡ってすぐ竹林があり何かと思ったら高級ホテル「コンラッド東京」だった。

さすがコンラッド東京、裏側の景観にも抜かりが無い。


コンラッド東京前の交差点に差し掛かると目の前に大きなオフィスビル、こちらはカレッタ汐留。

昔ここに入ってたアメリカ料理の食べ放題、リーズナブルでちょくちょく利用していたんだけど今はもう無いみたい。

と言うか運営していたアメリカンハウス、以前は横浜や川崎等各所に食べ放題レストランを展開していたんだけど、今はお台場アクアシティにある「THE OVEN」以外は食べ放題のお店を運営していないみたい。

やっぱり原価高騰等で運営がなかなか難しいんだろうね。



コンラッド東京の正面側を通って汐留駅へと向かう。

イルミネーションがとっても綺麗。


17時32分 汐留駅

そんな訳でチェックポイントとしては最後の駅となる汐留駅に到着、汐留と新橋は駅間の距離も短いため、気分的にはもうゴールしたような物である。


駅横のエレベーターからスカイデッキへと上る。


こういう多方面に道路がある交差点、私は運転できる気がしない。

と言うか現在の私は完全にペーパードライバーなので、恐らく真夜中の越谷ですら運転するのは厳しいだろう。


少し遠くに東京タワーが見えた。

深夜散歩で東京タワーに行ったのはもう一昨年の事になるのかと思うと、月日の経つ速さに驚く。

それを考えると人生は長いようで短い。


可愛らしい時計台があった、こちらの名称は「日テレ大時計」

なんと宮崎駿監督が手がけた物らしく、時間が来ると照明が灯り音楽が鳴りからくりが動くそうだ。

この日はそれらの情報を一切知らなかった為、スルーして通り過ぎてしまったのだけれど、そんな事を知ってしまうと時計が動く様子も見ておけば良かったと少しばかり口惜しい気持ちが沸いた。



もっとも今の時代はYoutubeで検索すればどんな物かは普通に見られる。

ただしこういう物は生で見るからこそ、動画で見てもそれは単なる知識でしか無いのだけれど。


ゆりかもめの線路下を歩いて新橋駅へ。


17時43分 新橋駅

新橋駅に到着、今回は新春特別編と言う事で真夜中では無く昼からのお散歩の様子をお届けしたけれども如何だっただろうか?

今回はレインボーブリッジを徒歩で歩いたが残る「東京湾三大ブリッジ」はあと2つ、東京ゲートブリッジと横浜ベイブリッジはまだ歩いていない。

上記2つに関してはレインボーブリッジとは違い歩いて渡る事は出来ないのだけれども、遊歩道は設置されており途中まで歩いて橋の様子を眺める事は可能。

ただしどちらもレインボーブリッジ同様に通行可能時間が設定されている為、いずれまた番外編で残り2つの橋を歩く様子もお伝え出来ればと思う。


1月は新年のバタバタやらインフルエンザ及びその後遺症やらで記事を書けなかったのだけれど、2月中には次回の真夜中散歩及び、まだ記事にしていない過去の真夜中散歩の記事を書けるようになんとか時間を作ろうと思う。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。



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めるえむ@真夜中散歩人
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