KING of CUPS(カップのキング)
〈意味〉
〈逆位置の意味〉
海外映画に出てくるスパイや秘密組織に憧れていた。マンホールから下水道に降り、ヒビ割れたレンガに指輪をかざしたら秘密の扉が開いて、彼らのアジトが現れる。そして中にはいるとギシギシなってる椅子に坐る気怠げなリーダー、ベッドに癒着しているような姿勢でノートPCをいじる瓶の底みたいなメガネをかけたハッカー、なんでここにいるの?って聞きたくなるくらい可愛い少女(もしくは妖艶なお姉さん)がいて、次の強奪か何かの計画を練っているんです。
で、入った主人公は裏の顔を持ってそこに行くか、悲劇のヒロインよろしく事件に巻き込まれこんなところに来てしまった、、、トホホ、、、っていう状況。そういう映画久々に観たくなったな。
どんな状況や設定でもプログラマー枠は外せなくて必ずカタカタやってる。
ハッキング出来なくても情報収集とか、一般人に擬態してネカフェとか派遣されて縁の下の力持ちとして組織に貢献しているのだ。
非常識な世界でもさらにアンダーグラウンドなポジションにいる彼に魅力を感じていた学生時代。それから幾年かたったが今でも彼のようになりたいかと聞かれたら「いやーこりごり」と答える。音速で答える。
なぜかというと、人間界でプログラマーに親しい職を選択してしまい毎日「私何やってるの」状態だから。
も1つ付け加えるとインターネットが誰でも操作できる時代になったから。私達が子供の時に見ていた時代はインターネットやSFなんて未知の世界だった。
バック・トゥ・ザ・フューチャーもインターネットが発達するまで近未来映画の金字塔だったし、SFと近未来と謎の組織がマリアージュされたメン・イン・ブラックシリーズ、美人なお姉さんからインカムで支持されミッションをクリアしていく24シリーズがブームになったのもインターネットが未知だったから。
システムエンジニアなんて職業がインビジブルだった時代があったんだぜ。
今はどうだ。ユーチューブでアプリ開発に必要な言語を学べば中高校生だって独学で開発できる。
エクセルのマクロだったら簡単にオセロは組める。
今の子どもたちがバック・トゥ・ザ・フューチャーを見たらどう思うのだろう。
あの頃の大人たちが描いた未来予想図に「これだけ?」って笑うのかな。映画の長さに耐えられず飛ばしちゃうのかな。ドラえもんはどうだろう。私達は子供時代にアニメで見たドラえもんの世界に近づいていくという現象と対面しているけど小学生や令和生まれの子は生まれた瞬間からそれが日常になっているわけで、何に胸を踊らすのだろうか。
そういえばインスタで平成初期のギャルがリバイバルでブームになってるって投稿を見た。それじゃあ一周回って超ロングスカート履いたスケバンとかガングロギャルとか発生するのかな。メタバースの世界で。
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