BTSは、唯一無二。
ジンさんは、休みは無為な時間も必要だと言っていたけど、私にとってBTSは無為ではなく、唯一無二。
人からは「韓国人なんて」「アイドルなんて」と揶揄されるけど、実際BTSに堕ちてから、今日までの短い期間ですら、言われたことあるし。
もう、そういう古い価値感なんて、どうでもいい。てめぇの凝り固まった先入観を押し付けんな。SoWhatだ。
サイトウは、BTSをひたすら享受する時間が幸せだからこそ、愛と感謝が溢れ出て止まらないからこそ、形にして留めたい。だからnoteを始めました。
私は随分、大人になったけど、大人だって、傷ついて立ち上がれない日がある。
幼い頃なら、辛い辛いと叫んでも、親や友人が助けてくれたけど。
離婚した時、きっと心はズタズタに切り裂かれていたのに、そんな自分を認めたくなくて、認めるなんて悔しすぎて、何とも無いフリをしていた。
会社では、離婚をネタに変えて、明るく振舞ったり、笑いにしたり。
唯一、心を許せる友人はいるけれど、何度も彼女に寄りかかることで、いつか迷惑に変わってしまうのは避けたかった。
だから、それ以上は弱音を吐かず、泣き言を言わず。
確かに、離婚ごときで悲壮感を表に出すのは、大人としてマナー違反だと思っていた。無意識のうちに、そう思い込ませていたというか。
これくらい全然、平気って。でもね、実際は違ったみたいです。
永遠を信じあった人に背を向けられ、果てしなく深い自己嫌悪に陥り、自分に自信を失くし、存在価値なんて、大仰なことすら考えられず。
そもそも、私は存在しているのか?
仕事でも燻ってて、透明人間になった気分で、当時を過ごしていました。
そこに、一筋の光が差し込んだのです。
世界中の若者たちへ
BTS防弾少年団が国連総会で行ったスピーチ
国連事務総長、ユニセフ事務局長、各国首脳、そして世界中からお集まりの皆さんに感謝申し上げます。私の名前はキム・ナムジュン BTSのリーダー「RM」でもあります。今日の若い世代にとって非常に意味のあるこの場所にご招待いただき とても光栄です。昨年11月、BTSはユニセフと共に『LOVE MYSELF (私自身をまず愛そう) 』キャンペーンを開始しました。「本当の愛は自分自身を愛することから始まる」という信念があるからです。そして 世界中の子どもと若者の保護を目的とする ユニセフの『#ENDviolence(暴力をなくそう)』キャンペーンと協力して活動しています。このキャンペーンでは 僕たちのファンが 行動力と熱意を持って大きな役割を果たしてくれています。僕たちは 本当に世界一のファンを持っています。さて まずは僕自身の話から始めたいと思います。僕は 韓国・ソウル近郊のイルサンで生まれました。湖や丘のある本当に美しい町で 毎年フラワーフェスティバルも開催されています。僕は そこで幸せな幼少期を過ごし、ごく平凡な男の子でした。夜空を見上げて想いを巡らせたり、男の子らしい夢を見たりしていました。僕は世界を救えるスーパーヒーローだ、なんて想像もしていました。僕たちの初期のCDアルバムのイントロに「9歳か10歳のとき 僕の心臓は止まった」という歌詞があります。振り返れば、他人が僕のことをどう思っているか、どう見えるかを、心配し始めたのが、その頃だったと思います。夜空や星を見上げて空想することをやめ、他人がつくりあげた型に自分を押し込もうとしていました。自分の声を閉ざし、他人の声ばかり聞くようになりました。誰も、僕自身でさえ、自分の名前を呼びませんでした。心臓は止まり、目は閉ざされました。このように、僕は、僕たちみんなは、名前を失い、幽霊のようになりました。でも、僕には音楽がありました。自分の中で小さな声がしました 「目を覚ませ!自分自身の声を聞くんだ」。それでも 音楽が僕の本当の名前を呼んでくれるまで 長い時間がかかりました。BTSのメンバーになると決めた後でさえ たくさんのハードルがありました。信じられない人もいるかもしれませんが ほとんどの人が 僕たちには見込みがないと思っていました。やめたくなるときもありましたが諦めずにここまで来られて とても幸運でした。そうやって 僕もみんなも これからもつまずいたり転んだりするでしょう。BTSは大きなスタジアムで公演し 数百万枚ものアルバムを売り上げるアーティストになりました。でも 僕は今でも 平凡な24歳の青年です。僕が何かを成し遂げたのだとしたら それはBTSのメンバーが側にいてくれて 世界中のARMYが愛とサポートで支えてくれたからです。昨日、僕はミスをしたかもしれません。でも、過去の僕も僕には変わりありません。今の僕は、過去のすべての失敗やミスと共にあります。明日の僕が少しだけ賢くなったとしても、それも僕自身なのです。失敗やミスは僕自身であり、人生という星座を形作る最も輝く星たちなのです。僕は 今の自分も 過去の自分も 将来なりたい自分も すべて愛せるようになりました。最後にもうひとつ話したいことがあります。アルバムをリリースし『LOVE MYSELF』キャンペーンを始めてから 世界中のファンから素晴らしいストーリーが届き始めました。僕たちのメッセージが 人生の困難を克服し 自分自身を愛する助けになったこと。そうしたストーリーは 僕たちが担う責任をいつも思い出させてくれます。だから 僕たちみんなで もう一歩前に踏み出しましょう。僕たちは 自分自身を愛することを学びました。だから今度は「自分自身のことを話そう」。あなたの名前は何ですか? 何にワクワクして 何に心が高鳴るのか あなたのストーリーを聞かせてください。あなたの声を聞きたい。あなたの信念を聞きたい。あなたが誰なのか、どこから来たのか、肌の色や ジェンダー意識は関係ありません。ただ、あなたのことを話してください。話すことで、自分の名前と声を見つけてください。僕はキム・ナムジュン。 BTSのRMです。アイドルです。韓国の小さな町で生まれたアーティストです。他の人と同じように、人生でたくさんのミスをしてきました。たくさんの失敗も恐れもあるけれど、自分を力いっぱい抱きしめることで、少しずつ自分自身を愛せるようになりました。あなたの名前は何ですか?自分自身のことを話してください。
結婚したのも私だし、離婚したのも私。この仕事を選んだのも私。
弱さを認めないのも私だし、強がるのも、おどけてしまうのも私。全ての事実を受け入れよう。
ただし、自分自身を曝け出すのは、BTSにだけ。
BTSに触れたときだけは、ビール片手に思いっきり涙を流して、悲しいって叫んで、お母さんに会いたいって泣きわめいて。
けど最後には、明日に期待して一日を終える。
彼らは、私にとって彼氏、旦那、母親、IDOL、Tear、Shadow、Heartbeat、Paradise、Promise、Serendipity、Ego、Begin、Lights、Friends、Universe、Euphoria、Respect、Anpanman、HOME、Wings、J-HOPE、길…
全ての役割を担ってくれる人たちであり、自分を投影できる貴重な場所であり、自分を愛する方法を教えてくれる、唯一無二の存在です。
つづく。
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