幸せの匂いで 1-2

料理研究家の土井善晴さんが家庭料理に対する考えをお話してる一幕。
土井家では料理研究家の土井さん本人ではなく、奥様がお家の料理を作り続けている理由を書かれてます。

「仕事でできたご馳走と妻がその場で作ったお料理は、食べ物として同じでしょうか、違うものでしょうか。全く違うものですね。(…)妻がその場で娘のために作る料理の音を、姫は制服を着替えるあいだに聞いたでしょう。匂いを嗅いだでしょう。母親が台所で料理をする気配を感じているのです。まさに料理は愛情です。どれだけ家に帰ってきてホッとしていることでしょうか。
どれだけ安心できたことでしょうか。愛されていることを全身で感じているのです。(…)妻のしていたことの意味に気づくのが遅すぎました。妻には感謝しています。」

前回投稿したお話に似ているなとたまたま読んでいた本で思ったので共有✍🏻

ちなみに引用本は、三浦哲哉さんの「食べたくなる本」
読み切ったらまた何か感想書きたいな。

いいなと思ったら応援しよう!