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死とどう向き合えばいい?(PSG-いいんじゃない)


明日の命は あるようで無いよ
いつ死んでも 後悔が無いと言えたなら

PSG-いいんじゃない (S.L.A.C.K.)

死ぬことが怖かった

小学生のころは死ぬことがとにかく怖かった。

死ぬ瞬間は一体どんな気分なのか、自分はどんな形で終わりを迎えるのか。でも何よりも一番、自分の存在が自分で認識できなくなることが圧倒的に恐ろしかった。

布団に入った後に死に対する恐怖心が収まらず、
母親によく泣きついていた。

大人になるにつれて、世の中がクソなことを知って
就活やら研究やらでヘトヘトになった頃には
死への恐怖心はほとんど残っていなかった。

ただ、最近幸せすぎる

幸せすぎるのも考え物だ。死にたくなくなってしまう。

死は不可避だからこそ、死にたくないという感情は
この世で最も不幸になる感情
ともいえる。
だから私は幸せになることを諦めて
「クソな人生」を歩んで
死を受け入れるつもりだった。

そんな私の歪んだ死生観に対して、
5lack(S.L.A.C.K)は一つの答えを出してくれた。

「明日の命は あるようでないよ」

大人はどうしても、結婚の選択、キャリアプランや老後資金など
先のことを考えなければならない機会が多くなる。

ただ、今、この瞬間を生きることができないと
死ぬまで人生を食いつぶすだけ
だと私は思う。

先のことばっかり見据えて、足元がおろそかになりがちだからこそ
今日という一日を充実させることを忘れてはいけないことに気づかされる。

「いつ死んでも 後悔がないと言えたなら」

「後悔がないように」なんて、ありきたりな言葉だ。

ただ、「自分の夢に向かって努力しよう」というような
文脈で使われることが多いフレーズのように思われる。

S.L.A.C.K.のこの言い回しからは、
毎日着実に一歩一歩、自分のために生きることができれば
それが良い人生と言えるんじゃないか

というようなメッセージを(勝手ながら)感じた。

いつ訪れるか分からない「死」から
絶対に目を逸らすことができない私にとって
S.L.A.C.K.のこのヴァースは
私にとっての「毎日を生きるための心構え」として
あまりにもポジティブなメッセージだった。




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