幼少期の逆境体験などの影響
国立精神・神経医療研究センターの山田理沙氏、功刀浩氏(現在の所属は帝京大学医学部精神神経科学講座)らの研究結果により医師が臨床的に評価した重症度よりも強い苦痛を感じているうつ病の患者さんは幼少期の逆境体験や自閉症の傾向がなどが多くみられるとする研究結果が発表されました。
うつ病の重症度についても、医師が評価スケールなどを用いて判定した結果と、患者への質問票による評価結果が一致しないことがあることが分かってきました。
「幼少期の逆境体験や自閉症傾向、問題に対して自責の念を抱きやすい傾向などを有するうつ病患者は、臨床医が客観的に評価するよりも大きな苦痛を感じている可能性がある」としています。
患者さんがそのように感じていると医師がわかってくれることは患者さんにとって安心ですね。
それにしても辛い内容だなと思います。
どうすることが患者さんのためなのか・・改めて考えさせられる内容です。
昨夜のニュース、そして今朝はあちこちで人身事故・・・とても悲しくなります。外から見ているよりもずっと傷つき、辛い思いをしている人がたくさんいるのですね。