♢K 社会的成功者
大人になると節目がなくなる。入学式をしたらお好きにどうぞ。進級も、部活動も、イベントも明確に設定されていない。
高校3年生の時に開催された進路講話で「就職組はとりあえず3年は勤めろ」的なことを言われた。石の上にも3年…ではなく母校への推薦枠維持のためだろう。当時の私は「宝くじ当たったら何に使おう」と妄想して終わるのを待っていた。
時は過ぎ、なんの手違いか社会人(仮)になってしまった。今年でなんと3年目である。……はぁ続いちゃった。達成感なんかない。思うことは変わらす「宝くじ当たらないかな」と「人間向いてない」の2つである。
それじゃあ何すればいいんだって話なんだけど、知るわけがない。企業するったって責任感ないし、人見知りだし、突然頭真っ白になってわけわかんない行動起こすし、まず自分の人生の相手するだけで限界なんだ。解決策を親切な誰かが報せてくれたとしても、醜い牙を向かせて裏切る。
そんなダメな奴でも何とか成功を実感できるのは、自分で選ぶ回数が増える事だと思う。趣味や明日の予定もそうだけど、「この人合わないから距離置こう」「何もできないからサボったれ」「違う土地で暮らそう」「このお酒飲みたい」とか、そういうの。
もっと大きくなると、職や人間関係変えたり、誰かと一緒に生きようって決断する瞬間だろう。
自分で考えて、迷って選べるようになったらもうそれで成功でいいんじゃないですか。それだけ物事と向き合うことができるんだもん。
本記事でトランプ1周しました。すごい、書けた~!しかも一度も落とさず毎週水曜に更新したよ。
読んでくれる人、スキくれる人、コメントくれる人、フォローしてくれる人皆様ありがとうございました。読んでくれる人がいるから最後まで続けられました。
2月は次のエッセイの概要まとめとインプット期間にして、3月から新タイトルでゆるーっと開始します。そっちもよろしくです。