七つのモーダルスケールについて
Be a dg cf。。。シミラレソドファとかイドフリミエロとか。。。こういう覚え方好きです。
要するに何か意味ありげな言葉に直して覚えたいことを思い出すきっかけにしようってヤツですね。
いい国つくろう鎌倉幕府とか、人並みに奢れやとか。。。秀逸すぎ。
なんかはやる言葉とか作って発信したいなぁ。。。そしてそれをスタンダードにしたい。。。
はやる言葉といえば。。。みうらじゅんさんでしょうか。。。
こちらはゆるキャラ、レイマ、マイブーム、老いるショック。。。言い得て妙ってヤツですね。
うますぎ。。。ダメだ。。。かなうわけがないっす。。。と、落ち込んでる場合じゃなかった。
今回はよくモーダルスケールと言われる7つのスケールについて考えてみようと思います。
モーダル、モード、チャーチモード、モード音楽、モーダルインターチェンジ等、少しググっただけでいっぱい多種多様な記事が出てくるので、わざわざここで紹介する必要もないような気もしますが、今回は7つのスケールそれぞれのアボイドノートと特徴音の二つの事項に絞って紹介します。
これによってこれらのスケールをより覚えやすく、使いやすくしよう。。。なんか上手い語呂合わせみたいのができないかなぁ。。。浮かばない。。。
まずはCメジャーからAマイナーに変換する時に考えるように、ドレミを音を変えず(relative)に7つのスケールにします。
コードネームとスケールの名前をセットで覚えると良い感じです。
ただrelativeでは音が全て同じなので、並べただけではすぐにスケールそれぞれの特徴が見えにくいですね。
次は同じルートから並べなおして(parallel)、スケールの特徴を見えやすくします。
コードネームだけだとわかりにくいので、ダイアトニックの何番目なのかを追記しました。
同じルートから始めるとスケールの音に#や♭がついてくれているので、それぞれの特徴が見えやすくなっていますね。
次はこれをメジャースケールグループとマイナースケールグループに分類して分析をします!
まずメジャースケールグループはI、IV、Vの三つ、全てコードがメジャーコードで、3rdはMaj3です。
アボイドノートは黒で塗りました。
アボイドノートは、分析的にコードトーンでもテンションでもないと言うことで、"スケールの"を意味する"s"と度数を表す数字で表してあります。
またそれ以外のコードトーンでない音はテンションということをはっきり表記するために、7を足した数字で表しました。
ではionianスケールを基準としてそれぞれのスケールの違いをみてみましょう。
IVMaj7コードのlydianスケールは#11、ファのシャープがionianスケールにはない音なので、これを特徴音として名前とセットで覚えてしまいましょう。
またlydianスケールはアボイドノートが無い事も大きな特徴の一つで、7つのモーダルスケールの中では唯一です。
V7コードのmixolydianスケールはコードトーンでもある♭7、シのフラットが特徴音となります。
では3rdがmin3のマイナースケールグループ、II、III、VI、VIIも分析してみましょう。
まず、マイナースケールグループでは、基準をVImin7のaeolianスケールにします。
aeolianスケールはナチュラルマイナーとも呼ばれ、min3、s♭6、♭7を含んでいるので、他のマイナースケールはこのmin3、s♭6、♭7を込みで違いを考えます。
これで覚える情報量が少なくてすみますね。
IImin7コードのdorianスケールは、6thが基準と違う音で、♭6のフラットがない状態なので、♮6と表記、と同時にアボイドノートでもあるので、s♮6を特徴音とします。
IIImin7コードのphrygianスケールはs♭2が特徴音です。
このスケールのみ、アボイドノートが2つと言うのも特徴的です。
VIImin7(♭5)コードのlocrianスケールは、コードネームがすでに特徴的ですが、スケールも2ndと5thにフラットがついて、2つの音が基準と違う音です。
ただ特徴と考えると、やはり♭5、ソのフラットが特徴音と考えるのが普通でしょう。
実際にlocrianスケールを使う際には、特徴音ソのフラットに加えて、レのフラットも忘れないように気をつけましょう。
ざっとまとめると、
メジャースケールグループ、基準はionian、IMaj7、アボイドノートはs4
lydian、IVMaj7、特徴音は#11(ファ#)、アボイドノート無し
mixolydian、V7、特徴音は♭7(シ♭)、アボイドノートはs4
マイナースケールグループ、基準はaeolian(ionianとの違いはmin3、s♭6、♭7)、VImin7、アボイドノートはs♭6
dorian、IImin7、特徴音は♮6(ラ♮)、アボイドノートはs♮6
phrygian、IIImin7、特徴音は♭2(レ♭)、アボイドノートはs♭2、s♭6
locrian、VIImin7(♭5)、特徴音は♭5(ソ♭)、アボイドノートはs♭2
となります。
locrianスケールは2音違いが出ますが、それ以外は基準から1音変化させればOKなので、スケールの名前と特徴音なんかを合言葉みたいにしたらすぐ覚えられそうです。
みうらさんみたいにスマートではないけど。。。lydian!といえばファのシャープ!みたいなの。。。どうでしょう。。。
実際、スケールの名前、対応するコードの機能やスケールの特徴が"当たり前"の事になってしまえば、一人で考える時、またはリハーサル時には相互理解が素早く進んだりして、さらに深い考察もできるようになるかも知れません。
ちなみにテンションとアボイドノートについてはこちらでも書いていますので、よかったら参考にしてみてください。
とにかくこれ、簡潔に覚えてしまいましょう!