目からビーム!98 9条信者への提言
注目の衆議院選、ふたを開けてみれば、自民党の微減で終わり、与党で安定過半数を確保。さらには維新の会の大躍進、沖縄ではまさかのオール沖縄の敗北と、明らかに潮目が変わりつつあることが実感できた。これでようやく、憲法改正のとば口ぐらいにはたどりついたとみていいのか。維新の会は憲法改正に意欲的だというし、いい意味で政府自民党のお尻を叩いてやってほしい。ネット世代の現代の若者は、意外なほどリアルポリティックな思考をもっているし、僕らが同年代のころに比べて憲法改正へのアレルギーは少ない。彼らが有権者になった今、まさに機は熟したといっていいだろう。
そもそも、憲法は神聖にして侵すべからずものであって、その内容を一語一句変えてはならぬ、という考え方がナンセンスなのだ。現にわれわれ日本人は憲法改正を経験しているではないか。そう、大日本帝国憲法から日本国憲法への大改正である。しかも、現行憲法は、占領軍が日本統治のためにたった2週間で作り上げた、プロトタイプ(試作品)憲法。マック憲法とはよくも言ったりの、速い安いが取柄のアメリカ製ハンバーガー憲法、ファーストフード憲法なのだ。主権回復と同時に破棄し、改めて国民の手で自主憲法を制定するべきだったと思う。
むろん、お花畑な9条信者というのも未だ根強く存在する。彼らは死にもの狂いで改憲阻止に動くだろう。
僕は9条信者よりも創価学会信者のほうが、よほど筋が通っていると思っている。創価学会に限らず新宗教の信者というものは、頼みもしないのに熱心に布教にくるではないか。少なくとも彼らの信じる教えが素晴らしいものであるという自信がそうさせるのだ。9条信者は、9条がそんなに素晴らしいものだと確信しているのなら、国内に閉じこもっていないで、なぜ世界に向けて“布教”しないのだろう。
『憲法九条を世界遺産に』とかいう著書のある芸人は、落選議員をクサすヒマがあるなら、中共や北朝鮮、あるいは世界の紛争地域に出向いて9条を“布教”すべきでないか。日本の周辺国すべてに9条を根付かせる、それが唯一最高の改憲阻止の道だと思うぞ。