
入社式
今日は入社式。
窓越しに見える満開の桜が
緊張した人たちを応援しているかのようだ
まだ寒く澄み切った空が眩しい。
入社して半年の同僚の彼が
「〇〇さんもぼくの横に立ってたらよかったじゃないですか?」といたずらっぽくいう。
反応に困るわたしに人の悪い笑顔を向ける。
彼も入社式に参加したひとりだ。
真横に医師がずらりと並ぶ
ど緊張ポジションで。
式のあと、わたしの付く外来医師が
彼にニヤニヤしながら声をかけたと言う。
「珍しく緊張してたやん」と
だからってあなた
八つ当たりですか。
こちらも真面目に返してやった。
するとさらに絡んでくる。
あれだな
緊張が解けたあとの変なテンション。
まあわかるけど。博識の彼のこういうとこのあしらい方がまだわからない。
彼の横の別の外来看護師がイライラしているのが
わかんないのですか、あなたは。
トバッチリはわたしに来るのよ、あなた。
あーあ。もう。ほら。
チャキチャキアイドル系の彼女がわたしに向けて強い言葉をぶつけてくる。
物静かに拍車のかかる一日だった。
わたし自身の空気の読めなさのせいなのか、とモヤモヤしたせいでこっちのテンションダダ下がりだったのだ。
こらこら人のせいですか、わたし、とか1人ツッコミも入りつつ。
ま、おかげで委員会のめちゃくちゃ時間のかかる
年度末議事録がだいぶ進んだけど。
あしたもがんばろ
チャキチャキアイドル系彼女と
クレヨンしんちゃんのぼーちゃんタイプのわたし
彼女には彼女のよさがあり
わたしにはわたしのよさがあるらしい。
以上、今日のぼやき。
外では恒例の春の野焼き。
わたしのちっちゃ悩みも煤と消えるでしょう。
ではまた。良い週末を🍀
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