ドリアン(メジャースケール)の練習(skip-skip-step)
今回は少し前にやったスケールシーケンス。。。といっても聞こえはコードトーンアルペジオっていう練習の続きを書いてみようと思います。
コンセプト的には同じでもやることはかなり違うので、これはこれで良い練習になりそうです。
ちなみに前書いた記事もこちらに貼っておきますね。
stepだのskipだのややこしい言い方をしてますが、要するにスケールを見てそのポジション内で次の音に進んでいるか、一つ飛ばしにしているかを組み合わせてモチーフを作っているっていうやり方です。
上にあげた二つの記事では、実際7thコード(四声のコード)のコードトーンアルペジオを順番に弾いていくような聞こえになっていますが、それはシステム上できたモチーフがそう聞こえるのであって、それぞれのモチーフがなんのコードトーンアルペジオになっているかは演奏中には考えていません。
逆にどういうコードになるかを考えて事前にスケールを割り出すことはあると思います。
いやもちろんコードネームに対してコードトーンアルペジオを考えていけないなんて話ではないし、落ち着いてゆっくり弾けばなんのコードになっているかはわかる事かもしれませんが、弾いている本人はスケールをシーケンス化しているだけだという。。。何が言いたいかというと。。。ソロラインの分析なんかをやっているとよく陥るのですが、この手の練習をしていなかった頃の私は、ジャズのソロではコードネームに対して色々なコードトーンアルペジオを次々に繰り出してハーモニーの合成みたいのをしている。。。ように見えちゃったんです。。。
これほんと私だけだったら良いんですが、どっかから手に入れてきたレジェンズのコピー譜なんかを真面目に分析しちゃって、ちょっとかじりかけの理論なんかをそこにぶち当てちゃって。。。結果とにかく難しいやり方でソロは構築されてるんだみたいな。。。いやもしかしたら実際、難解なアイディアでできているソロなんかも世の中にあるかもしれませんが。。。勘違いに行き着いちゃうと年単位でうまくいかない感じが続くことになりかねません。
コードトーンアルペジオに関しては、それはそれで練習するとして、今回の練習は飽くまでスケールシーケンスで聞こえがアルペジオになる。。。ということをちゃんと分けて考えておいた方が、そういうソロを聴いたり分析したときに演奏者の手法というか、何を考えているかということがわかりやすいんじゃないかと思うんです。
くどくどとすみません。。。でもこれで私は随分時間を食っちゃった気がするので、同じ回り道にはまって欲しくないなぁっていう。。。
なにはともあれやってみましょうか!
三連符で作ってみましたが、これも八分音符や十六分音符でも試してみてくださいね。
最後の譜例は四分の二拍子なんか入ってたりしますが、繰り返し練習できるように書いてあるだけなので、特別変拍子みたいに感じる必要はなく、がんがんループして弾けるように考えてもらったら良いと思います。
これに反転バージョン、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーでというように広げて何回か書いていこうかな。。。でももうタブや譜例は必要ないよって方はどんどんやっちゃってくださいね。
とにかくこれはスケールシーケンスだってことだけしっかり把握してもらったら大丈夫なので、ポジションごとに運指を研究していきましょう。
また明日!