スパイスとコーヒーの出会い
最近、コーヒーにもよくスパイスを入れて飲んでいます。
私の周りではコーヒーもスパイスも好きな方が多いですが、組み合わせて楽しんでいる方はまだ少ない気がしています。なぜなのでしょうか。
今回は、これから日本でブームが来るかもしれない「スパイス×コーヒー」について調べてみました。
スパイスコーヒーというジャンルの存在
スパイスコーヒーというジャンルは、実際に存在します。
例えば、中東近辺で飲まれているアラビックコーヒーなどは、カルダモンを入れることが多いです。
私も、イスラエルを訪れた際に何度かいただきました。
アラビックコーヒーは一般的にコーヒーの粉を煮込んで上澄みだけ飲むものです。(呼び方や定義は諸説あるのですがここでは割愛します)
動画のお店ではカルダモンとコーヒーの粉をはじめに混ぜ合わせていました。
ちなみに、イスラエルでは「Better than starbxxks」と書かれたコーヒーショップをたびたび見かけました。
コーヒーに対してかなりこだわりがある方が多いためか?、あの大手チェーン店もこの土地には受け入れられず撤退した、というのはちょっと有名な話だったりします。
話が少しそれましたが、イスラエル以外でも、カルダモンコーヒーを飲む国は多いようです。
調べると、アラビックコーヒーではないタイプのカルダモンコーヒーも見つかりました。一例として、カルダモンをお湯で煮出し、そのお湯でコーヒーを淹れたりするようです。
それ以外に、アフリカ(モロッコやザンジバルなど)でもコーヒーにスパイスを入れる文化がありますし、探せばもっとほかの国での面白い飲み方が出てきそうです。
日本ではなぜあまり広まってないのか
スパイスコーヒーが多く飲まれている国は、スパイス栽培が盛んだったり、国民食にふんだんにスパイスが使われていたりと、日本よりも身近にスパイスがある場所が多い印象を受けました。
そのため、あくまで憶測ですが、日本ではそういった国よりも「スパイスを入れる」という発想があまり浮かべられないため広まっていないのかな、と思いました。
しかし、シナモンコーヒー、バニラコーヒー、生姜コーヒーなど、日本人にも知名度が高いスパイスを使ったコーヒーは見かけることもありますし、今後より広まっていく可能性を秘めているジャンルだと思いました。
日本で飲めるスパイスコーヒー
日本でも飲める場所があるのか調べてみたところ、
意外とたくさんありました。
今まで私が飲んで特徴的だと感じたのは下記の3つのお店です。
・埼玉の有名カレー店 negombo33 さん
・東京都世田谷区にある間借りカレー店 SARAVAH さん
・福岡のおしゃれカフェ manucoffee さん
negombo33さんは、カレーの有名店ですが、カレーを提供している隣の建物でコーヒーの焙煎も行っています。
そのため、コーヒーにもかなりこだわっていらっしゃいます。
「浅煎りの豆を使ったミルクなしのスパイスコーヒー」、「深入りの豆を使ったミルク入りのスパイスコーヒー」の二種類をいただきましたが、全く別の印象を受けました。
浅煎りコーヒーの方はコーヒーの酸味とコリアンダーのさわやかな香りが合わさり、すっきりとした味わいをもっていました。
一方深煎りミルクコーヒーのほうは苦みとコクのなかにカルダモンの甘みが加わり、チャイのようなこっくりとした後味を感じました。
かなり違う方向性のものでしたが、どちらも非常に美味しいものでした。
SARAVAさんでは「スパイスオレ」という、複数のスパイスを入れたミルク入りコーヒーをいただきました。
他のお店でよく使われているシナモン、カルダモン以外に、クローブ、オールスパイス、胡椒などが入っていました。
複数のスパイスが持つ異なる甘い香りの成分が層となり、心地よい奥深さをだしています。そしてそれが胡椒により引き締められています。
manucoffeeさんでは「白檀」という名前で提供されている「ジンジャーカフェラテ」をいただきました。
ぽかぽかするし、見た目がかわいい。
なぜ白檀という名前がつけられているのか、その謎に思いを巡らせながらいただくことができました。
ついでに、お店ではないですが、丸山珈琲さんと七味で有名な八幡屋礒五郎さんとのコラボ商品で、コーヒーガラムマサラなんてものも見つけました。
飲んでみましたが、唐辛子やクミン、コリアンダーなども入っていて、スープっぽくもあるような?、他にはない感じで面白かったです。
今回ご紹介した以外にも、スパイスコーヒーを飲める場所はありますので、ぜひ探してみてください。
スパイスコーヒーを自分で作るには
スパイスコーヒーは自分で作ることもできます。
決まりはないと思いますが、下記のような方法を思いつきました。
・インスタントコーヒーとスパイスを混ぜ、煮る。(アラビック風?)
・ホールスパイスをお湯で煮出し、そのお湯でコーヒーを淹れる。
・いずれかの方法淹れたコーヒーに、パウダースパイスを加える。
他にもあるかもしれませんが、
上記でいうとパウダースパイスを後入れするのが最も難易度が低いでしょうか。
使用するスパイスですが
・カルダモン
・シナモン
あたりはコーヒーと相性がいいようで、レシピにたくさん出てきます。
他には、下記が使われているレシピも見られます。
・バニラ
・生姜
・クローブ
・オールスパイス
・サフラン
・ナツメグ
・胡椒
なんだかチャイに使用されているスパイスと似てますね。いろいろなアレンジができそうです。
塩を入れている方がいたり、アラビックコーヒーでは砂糖を入れないといっている方がいたりしますが、自由にお好きな飲み方をしてみてください。
ただ、スパイスとかけ合わせる際は、コーヒー自体の味や飲み方も意識したほうが良いと感じました。
コーヒーのもつ「酸味・コク・苦み」のバランスによって、全体の印象は大きく変わるでしょうし、そこに砂糖やミルクを入れるか入れないかによっても仕上がりが異なります。そのため、条件を変えることであうスパイスも変わる可能性があるというわけです。
あとがき
いかがでしたか。今回はスパイス×コーヒーについて調べてみました。
まだまだ調査のしがいがあり、今後もチェックしていきたいジャンルですね!
皆さんもぜひスパイスコーヒーを試してみてください♪
また、美味しいお店の情報や、お気に入りのレシピを発見したら、ぜひご共有ください!
お読みいただきありがとうございました。
皆さんの生活がスパイスで豊かになりますように。
それではまた!