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スタートライン~start line~
・「中二病」と「アホな思考」で飛び込んだ21歳のアダルトチャイルド
・「憧れ」と「勘違い」をずっと抱えてやってきた20代
・見えてきた「自分キャリア」
4月のnoteさんの企画であります、
をタグにした記事。
新しい環境に身を置き始めた学生の方や社会人の方へのエール的内容も考えたのですが、
まずは当時の自分→今の自分の心境の変化を改めて拾い集めてからにしようかなと思いました。
(↑そんな壮大な人生なんて送っていませんが笑)
「中二病」と「アホな思考」で飛び込んだ21歳の
アダルトチャイルド
僕の仕事は「バーテンダー」という仕事です。
お酒の豊富な知識とメイキングの技術、
目配り、気配り、心配りのサービス、
真摯な姿勢と態度、
・・・
自分で書いておいて、
やば!何もかも全然足りないや!笑
っていまものすごく思う笑。
大学1年生の時、確か笑、英語の授業で、
「将来の夢」を話して英語にする?みたいなやつを2人1組でディスカッション形式でやった時に人に初めて口にしたのが最初だったと思います。
「バーテンダーやってみたいんだ!」
ってめちゃくちゃ浅い、なんとなくもなんとなくなノリで喋った気がします。
19歳の頃。振り返れば、
あの頃、願ってた環境に自分が今いるってなんかすごい笑。
バーテンダーが良いなと思った理由はいたってシンプルでした。
「モテそう」
「通勤電車に揺られない生活ができる」
「髪を短く切ったりしなくてもいい」
「茶髪でも働ける」
「サラリーマンとかなんかダサい」
「ススキノで働くとか恰好いい」
アホ丸出しですね笑。
どこか自分の中にあった「世間一般の社会」に染まりたくなかったんですよね。
(↑ホワイトカラーのお仕事っていうんですかね、なんかそういう類の業界を当時は指しています)
あとは、
見た目は派手であり続けたいって強烈な願望がありました。
完全にヴィジュアル系好きがたたってのことです笑。
↑大好きだったガゼットのルキ。この写真を美容室に持っていって「この髪型にしてください!」とか言ってた若かりし頃笑。
世間をかなり舐めていましたが、
(↑初めてのバーの面接ではギャンギャン茶髪にネックレスつけていって見事に玉砕した過去あり笑)
結果、それでよかったと今は思います。
当時の無駄に尖ってた気持ちがなかったら、
今頃何も考えずにただ淡々と生きていたかもしれないので。
「憧れ」と「勘違い」をずっと抱えてやってきた20代
初めてのバーの面接で落ちたことで、
「やっぱ面接ってちゃんとした格好で受けなきゃダメなのかな」
という説が浮かびました。
(↑最初から浮かべバカヤロー笑)
ススキノはチャラチャラしてるイメージだったので、
何ならそのくらいの方が良いんだろうな、問題ないんだろうなって本気で思っていました笑。
気持ちを入れ替えて、もう一度別のバーの面接を受けました。
ここで採用が決まってバーテンダーへの第一歩がスタートします。
(↑実はこの面接を受ける数十分前に地下街でホストの男性に声をかけられて、「ホスト興味ない?」って言われて、「バーテンダーがやりたいんです」って言ったら、「うちの店にもバーカウンターあるからそこで働かない?」って話になってそのままファミレスで予定していた面接の10分前まで面接を受けていたという笑バーがもしダメだったらお金もなかったしきっとそっちの店で働いていたと思います。てかホストに声かけられるくらい見た目が派手だったってことなのかしら。←変わってないやん笑)
「憧れ」だった仕事に就けた喜びと、
「勘違い」してた夢のような日々を夢見ながら、
年末の忙しくなる前の2006年11月30日に、
デビュー戦を飾ったわけです。
結果から申しますと、
最高な職場に巡り合いました。
強運といっても過言ではないくらい。
採用してくださった当時の店長には感謝しかありません。
(↑その当時の店長のバーには全然行っていない←恩返せよ自分笑)
しかし、
物覚えが悪く、何もできないくせにメモも取らずに、
「あ、カラオケボックスでバイトしてたんでなんとなくわかりますよ」
とか、
今こういうタイプの子が入ってきたら、
「お前まじシフトから外すぞ!」
レベルの口だけの生意気学生チャンチャラアルバイターでした。
(↑よく今のポジションまでいけたな自分笑)
実際、後日談でよく当時の先輩たちからは、
