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[#004]生物・地学受験で大学に入ったら、コロナ禍でもエキサイティングな大学生活が待っていた話

こんにちは、ちーがくんと申します。

大学院で地学を研究する傍ら、地学の魅力や重要性について発信活動をしています。

今回も「ド文系ちーがくんが理転して理学博士になる旅」の続きをお届けします。

前回、高校3年生で理系に転向し、大学受験に挑んだ話をしました。今回は、その続きをお話しします。


生物・地学選択で大学受験を終える

前回はあまりお話しませんでしたが、私は理転後、理科科目として生物と地学を選択し、これらの科目で大学受験に臨みました。

生物と地学という科目は、物理や化学と比べると履修率が低く、選択する学生はごく少数です。

大半が物理化学選択か、化学生物選択であることから、生物地学選択というとひっくり返るほど驚かれます。

しかし、当時は今よりももっと数式が苦手で、物理や化学の選択肢は厳しいものでした。

そのため、得意だった生物と地学を選び、大学受験に臨んだのです。

大学生活の始まりとコロナ禍授業との格闘

大学に合格し、晴れて地学系の学科に入学しましたが、待っていたのはコロナ禍による異例の大学生活でした。

地学系の学科であれば、本来フィールドワークなどが組み込まれているのですが、コロナ禍により軒並み中止に。

それでも授業は進みます。理系の学科ですので、物理や化学などの授業も当然組み込まれています。

授業が始まる中で、私は物理や化学といったこれまで逃げてきた科目についていくのに必死でした。

コロナ禍という特殊な状況下で、先生方もオンライン授業の進め方に慣れておらず、最初の年はドキュメントだけを渡されて課題やテストに取り組むというスタイルでした。

毎週毎週、授業についていくのがやっとで、受験と同じかそれ以上くらいに必死でした。

とはいえ、受験とは違って苦しいという感覚はそれほどありませんでした。

大学に入ってからは「これが自分のやりたいことに繋がっているんだ」と実感できたことで、苦手な科目でも死に物狂いで勉強することができたのです。

やりたい学問が見つかっていたから、頑張れた

大学での学びが楽しかった理由の一つは、自分が本当にやりたい学問に繋がっているということが実感できていたからです。

地学的な授業の中にも物理や化学といった内容が出てきて、地学においても物理化学の重要性を実感できたタイミングでもありました。

さらに、授業の評価が将来的に希望する研究室に入るために必要なGPAに直
結する
ことを知り、高い評定を取ることが求められました。

GPAとは、授業の評定を平均したもので、多くの大学ではこの値が高い人から優先的に希望の研究室や分野に配属することができます。

大学で地学を勉強するのであれば、自分がやりたいと思える研究内容を研究したいという強い思いから、私は物理や化学といった苦手科目に真剣に取り組むようになりました。

どこが分からないのか分からない!基礎から固めた

オンライン授業の利点を活かし、私は分からない箇所を振り返りながら基礎を固めていきました。

しかし、知識の土台が不十分だったため、理解できない理由すら分からないという状況に陥りました。

そこでまずは、高校の物理や化学の基礎から学び直すことで、いまはどの分野の話をしていて、どうしてわからないのかということを理解することができ、結果としてなんとか単位を取得することができました。

授業に必死についていくことで、コロナ禍でもエキサイティングな大学生活に

このように、生物と地学を選択して理系の大学に進むことは決して簡単なことではありませんでした。

しかし、やりたいことが明確になっていたことで、コロナ禍という行動が制限されていた中でも「毎週の物理や化学の授業から振り落とされそうになりながら、必死になってついていく」ということがエキサイティングな経験となりました。

このときに培った基礎力が今の研究生活にも生かされていると思うと、コロナ禍でも腐らずに、大学生になったからと怠けずに勉強を続けてきてよかった!と今になって思います。

さいごに

極めてまれかとは思いますが、私のように苦手科目から逃げて受験科目を決めた方がいれば、ぜひとも大学に入ってからもう一度学び直すことをお勧めします。

受験ではどうしても「1点でも高得点を取らなくては」という意識が強くなってしまいますが、大学に入ってからであればそれほど肩ひじ張りすぎずに勉強できます。

高得点を取ろうとしていた時には見えていなかった勉強の楽しさを実感して、楽しみながら勉強できるはずです!

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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暑い日が続きますので、みなさま体調にはお気をつけください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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