からし菜 〜生はピリッ、加熱でマイルド〜
アブラナ科の植物で、温帯の涼しい気候を好みます。日本では秋まきで冬に成長、春に結実します。
その親戚といえば、水菜、小松菜、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、大根、カブなど、野菜の中でも大きな派閥が「アブラナ科」なのです。
そして、すごいことにアブラナ科同士は簡単に混じり合います。
小松菜と思って収穫すると、根っこは小さなカブになっていたり・・ じつは、しょっちゅうです。
その土地ならではの菜っ葉が全国にあるのも、きっと変化しやすい遺伝子が土地ごとに進化したんだろうなと感じます。
さて、本題のからし菜ですが、茎と葉にピリッと辛みがあるのが特徴です。
調理法によって、その辛味が強くも弱くもなります。
生ならば辛い! 加熱するとマイルドです。
辛味を楽しみたいのなら・・・
→サラダまたは塩漬け
茎がかためなときは、包丁の背でたたくとよいです。塩もみすると辛みも増してよいかんじです。紫からし菜は酢を加えるとつけ汁がピンク色に。
マイルドにしてたくさん食べたいのなら・・・
→おひたし
ぬるめのお湯で湯がくとシャキシャキで美味しいです。60℃ちょっとのお湯ですが、泡がではじめて指を入れてもやけどしないくらいの温度が良いのです。 →炒め物
なんといっても親子炒めが最高です。マスタードシードと炒めます。
味付けは、
①塩+砂糖+酢
②ポン酢
③醤油+みりん などお好みで。
ちなみにマスタードシードは、からし菜の種です。
葉っぱも種も食用になるのがからし菜です。ありがたい菜っ葉です。