「まじヤバイ奴きた」
「いつまで続くかね」
「すぐ辞めるしょどうせ」
とか、なかなかな最低評価だったと聞かされております。
(↑当然ですよね笑見捨てないでいてくれた先輩方は神様笑)
「僕、マネージャーより全然酒飲めますよ!」
とか言って、顔色の悪さが目立ってた当時のマネージャーに喧嘩を売ったこともありました。
(↑伝説の「5分」持たずに潰される事件笑ジンのショットをひたすら乾杯し続けるという対決を受けたわけですが、バー業界の洗礼を浴びました。大学の飲み会如きで粋がってる学生には今ならはっきり言えます。「バーテンダーはおっかないよ」って笑ちなみにその日一緒に飲んでた同期のN君は翌日二日酔いで休みました笑)
こんなどうしようもない奴だったのに、
親切丁寧に教えてくださった先輩方と、
何もできない、笑顔もできない、敬語もままならない、(←エリアマネージャークラスの方の評価表みたいのが当時はあったのですが全店舗の中で唯一僕だけ名指しでディスられました笑逆にすごいな自分笑)
そんなしがない僕に本当に優しくしてくださったお客様たちのおかげで、
いま、
まあまあな人間になれました笑。
(↑謙遜笑)
きゃーきゃー黄色い声援を浴びて、
バレンタインには段ボールいっぱいのチョコレートがもらえて、
誕生日には溢れるほどのプレゼントをもらって、
クリスマスはイヴも当日もお誘いがいっぱい、
そんなモテモテで、
有り余る充実に満ちた生活が待っていると、
本気で信じていた自分。
めでたい奴だな当時の自分笑。
20代は正社員になって、主任になって、マネージャーになって、店長になってと、
まさに成り上がってきたわけですが、
どのポジションになっても、
上記のバカみたい理想は捨てずにやってきた、
そんな20代でした笑。
見えてきた「自分キャリア」
当初は、
「独立して自分の店を持つ!」
と意気揚々と目標を語っておりました。
そんな僕の「口だけ」の夢を応援してくださる方もいましたし、
賛同してくださる方も沢山いました。
「自分キャリア」
ここ1年2年よく考えてます。
別に年齢が30歳を過ぎたからとか、
もう若くないからとか、
周りと比較してとか、
そんなんじゃなくて、
叶えたいと本当に思っているのかどうかさえ曖昧な、
そんな「口だけ」の夢に終始したくないなと思って。
働いて10年くらい経つと、
ハッキリと気付くことがあって、
動かないってことは、
たいして興味ないってこと。
今更!?笑
はい、今更。
一生気付けない、そんな人もきっといる中で、
32歳で腑に落ちたのはまだ早い方なんじゃないかなって思うことにしています笑。
僕は行動って4パターンに分かれていると考えていて、
①やりたいと思ってやっていること
②やりたくないからやっていないこと
そして、
③やりたいと思っているのにやっていないこと
④やりたくないと思っているのにやっていること
これ、
③と④がキーで、
やりたいはずなのにやっていないことって、
本音は「興味ない」ってこと。
やりたいなんて思ってないのにやっていることって、
実は案外「好き」だったり「得意」だったりするってこと。
って考えたら、
「何に軸を置いて生活しようか」って問い、
スッキリしませんか?
「自分キャリア」の行く先って、
結局は、
どれだけ自分を楽しませることができるかにかかっていると思います。
僕はいま、「独立」という曖昧だった夢を一旦しまっております。
いつか出すかもしれないし、永遠に寝かせているかもしれない。
ひとりでやるのも自由で楽しそうですが、
こうやってチームで「つくっていく」のも面白い。
お客様は独立したらきっと通ってくれる。
でも、ひとりだったら、
もしカウンターにずらっとお客様が並んだ時、
(↑あくまで流行ったとした妄想笑)
僕ひとりだとみなさんと話せない。
でも、
チームであれば混んでても誰かしらとは話せる。
とか。
様々なシチュエーションを想定して、
何が自分にとって、お客様にとって、今まで携わってくれた人たちにとって最高なのか、ハッピーなのか、幸せなのか。
なんて考えたりもします。
こうやって多彩な視点や生き方のサンプルを見つめて、
人生のパズルをしょっちゅう崩しては作り変えること、
そのたびに訪れる、
スタートライン。
なんて笑。
さて、
ごはん食べよ(*''▽'')
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