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curry menu archive 4 フェジョアーダ

4皿目はフェジョアーダです。

フェジョアーダは選べるトッピングでの提供でしたので、番外編的な感じでいい?と取材の中で確認したのですが、ヨシフジの中では世界一周カレーへと続くカレーの連なりにおいて重要な意味があるようで、これはこれで1つのメニューとしてカウントします。

狢:フェジョアーダって何?
ヨ:ブラジルの豆スープ
狢:カレーちゃうの
ヨ:ちゃうな

なんとカレーじゃないというのです。
しかも家で作ったことがあったので何も手を加えずそのまま出したと。
そのこころは。

フェジョアーダは、ソーセージ、豚ホルモン、赤いんげんを塩で煮込むのみというシンプルなブラジル料理です。
日本での味噌汁的な料理らしく、あらゆる局面で出てくるスープみたいです。

前回のビビンバでは『ビビンバにスープをかけたらうまい』という体験をカレーへ落とし込む、ということが行われましたが、その結果、スープ、の重要性が高まったようで、従来のメニューへ追加することになりました。

カレーの味がどうこうというより、全体のバランスを考えるとスープが必要になってきたということらしいです。
どんなカレーを作るのかという視点から、どんなワンプレートにするのかというところへ視座が移ったようです。
少し俯瞰度が増しているような気がします。

この頃はお客さんに選んでもらうというスタンスを取っていて、従来のメニューがいい人はそのままでもいいし、汁気を求める人はフェジョアーダもいかがですか?というスタンスでした。

Uber eatsでの販売もしていますから、それまでは汁気の多いメニューに対して躊躇していたところもあったのかもしれませんが、フェジョアーダ以降、汁気なくしてカレーにあらず、くらいの感じで頻繁にスープが登場します。

あいがけカレーから、ワンプレートの定食カレーへと進化していく、その第一歩がフェジョアーダだったようです。

izonのフェジョアーダを食べた記憶のある方からのコメント、ご連絡をお待ちしております。
リアルな感想が発掘できれば随時追記予定です。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
つづく。

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